「俺の騎士。俺だけの騎士モニカ・クルシェフスキー、か」
こんなこと、一昔前までは考えられなかった。
この四年間を同居しているモニカさんだが、彼女は親友で幼馴染のシャルルさんの騎士であって俺の騎士ではない。
ナイトオブトゥエルブ。
その名はとてつもなく重く、大きい。
神聖ブリタニア帝国皇帝の直属騎士の中でも1と12は特別だと聞いたことがある。
その12が12席次としてではなく、個人モニカ・クルシェフスキーとして俺に剣を捧げてくれた。
それは誇らしくもあり。
同時に背徳感もある。
シャルルさんと俺、二君に仕えるという矛盾は二心となって彼女を苛んだりしてはいないだろうか?
彼女は真面目だ。正義を信じ、義に厚く、強気も弱者も関係ない。すべての人々に平等に正義が降り注がれなければならないといった。
ある意味で理想主義。そして同時に実現できる範囲の望みと願いを持っている。
そんな誇り高い彼女に二心を抱かせるような事が許されていいと思えない。
俺のせいで彼女が二君に仕え二心を持つとなってしまったのなら、そう考えるとなんだか申し訳ない気分にもなってくる。
彼女の母君は田舎の小貴族らしいが優しく誇りある女性だと伺っている。
そして彼女の父君はブリタニア西海岸貴族の盟主であるブリタニアきっての大貴族、クルシェフスキー侯爵。
俺みたいな元サラリーマンな、なんちゃって華族伯爵がモニカさんの剣を捧げる相手として相応しいのだろうか。
俺の正体は平のサラリーマンで平民。前世では多くの人間を殺した殺戮者でもあり、この手は血で汚れている。
そんな俺が、モニカ・クルシェフスキーという美しく誇り高く、穢れを知らない騎士に、剣を捧げられる。
嬉しくもあるが申し訳なくもある。彼女にも告げるべきなのだろうか。俺にその身のすべてを捧げてくれている彼女に。
俺が実はただのサラリーマン神崎博之で、前世では大虐殺を犯した男だという事実を。
誇り高い彼女にこんな俺を知られること、正直言って怖くもある。
彼女が剣を捧げてくれたとき、いやそれ以前に。
俺はモニカ・クルシェフスキーという女性に恋をしたのだから。
俺の事実。隠しているすべて。すべてを捧げてくれているからこそ彼女にだけは打ち明けるべきか。
もし打ち明けて、拒絶されたらどうしよう。
思春期の少年でもあるまいに、それでも自分の恋心が否定されてしまいかねない事実を俺は隠し持っていた。
墓まで持っていくべきなのか。
主君と騎士。信頼をこそ最も大切とする関係であるモニカさんにこの事実、打ち明けるべきなのか。
ああだが、本当に拒絶されてしまったらどうしようか。
彼女を愛してしまっている自覚が強いからこそ、彼女から恐怖や畏怖の目で見られるようになるのは耐え難い。
「本当、余計なことばかり考えてしまうな・・・・・なあ、神崎博之よ。ただのサラリーマンよ。お前は、俺は、愛する人モニカ・クルシェフスキーにどう向き合うべきだと思う?」
嶋田さん。最近では繁太郎さんと親しみを込めて呼んでくれる麗しの我が騎士は、いまここにはいない。
ここにいるのは平リーマン、神崎博之だけ。
悩みは尽きない。
嶋田繁太郎としての嶋田さんは間違いなく心が強いと思う。
でもただのサラリーマンだった神崎博之さんは嶋田さんほどには心強くない面もあると思うんよね。
その弱い平民、神崎さんは内心でモニカへ自身のことを打ち明けるべきか悩んでいると思うんよ。
ユフィルートの方では血を吐く思いで自分の手は血に濡れているって告白して、でも優しいユフィにすべてを受け入れられた。
ではモニカルートの方の嶋田さんはどうなんだろうと思ったんよ。
モニカにはまだ自分の秘密を打ち明けてないはずやから、悩んでるんやないかなって。
どのカップリングの恋愛が見たいですか?(いずれもそれぞれに書いております・また書いていきます。新しいカップリングも増える可能性あり。
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嶋田繁太郎×モニカ・クルシェフスキー
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嶋田繁太郎×ユーフェミア・リ・ブリタニア
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山本五十六×リーライナ・ヴェルガモン
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南雲忠一×ドロテア・エルンスト
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玉城真一郎×クララ・ランフランク
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玉城真一郎×マリーベル・メル・ブリタニア
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