12月12日は恒例のモニカの日
12月12日
「シゲタロウさん」
「ん?」
自分を呼ぶ声に振り向くと寒い夜風にたなびく金色の髪が見えた。
「今夜は一段と冷えますね」
小走りで近づいてくる彼女を嶋田はそっと抱きしめる。
「冷えてるな 君の体も」
「シゲタロウさんこそ」
老齢ながらも年を感じさせないたくましい胸板に彼女は体を預け頭を寄せた。
「厚手のコートがこんなにも疎ましく思えたのは初めて」
「寒いからね」
「アナタの冷たい体を暖めるのは私の役目だというのに」
木枯らしに冷えた体がぬくもり始める。
嶋田もモニカの背に手を回して暖めてあげるべく抱きしめる 彼女の身を包む黄緑色のマントの下へと手のぬくもりが届くよう力をこめて。
「任務ご苦労様と云うべきなのかな?」
「どの任務についての お言葉なのでしょうか?」
「もちろん 俺を暖めてくれようとするこの任務についてだよ」
円卓の12騎士の12位。
そして嶋田に剣をささげた大切な女騎士を彼は労う。
これがなによりも大きな贈り物となる彼女は雪に濡れた主の肩へ頬をつけた。
「つめたい・・・・・」
これはいけない。
任務失敗などナイトオブトゥエルブには許されないのだ。
「どのくらい お待ちだったのですか?」
「5分くらい かな」
「・・・・・」
うそだ こんなに濡れていて5分はない。
「・・・・うそ」
肩から離した頬が濡れている。
気づいた嶋田は抱きしめていた手を彼女の体から離し 濡れた頬を両手でつかむ。
「うそじゃないよ」
拭うとウールの手袋が湿り また手は冷える。
「うそ」
モニカがその手を外側より押さえる。
「うそつき・・・・・」
レインボーブリッジに虹色の光が駆け抜けて暗がりを照らす。
一瞬の虹色にそれでも嶋田の目に映るのは虹ではなく金色の柔らかな髪と透き通る蒼。
「うそじゃないさ 君は主君の言葉を信じられないのかい?」
また走る虹色模様。
色とりどりの光に見とれる人々の中 モニカの目には黒しか映し出されない。
「イエスマイロード」
はい 我が主。
信じられないということだ。
「ふ・・・・俺の騎士は不忠者だな」
「うそつきな主をお諌めするのも騎士たる者のつとめ 主君シゲタロウ様への忠誠の証です」
「ものはいいようか」
12月12日。
偶然夜の港を散歩することにした主と騎士は24時の時報と共に互いの距離を0とした。
「さ いこうか我が騎士モニカ」
「イエスマイロード」
2時間近くの間行き交うカップルを見送っていた老紳士が金の髪をなびかせる黄緑色のマントを着た美しい騎士と手をつなぎ歩き始めたのは そんな雪の振る夜もふけた頃のことであった。
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