帝都の休日 短編連作群保管庫   作:休日

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279 :嶋田一繁、ゲーセンに行く:2013/07/13(土) 23:32:05
嶋田一繁、ゲーセンに行く


嶋田一繁、ゲーセンに行く

 

 

 

嶋田一繁ことシゲチーは、今日友人たちを連れてゲーセンに来ていた。

やるのはKMFオンラインバトルである。

これはインターネット通信により対戦が可能であり、時には大規模な戦闘もできるという今人気のゲームだ。

家庭用もあるが、ゲームセンターだと操作法がコクピット式になってダイナミックに動かせられるのも人気の一つだ。

もっとも会員制で、お値段もちょっと高いのだが・・・

そんなゲームに新しくミッションが入ったという事で挑戦しに来たのだ。

開いていたので早速挑戦する。IDカードを入れてお金を投入し、ステージを選択・・・お、あった。

えっと何々・・・内容は、シーランド防衛とほぼ同じか・・・KGFが混じっているのが難易度アップだな。

しかし“高麗戦争”で型遅れの【グロースター・カスタム】で駆け抜け 。

“シーランド防衛”で【ポートマンⅡ】でイージス艦を撃沈できた俺に死角はない!!

 

 

 

そう思っていた時期もありました・・・

 

 

 

まず自分の機体は【グロースター・カスタム】。

武装はオーソドックスにマシンガン・四連装ロケットランチャー・連装:熱源ミサイル・重斬刀だ。

友人A【グロースター・カスタム】武装:通常ライフル・追加スラッシュハーケン×2・MVS・追加エネルギーパック

友人B【グロースター・カスタム】武装:バズーカ×2・三連装ロケットランチャー×2

友人C【ストライク・トライアル】武装:ハドロン砲・ハンドガン×2・重斬刀

友人D【ポートマンⅡ】武装:コイルガン×2・垂直発射ミサイル・使い捨て三連装グレネードランチャー

だった。

 

水上戦という事で一人だけ水中用KMFを入れて作戦開始した・・・が。

散開した直後、隣の人工島がいきなり溶融して大穴があいて爆散した。

 

『『『『「はっ?」』』』』

 

呆然としていると今度はミサイルの雨が降ってきた。

慌てて物陰や海中に逃げ込む。

凄まじい猛爆撃の後、レーダーを見たら尋常じゃないKMFの数が表示されていた。

友人Dはその数に恐れおののいたが、「ふ、ここが俺の死に場所らしい。先に逝くぜ!!」と言った直後、KGF【ヴァル・ヴァロ】の高速クローアタックにより二秒で撃破された。

このゲームは予め機体コストが決まっていて、復活できる回数が決まっている。

少しお安い【ポートマンⅡ】ならあと六回は復活できるのだが・・・確認できた【ヴァル・ヴァロ】十数機を見ただけで怖気づいてしまった。ドンマイ。

この後上陸してくる敵水中用KMFを銃撃したり、斬撃で叩き落としたりしていたが、敵KMFが少ないと例の謎の砲撃とミサイルが飛んできて、さじ加減が大変だ。

弾薬は尽きても、そこら中に補給ポイントがあるので回復が出来るのが唯一の救いだった。

友人Aは足場にしようとしていた友軍戦闘艦に飛び移ろうとした際に、【ヴァル・ヴァロ】に目の前で掴まれ足場にしようとしていた戦闘艦にぶつけられ。

友人Bは退避が間に合わずに例の砲撃で足場諸共溶融爆散し、友人Cはフロートユニットを見つけて換装し、例の砲撃の主を見ようと偵察に赴こうとして謎の怪光線乱射を浴びて撃墜され(半ば高いHPのせいで海中に行くまで生きていて、その後なぶり殺しにあっている)、友人Dは・・・皆から『少しでも敵を削るためだ。すまん!!』と言われて海に蹴り出されていた。

 

そして今現在、ちまちま攻撃して全ての敵KMFを撃破、KGFを沈めた。

しかし当初の意気込みはもうなく・・・ただ、疲れ切っていた。

最後に残った人工島に終結したおれたちは、補給ポイントに身を寄せてただ待っていた。

なにを?

もちろん例の砲撃をする奴さ。

せめて、その面だけでも見てやる!

その意気込みだけで俺は待っていた。

そして・・・奴は現れた。

 

280 :嶋田一繁、ゲーセンに行く:2013/07/13(土) 23:32:38

機械の異音を響かせながらまず出てきたのは三本の爪・・・次に異様に太い腕だ。

同じ様なモノがもう一つ出てきて人工島のふちを掴む。

もうこの時点で俺たちは腰が引けていた。

だって・・・【ヴァル・ヴァロ】よりも大きく見えるんだぜ。その爪がさ・・・

異音が一時的に低くなったかと思えば、爆発音とともにそれは飛び上がってきた。

 

シーランド近海に溶け込むように塗られた塗装。

 

巨大な爪と肘をつくような独特な形を持つ腕。

 

肩のアーマーは異様に大きく、より機体を巨大に見せて頑強に見えた。

 

後部は見えない、前部だけでもかなりの巨体で見えないのだ。

 

そして・・・【ヴァル・ヴァロ】のような巨大な頭がモノアイを光らせ。

 

荷電粒子砲を覆っていたカバーを咆哮するように開いて、全身から駆動音を威嚇のように響かせた。

 

もう大怪獣の咆哮でいいんじゃない?自分はそんなことを考えつつも、拾っておいた電磁スピア―を構えた。

ああ、“シーランド防衛”ではよほど追いつめられないと出てこない“シーランドの守護獣”が、今目の前に敵として出てきた。

その圧倒的存在感に俺は・・・ただ乾いた笑いをするしかなかった。

 

「やってやるよ・・・こんちくしょぉぉぉぉぉ!!!!」

『そのデカい図体で、俺の華麗なステップをみきれるか!!』

『火力だけじゃない、技量を見せてやるぜぇぇぇ!!』

『とって置いた超重実体剣“要塞殺し”・・・貴様にくれてやる!!』

『いいか、小さくても俺の爪は凶悪なんだよぉぉぉぉ!!』

 

俺達は勢いよくラスボス・・・【シャンブロ】に突っ込んでいった。

もう報酬とか、達成率とか、そんなのは関係ない。

ここまで来たらしとめるしかねぇじゃねぇか!!

だから俺たちは遮二無二突っ込んでいった。

後先考えずに・・・

 

 

 

なんだよサクラ姉、内容が知りたいから言ってやったのに。

え、結局どうなったかのかって?

ええ負けましたよ。

笑うなよ!!

攻撃が全然効かないんだぞ!!

ブレイズルミナスは硬すぎるし、もう修理コストもなかったし、補給ポイントが早々に潰されたのもある。

兎に角ひどい戦いだった。

もう一度挑むのかって?・・・難しすぎるっていうクレームがあったせいで、あの難易度ではもう挑めないな。

まぁ、今度は勝手見せるさ。

おっと、明日も学校だ。おやすみ~。

最終更新:2013年09月09日 01:05

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