へーあんた。
「学校の先生かよ」
逆立てた髪を赤いバンダナで止めた時代遅れのヤンキーみたいなファッションの男は 偶然隣り合った天パーみたいな髪型の青年に絡んでいた。
絡み酒というわけでもないのだが お世話になっている子供みたいな老人に説教されてふて腐れながら行った競馬で万馬券を当てたので誰かと飲みたかったのだ。
悦びを分かち合おうという気持ち わからないでもない。
しかし 絡まれた天パーの青年 学校の先生とか言う青年には迷惑その物であった。
「ええ 教師は長年の夢でしたので・・・・ あとはお付き合いを経て結婚してくれるような女性が居れば」
望みを言う学校の先生。
それは本心からの言葉で 実際に夢を叶えられた もう一つの夢を叶えることが今の目標らしいのだが こちらは相手がいなかったのだ。
「わかるっ! わかるぜ先生よおっ! 俺もなぁ 女欲しいんだよ 人生=女無しな寂しい男でなぁ ちくしょーどっかにいい女いねえもんかなあーっ!」
これはヤンキーにも欲わかった。
なにせ年齢がそのまま彼女居ない暦だ そろそろ彼女のひとりもほしくなる。
「あなたもですか?」
俄然 絡まれて嫌になっていた先生は喜びの表情を浮かべるようになっていた。
いつの間にか 自然に やはり自分と同年代の彼女居ない男が傍に居ると安心するようだ。
いやいや 先生は安心していた もうすぐ三十路がやってくるのにどうしようかと焦っていたぶんだけ。
バンバンと肩を叩かれて馴れ馴れしいヤンキーが不思議と同志のような感覚になってくる。
同じ事 同じ境遇 たったそれだけで先生は嬉しかったのだ。
周りの同僚が次々と結婚していくなか 自分だけが取り残されていく。
この現状にもう心が 精神がどうにかなってしまいそうになっていた。
そこへ現れた独身を地でいくヤンキー。
先生は失礼ながら考えてしまった。
こんなクソヤンキーに彼女が ましてや結婚相手が出来る筈はないと。
馴れ馴れしい 育ちの悪さを感じさせる言葉遣い 見た目も悪く酒癖は最悪だ。
自分たちの周りの席には誰も居ないことがヤンキーの為人を表しているではないか。
コイツには勝てる。
コイツより先に彼女は作れる。
無根拠ながらそう思った先生は・・・・・・しかし 次の瞬間見たくないものを見させられてしまった。
誰に?
もちろんそのヤンキーにだ。
772: へーあんた。 :2017/04/09(日) 10:00:52
ガラガラ。
居酒屋の入り口の扉の開く音。
またひとり人生に疲れた客がやってきたのかと扉の方を見た先生が見たのは 酷く場違いな少女だった。
ブリタニア系と思われる少女は膝くらいまでの長さの薄いピンク色の髪を靡かせながら とことこと歩いてくる。
こっちに向って。
「おーにーいーちゃーん もう帰ろうよーっ」
「んだっうっせーなー 気持ち良く飲んでるとこに声掛けてくんなよ未成年よお うだうだ言わずにもうちょっとだけ待ってろた いやならさっさと帰りやがれピンクチビ」
どうやらヤンキーの知り合いであるらしい。
見ればアッシュフォード学園という名門校の制服を着ているではないか。
一流校の教師としては一応胸を張れる立場だがアッシュフォードには適わないと 先生はどう見たって縁の無さそうなヤンキーと女子校生のやり取りを見守る。
「気持ち良く飲んでるそのお金は誰のおかげで得られたとおもってんの? クララが競馬の予想してあげたからそんなヨユーで飲み食いできるんじゃん」
「おめーが予想してくれて当たったても軍資金出したのは俺なのわかる? だーかーらー 俺がヨユーぶっこいてもいいわけ うひゃひゃひゃひゃ!」
そう言いクララという少女の肩を抱き寄せてビールを飲ませようとするヤンキー。
「ちょ ちょっとクララはビール飲めないよお」
「いいじゃんいいじゃん 半分はおめーの取り分なんだからよお だから遠慮無く飲めっ ほら飲めっ」
「ダメだよーおにーちゃーん」
ヤンキーはクララ少女を抱き寄せたまま彼女の口元にビールを押し付ける。
さすがこれには先生も教育者として見過ごせなかった。
「きっきみっ 彼女嫌がってるじゃない――」
だがしかし。
「――か?」
少女は笑っていた。
恥ずかしそうに嬉しそうに。
でも未成年故にビールに口を付けることはなく絡み合ってるだけ。
じゃれてるだけ。
そうだあれはじゃれていた。
少女がヤンキーに抱き寄せられて悦び ヤンキーは面白がってるだけだが少女の想いが感じ取れた。
店の店主がいう。
あの糞なごくつぶしっぽいのとララちゃんはねえララちゃんのお父さん公認の仲なんだよ。
ただごくつぶしのほうが煮え切らなくってねえ。
年上のグラマーがいいとかなんか贅沢なことばかりいってララちゃんみたいな美少女を袖にしてるんだよ。
最近はなんだかララちゃんの魅力に気が付き始めたみたいで抱きつかれた時には顔赤くしてるんだけどねえ。
おっちゃんや常連客らはみんなララちゃんのお父さんには一方ならず世話になっててねえ二人の仲を応援してるのさ。
まあ時間の問題なんだがねえ。
ほら ララちゃんは見ての通りのめんこい子だろう?
ララちゃんの親戚の人たちもみんなグラマーな美人でねえ。
あと数年もすりゃあそれはもうとんでもない美女になること間違いなしだ。
そうなったらあのごくつぶしも簡単に落ちるだろうってよく話をしてるんだ。
なにせ仲いいからねえ二人とも。
幼馴染だからねえ。
信じられるかい?
ララちゃんが小等部のころからあのごくつぶしとララちゃんは付き合いがあるんだ。
光源氏じゃあないが子供心に恋しちまったのが今でも続いてるのさ。
健気な女の子だろう?
話を聞いて席に座り直した先生はそのじゃれ合う姿を見ながらヤンキーを心の中で罵っていた。
この裏切り者!!!
翌日都内の一流校の扇先生が二日酔いで出勤し 教頭先生に怒られていた。
出勤途中でみたグレーのロングヘアをしたグラマラスなブリタニアの軍人らしき人物に目を奪われて電車に乗り遅れたのだとか。
どのカップリングの恋愛が見たいですか?(いずれもそれぞれに書いております・また書いていきます。新しいカップリングも増える可能性あり。
-
嶋田繁太郎×モニカ・クルシェフスキー
-
嶋田繁太郎×ユーフェミア・リ・ブリタニア
-
山本五十六×リーライナ・ヴェルガモン
-
南雲忠一×ドロテア・エルンスト
-
玉城真一郎×クララ・ランフランク
-
玉城真一郎×マリーベル・メル・ブリタニア
-
澤崎敦×井上直美
-
レオンハルト×マリーカ・ソレイシィ
-
原作ルルーシュ×シャーリー・フェネット
-
ルルーシュ(休日)×ミレイ
-
オデュッセウス×皇神楽耶
-
ジェレミア×ヴィレッタ・ヌゥ
-
枢木スザク×ナナリー・ランペルージ
-
コーネリア・ランペルージ×ギルフォード
-
高麗大佐×奥様(書けたら(-_-;)
-
鳩川雪夫×ストーカー女(書けたら(-_-