共通話における間話的なお話です。
会話
会話
暗く深き、日の光さし込む事なき闇の中。闇そのものとも思える空間には10m以上は有ろうかという高さの天上に届かんばかりの背を持つ無数の本棚が聳え立つ。
端から端まで埋まる本棚と、本棚とは異なり多種多様な実験器具が収納された戸棚なども林立している奇妙な空間。
闇夜の静寂に包まれているかの如き音源無き広大なるその空間の最奥には、幅の広い台が一つ設置されている。
台上には失われし超古代文明時代の文献や、世界中の歴史が記された書物が堆く積まれており、そこを根城とする男の永き時の渇きを癒す一滴の水源程度にはなっていた。
「本はいいものだねえ。未だ飽くなき探究心に囚われ続ける頭脳に新しい知識を次々と与えてくれる」
辺りには白い霞が立ちこめ、空間全体をこの世ならざる空気で包み込んでいたが、男は気にも留めずに手にした一冊の本を読み続けている。
「知識を得る媒体としては電脳空間こそが現代の主流であるというが、やはり本とバーチャルは別物だ。無論、私もこの新時代のネットワークシステムがもたらした未知数の可能性と利便性については否定しないがねェ」
男は言う、インターネットは便利だと。調べるべき事柄のキーワードを検索エンジンにて入力、一度クリックするだけで必要な情報を与えてくれる優れ物。
それも本とは違い膨大なる情報を提示して、閲覧者の好奇心を大いに満たす現代社会に無くてはならないシステムであると。
「だが、それも使う者次第で如何様にも変わる」
無くてはならない優れ物には違いないが、同時に閲覧者個人の能力も試されるのだ。
示された情報が正しきものか否かを自ら選び取らねばならないネットでは、基礎知識を持たない者ほど誤った知識を身に付けてしまう負の側面も持ち合わせているのだから。
「専門分野の詳細を事細かに知り、そして身に付け己の物とするためには書物をこそ読まねばならないと──そうは思わないかねェ?」
濃密なる黒という闇の中で異彩を放つ白衣を着た男は、そこで一端言葉を切ると、丸い大きな眼鏡の奥に隠された瞳を自らが手に持つ本より引き上げ、自身の後方に現れた気配に向けて問うた。
「ですな」
問い掛けられた相手はこちらも男。
銀にも白髪にも見える髪を持つ細身の40代後半といった風体の。
「物事を簡単に知り得る時代であるが故の落とし穴といったところですか」
気品漂う様子は、何処かの高い位に在る者を連想させる。並び立てば明らかに格下と見られるであろう貧相な白衣の男に対し、しかし問い掛けられた男が一歩引いた後方に控えながらの相槌を打っている処に、彼等の間に在る上下関係の存在を感じさせた。
「フッ、フフフフフ……、ふはははははっ──!」
続いて白衣の男が笑いながら口にしたのは自身の見解だ。
「私はねェ。誤りの知識を身に付けて全てを知った気になっている者を目にするたびに残念に思うのだよ。なにゆえ先人達が残したもうた知識の宝庫である書物を読まないのかとね」
『今時の若者は』国の違いを問わずして、ある一定の年齢層以上の者が口癖のように呟くその言葉を、彼も時折口にする事があった。しかし彼は別に若人のなにもかもを否定しているわけではない。
電脳空間をただ否定するだけの古い価値観の人間とは違い、無限に広がる将来性までを考えた上でその有用性について認めているからだ。
今まで知らなかった物や事柄を電脳空間を通じて知り、これに興味を持つ。興味を抱けば更に深く知ろうとするのが人間。
知識欲は個々の向上心をも育たせ人間的な成長を促進させる。それは実に良いことだ。
だが上辺だけを知り、全を知ったつもりになるのは良くないと、彼は常々思っていた。
「利便性に溢れた新時代の便利ツールも、利用する者の能力が低ければ十全なる力を発揮することができず宝の持ち腐れとなってしまう。それはとても悲しいことだ」
電脳空間に真実はある。だが同じくして嘘もある。
無論書物にも偽りはあるが、後世まで残り続ける専門書には残るだけの理由があり、残り続けるのだから役立つ知識が多く為になる割合は電脳空間上の情報よりは大きめなのだ。
「古代の叡智にまつわる事柄の核心に触れた記事など、電脳空間の隅々までを網羅したところで出て来ることはなかろう?」
「確かに」
真偽不明な情報の取捨選択が出来る出来ない以前に、電脳空間では知り得ないようなことを書物を通じて知る事ができる。
電脳の世界で得た知識を全に近付ける為にはどうしても書が必要となってくると、彼としてはそのところを伝えたかった。
「まあ、古代知識のような万人が知り得ぬ事はさておき。最も良いのは電脳空間と書物、双方を活用し学ぶことだ。進歩を止めてしまえば停滞ではなく落ち行くだけとなってしまう不完全なる生命体なのだからねえ人間という生き物は」
勉強は大事だ。人間日々勉強であり、学びを疎かにしては必ずや衰退を招いてしまう。他の生物以上に人間は歩み続けなければならない宿命を生まれながらにして課せられているが故に。
そして物事を学ぶに当たっては早いも遅いもない。知識を得て理解するのは個人の能力に依存する物だが、真実を真実として捉えられればそれで良いのだから。
「そして知った事柄に対しての先入観……これを捨て去らねば思わぬ罠に嵌ってしまう物なのだよ」
「罠、ですか?」
「そう罠だ──破滅の罠だ」
破滅の罠とはどういう意味か?
訊ねようとする背後の男を彼は手で制し話を続けた。
「以前君には話したね?」
世界は一つではない──。
それは世界が一つの国によって統一されているのか否かといった類の話ではなく。
もっと広く、有り得ないほどに馬鹿馬鹿しく、そしてどこまでも壮大な【世界】のことであった。
古代の秘術を深部まで解析することによってコードを介さずともギアスを獲得できるような超技術が存在する世界。
KMFという人型機動兵器の開発されていない世界。
此処と似た世界や、似ても似つかぬ世界。
想像だけで語られる、否、妄想としか思えない平行世界論の話。
一にして全を持つ彼だけが知り得る数多の世界の存在についての話だ。
「俄には信じがたい話ですが……」
「くっふっふっふっふ、信じる信じないは君の自由だよ。私も我が言葉の全てを信じろと強要するつもりもない」
未開の森林奥深くで生活する人々に外の文明の話をしても誰も信じないだろう。
自然状態の生活を送る者達には、まるで遙か彼方の神々が住まう地のおとぎ話の様にさえ聞こえる筈だ。
元より外の文明を知っている者や、大地に広がる都市、天翔る人造の大鳥を己が眼で視た者だけが初めて辿り着ける領域の類。
平行世界、多次元宇宙論など、今の人類にとっては未開の地の住人が文明を知ること以上に理解しがたく、また彼も己が言葉を他人に信じ込ませる労力を発揮してまで理解させようとは考えてなかった。
結局彼に取ってはどうでもいいのだ。自分がもし相手の立場に立っているとするのならば自分自身もまた平行世界論などという信用するに値しない与太話など斬って捨てたであろうから。
「だが現実にあるのだよそういう世界がね。そもそもサクラダイトなる奇跡の鉱物その物が存在し得ぬ、君達には想像することさえ不可能な世界もまたある。過去と未来も、時間刻みのその一瞬さえも、ある種の平行世界と言えなくもなかろう」
過去と未来もまた個別の世界。一時間後には一時間後の時を刻む世界があり、一時間前には一時間前の時と法則によって動く世界がある。
時空航行船……タイムマシンのような物が存在していれば、その一時間前の世界にも行けるだろう。
その世界はやはりその時点での時間率で動いている。ならば±0の世界と-の世界の二つはそれぞれ別世界とならないか?
つまり世界は相互の行き来を不可能としているだけの事であって一つの完結された物などではない。
「無限だよ、世界は無限にあるのだ」
一日は二十四等分に区切られている。
一時間前には一時間前の時間軸に沿って動く世界があるのならばそれは一日の中に二十四の世界が存在しているという事になる。
区切る時間の数が増せば増すほどに時間軸の異なる世界は際限なく、そう無限に増えていくのだ。
たった一つの世界線ですら区切れば無限に区切ることができ、タイムマシンなどの時間に干渉可能となる装置が開発されれば時を超えての介入を以て世界その物を元の流れより分岐させてしまうことさえ不可能なことではなくなる。
それはまさしく平行世界。異世界の住人に干渉されたことで変わる新しい流れを持った新たな世界誕生の瞬間だ。
「では、それら無限の世界が一体どうやって誕生したのか? そこで生きている生命は何を元にして生まれ出でたのか──」
影になって見えない彼の表情の下で大きく裂ける口。
「いぃぃ~~やァァァ~~~?」
まるで口裂けの怪物が隠していたその正体を露わにしたのかの如く、闇を飲み込む真っ赤な口が開かれた。
「それともその生物は……果たして本当に生物なのだろうかねェ~?」
彼の問い掛けに男が首を捻る。
「どういう意味です? 生物は生物でしょう」
生物は生物。その通りだろう。生きている物が生物でないとしたら、何を持って生物の定義とするのであろうか?
背後で佇む男にとって上司であり先生でもある彼は、ごく自然なその返答をいい答えだと褒めそやした。
「そぉ~こぉ~なぁ~のぉ~だぁ~よぉ~キミぃ。それが一般的な受け答えという物だが」
“実は其れこそが先入観だというのだ”
先入観。思い込み。そうであると確信していた事柄が実はそうではないという、根底としている物が意味を無くしてしまうであろう何かを彼は優秀なる部下に示唆した。
「先入観? なぜ今の私の回答が?」
「フッ……クックック、確かに話の辻褄が合わんねェ。ふむ、ではこうしてみよう」
意味が分からないという部下に、彼は書棚へと収納されていた一冊の本を取り出して掲げた。
「これだよ」
何の変哲もないただの童話だ。哲学的な物や、いま語り合っている平行世界論の話とは何ら関連性無き児童書。
彼はその童話の書き連ねられた文を無視して徐にページを進めていくと、人物の描かれた挿絵の場面で指を止めた。
「君、これは生物かね?」
そうして止めたページを指さし、挿絵に描かれていた登場人物の姿を男に見せたのだ。
「これは生物かと聞いているのだよ」
「それは、まあ……、人……ですので……。……生物ではないかと」
男は彼より投げ掛けられた妙な質問に人は生物だと即答する。
人は有機物であり無機物ではない。呼吸もするし運動もする。新たな生命を紡いでもいく生ける存在……。つまりは生物と答える以外の解などないとし。
だが、そんな部下の回答に対して彼は首を縦ではなく横へと振り、部下の導き出したる当然の答えを一蹴した。
「違うよキミィ、目を懲らしてよく見たまえ~」
これは──。
“絵”だ──。
「は?」
「絵だよ絵。君にはこれが息をして喋る生物にでも見えるのかね?」
「い、いえそれは……」
絵と言われればそれは確かに絵なのだろう。絵に描かれた人物が生物ではないという指摘は何ら間違いではないのだから。
「もし、これが生物に見えるというのなら少し休暇を取らせよう。眼科にでもいってきたまえ」
まるで謎かけだ。子供のなぞなぞである。
しかしいま彼は核心について話している。
「だがこの絵の人物、『アンドレは薪を拾いに森の中へと足を踏み入れた』というアンドレ君は、この“中”においては間違いなく生きているのだ。自らが本の中に存在するだけの……そう、作者という名の神によって描かれた想像上の人間なのだとはよもや気付きもしまい」
「……!」
「物語の中で生きる“人形”は自らが生きる世界を現実だと捉えるだろう事は今述べたとおりだ。確認する術を持たない彼等人形どもは、この途方もない事実に思い至る事なく今日から明日への時間をこの箱庭の中で過ごしていくのだろう。己の歩みが所詮外の人間によって作られた、決められたシナリオ通りに動き確定された結末を迎えるだけの実にくだらない物であるという事実を知ることもなくねェ」
大まじめに話す彼の言葉を物語の中にだけ存在する者達が知れば、待っているのはそう、絶望だ。
どんなに努力をしようとも、どんな素晴らしい文物を生み出そうとも、それはそうなるように仕組まれたこと。
自らの力ではなく外の誰かに操られた結果でしかないのだからこれ程までに恐ろしい事実はないだろう。
人は何故生きているのか? それを考え自らの存在に価値を見出す者も多いと思う。
だが此に生きている処か生かされてさえいない、物語に配置されただけの紙に描かれた人形は真実を知ったその時に自らの存在を無価値な物と知り、絶望するだけだ。
「そこで話は戻る。外から確認する術を持つ我々は確かにこのアンドレ君が物語の中だけに存在する人物だと知っている訳だが──」
仕切り直した彼が解き放ったのはその絶望その物だった。
もしも~~であるならば、誰もが発狂するカオスの言葉であった。
「さあ、我々が、そしてこの世界その物が──」
“アンドレ君でないと誰が証明する? ”
男は言葉を切り、開いていた分厚い書をそっと閉じる。
“ぱたん”
暗い空間に立ち並ぶ本棚の間で音が木霊し、消えた。
男の黒い双眸に七色の光が浮かび上がる。
今にも飛び立たんとしているかのような七色をした光の翼が。
自分達がクリエイターより与えられた赤い翼ではない、この世でクリエイターだけが持つ七色の翼が。
「ふくくくく、ふはははははっ、前にも言っただろうキミィ、この世界で動いている総てが造り物の人形であるという事を」
人形、そう。人形なのだ。
犬も、猫も、熊も、ライオン・うさぎ、魚も。
大地も空も月も太陽も、超古代の文明もコードもギアスも宇宙も人も総てが総て造り物なのだ。
「だがぁ、それを識り、世界の理の外からやってきた私は違う」
創造主クリエイター=L。
南天を創り出した理の外に生きる存在。
男は高らかに宣告した。
世界の外側から訪れた者はその声音と瞳に狂気の色を色濃く漂わせながら。
自身の側近たる合衆国最高指導者たる総代行主に向けて叫ぶのだ。
「主よ、我が神よ、それは……、つまり、この私も人形という事なのでしょうか?」
総代行主は問うた。偉大なる創造主に向けて。
だがそれにクリエイターは否と応えた。
「キミ、私は以前キミ達に何と言ったか忘れてしまったのかねェ~?」
何と言ったか。神の言の葉。
総代行主は忘れたことはない。
否、合衆国と合衆国の勢力に組み込まれている世界各国の代行者は誰一人として忘れたことはない。
「私達は選ばれし者、と」
選ばれし者。神に選ばれた代行者。
合衆国とその思想を仰ぐ者は皆等しく代行者である。
その中にあっても尚自分達のような一部は別枠にあると。
「そうだぁ、この世の真実の一端に触れたキミ達もまた理外へとその身を昇華させているのだよ」
理外、理の外。物語の外側。
全てが総じて造り物の世界において、それは斯くも誘惑に満ちた言葉だった。
「愚かで不完全な白、黒、黄色の人形共とキミ達は違う。そう、あの東アフリカの黒い代行者君も常々言っているだろう。古き大陸を支配した気になって自らの土台をガタガタにさせている屑共を白いガラクタと」
「は、……確かに申しておりますな。合衆国東アフリカ議長は……」
合衆国東アフリカの最高指導者、東アフリカ国家代行議会議長ジョン・ウリエル・ド・ムガベ。
E.U.ユーロピア共和国連合を支配する者達を押し並べて『白いガラクタ人形』と見下し呼ぶ東アフリカの代行者にして独裁者。
立場としてはイエメン民主共和国議長、合衆国オセアニア=マダガスカル自治州知事、ニューギニア民主共和国代行統、そして合衆国オセアニア総代行主たる自身と同じ立場に立つ、神に選ばれた代行者の頂点に立つ一人だ。
彼の者は良く口にする。彼の者以外も同様にだが。E.U.ユーロピア共和国連合の全人民を遍く『旧大陸の白いガラクタ』と。ある意味ジャンク以下の扱いをされている。
「E.U.のガラクタ共を最も愚かなジャンクとしても、この世はジャンク人形で満たされているのだ」
そんな人形共と一線を画する選ばれた代行者。
「それがキミ達だ。真実に触れ、真実を識り、箱庭の有り様を理解して管理出来るキミ達であるからこそ私は南天全土をキミ達に委ねている」
「……」
南天──神を頂く民主共和制原理主義による空の下。
「だから安心したまえ、キミ達は有用な存在であるのだとこの私に承認されているのだから」
神の承認を受ける。これ程の栄誉は無いだろう。
「身に余る栄誉で御座います」
だが、と神は続ける。
「分を識らぬ賢しらな新大陸の人形共、そして人形遊びを面白がっているジャップ共は気に入らん」
ジャップ。神だけが識る言の葉。
誰も意味は知らずに使う直ぐ北に位置する超大国の賢人を指すそれ。その国民を人形とは称しても、その賢人達についてはジャップと称する神が造った名。
初めて使ったのもクリエイター。本当の意味を識るのもクリエイター。
「我が国だけでは不可能かも知れませんが、南天の総力を挙げれば攻略は不可能ではないものかと」
南天全軍を以てすればどちらか片方とはやりあえる。或いは双方を相手取ってもそれなりに。
南半球は疎か北半球にも影響力を及ぼすことが出来る南天条約機構。SSTO(southern sky treaty organization)
号令さえ掛かれば神の名の下進軍する死兵の軍。死を以て神への忠誠の証とする軍。
その総力を動員すれば50,000,000を超える兵力の動員が可能であり、限界まで動員すれば70,000,000~80,000,000の兵力が順次投入可能。
稼働させられる空母戦闘群だけでも最大で22個群、作戦機は20,000を数え、KMFを含めた装甲戦闘車両数200,000以上にもなる巨大な軍だ。
切り札も幾つか持っている。だが盟主は総裁は神はクリエイターは言う。
「片方だけならば相打つ覚悟で更地に出来るやも知れんね。滅びを是とするのなら双方を壊滅させられるかも知れん。だがそれを可能とするこちらが持つ切り札の内一つはそのどちらもが持っている。大気圏内爆発はかなり前に宙(そら)より確認されているのだからね。無論こちらの大気圏内爆発実験も感知されていることだろう。こちらがカードを切れば向こう側もカードを切ってくる。そして奴らはそれを見越して互いを背中合わせにしているのだ。空母戦闘群の数も片方の16個、もう片方の26個、合計で42個群。SSTOの22個群を大きく超えてくる。また一部を除いた航空母艦の個艦性能と規模自体もあちらが大きい」
一方が侵略されればもう一方が自動参戦する。
相互防衛同盟をあの国々は結んでいた。
黄色人形中華連邦やガラクタジャンクのE.U.ならば蹴散らせられるが、こと彼の二国に対しては比較劣勢となってしまう。
「全く以て気に入らないことだが遣りづらい物。人形遊びが好きなジャップ共の良いようにばかり事が進むのは」
「では……」
「そうだぁ、当面は共産主義者を使って中東を平らげるか、大陸の黄色人形共の地を目指すとなるだろう……両地共に手に入れるべき地が存在している、そうして着実なる世界の改変を目指す……、いや、それともガラクタ共を使って私も遊んでみるか? 最近ゲームをしていないからねェ」
「あのジャンク共は欧州貴族を自称する人形共とぶつかるのでは? そうなれば結局はジャップと新大陸の人形共とぶつかるのではないかと」
「分かっているとも。だから総取りは考えていない。半分でも取れれば世界改変は一歩進むのだよ」
「また傀儡政権を立てると?」
「ガラクタジャンクの駒は幾つか持ってるよぉ、無論ガラクタその物自体が駒だがねェ」
盟主の考えは定まらない。
200年以上も昔からこの大地に居たとされる超常の存在たる盟主の考え。
人形ならぬ一代行者には推し量ることがそも不可能なのかも知れない。
七色に輝く双眸の狙いは何処にあるのか?
まだそれは分からない。
読み方やwiki的なもの。
国家代行議会(こっかだいこうぎかい=民主共和制原理主義国家における国会に相当する機関)
国家代行者(こっかだいこうしゃまたは国家代行議会議員=こっかだいこうぎかいぎいん=国会議員に相当する)
代行統(だいこうとう=国家代行者=国家代行議員=国会議員を統べるものという意=大統領に相当)
国家代行議会議長(国家議長=こっかだいこうぎかいぎちょう=だいこうとうと同じく国家元首に相当)
総代行主(そうだいこうしゅ=オセアニアの代行統の名称)
SSTO(南天条約機構=南側諸国による集団安全保障体制または集団攻勢軍体制=第二次最終戦争=第二次ラグナロクを戦い抜くために存在する軍事組織でもある。通常の動員は50,000,000、最終戦争時に備えた体制下の限界動員可能兵力は80,000,000)
創造主クリエイター=L(南天の盟主にして最高指導者=自称・他称含め南天では唯一神として君臨している=七色に輝く"翼を”その双眸に宿している)
合衆国東アフリカ国家代行議会議長ジョン・ウリエル・ド・ムガベ(黒人、東アフリカの最高指導者にして独裁者=欧州人を『白いガラクタ・ジャンク』と称して見下している)
参考程度に皇歴2019年現在の判明している分の列強各国軍の戦力状況。
帝国陸海空三軍の戦闘機・爆撃機等総作戦機数が11,649機(第5世代及び一部6世代戦闘攻撃機8,267機。その他戦略爆撃機・哨戒機・輸送機・給油機・電子戦機等作戦支援機3,382機)
戦闘・輸送・汎用VTOL5,983機。計画中の物も含めた浮遊航空艦艇40隻。
KMF12,537騎(第5世代+第7世代。順次第7世代機へ更新中。他第8世代技術実証機)
90式改、10式、10式改戦車13,835両(第4世代~第4.5世代)、自走砲・野戦砲23,367門、装甲戦闘車両35,276両。
鳳凰級~改鳳凰級前期クラスの航空母艦16隻(空母戦闘群16個群)、戦艦含む主力水上艦艇287隻、揚陸艦艇504隻、潜水艦155隻、他補給艦・支援艦・ミサイル艇・哨戒艇・掃海艦艇等352隻。
(戦車・装甲戦闘車両・予備役の無頼改まで含めたKMFの合計で約71,000。哨戒艇等の小型船舶まで含めた海軍艦艇1,300。8,000機以上の戦闘機・攻撃機を含めた主要作戦機11,000)
ブリタニア軍。
鳳凰級~改鳳凰級前期クラスの空母26隻体制(編成可能な空母戦闘群26個群)
中華連邦やE.U.は前者が構成国全体で鋼髏約23,000騎(配備数は多い順に中華帝国>インド軍区>ペルシャ軍区>その他)空母戦闘群9個群。
後者E.U.はパンツァーヴェスペ・パンツァーフンメル・ガルドメア計約18,000騎(フランス・ドイツ・イタリア・ロシアが多い)空母戦闘群10個群。
これまでのオセアニア軍の戦力。
作戦機13,000機、VTOL6,800機、戦車45,000両、装甲戦闘車両等作戦車両67,000両、自走砲・野戦砲25,000門、航空母艦14隻、揚陸艦艇520隻、主力水上艦艇360隻、潜水艦艇190隻、ミサイル艇・魚雷艇・哨戒艇450隻―及びこれに近しい機動兵器(KMF)が10,000騎。
南天条約機構軍としてのオセアニア軍。
作戦機20,000超、戦闘装甲車両200,000以上、空母戦闘軍22個群。即時投入可能戦力50,000,000、限界戦力70,000,000~80,000,000(これを可能としているのは事実上の国民皆兵制度を南天諸国が導入しているためという側面もある)
長期間にわたりお話に手を入れていなかった関係で自身も忘れている設定などが見受けられました。大変申し訳御座いません。
御説明として盟主が言っている切り札の一つとは恐らく皆さんが御想像されている物と同一の物と思われます(コードギアスを御存じの方ならば東京に投下されたアレしかないと汗。
南天諸国の現在
合衆国オセアニア 皇歴2019年
政体 特定思想に基づく民主共和制原理主義
国家元首兼最高指導者:総代行主
首都 エリュシオン(キャンベラ)
陸海空三軍
総兵力 1,820,000+予備役 (徴兵制で事実上の国民皆兵制度)
陸地面積 8,614,526km2(マダガスカル自治州含む)
総人口 334,000,000
領土
オーストラリア+周辺島嶼
ニュージーランド
フィジー
ソロモン
トンガ
ツバル
バヌアツ
サモア
米嶺サモア
クック諸島
南ポリネシア(史実フランス領ポリネシア+ヘンダーソン島・ピトケアン島)
モーリシャス
セーシェル
チャゴス諸島
コモロ
(旧大洋州連合地域)
イースター島
合衆国オセアニア・マダガスカル自治州
政体 民主共和制原理主義
州知事:州知事
州都 メリナシティ
陸海空三軍
総兵力 420,000+予備役
総人口 52,417,000
旧メリナ王国だったオセアニアのアフリカ方面の拠点。
現在は自治政府が独自に行政を動かしている。
オセアニアの人口変遷は少々無茶ですが、大昔から存在した国家と言う事で、徐々に徐々に増加していき、日本・ブリタニア・中華と同じく近代に入ってから爆発的に増加。
現実と違いサクラダイトを除く殆どの資源を自国で賄っている。サクラダイトは採れるも日本やブリタニアのように豊穣ではない。
更なる生存権の拡大を図りアフリカ・東南アジア・南ブリタニアを欲したが、東南アジアは日本に、南ブリタニアはブリタニアによって阻まれる。
現在世界を舞台に暗躍しつつ、他の列強の隙を窺っている。
合衆国東アフリカ
政体 民主共和制原理主義
国家元首兼最高指導者:ジョン・ウリエル・ド・ムガベ
首都 ダルエスサラーム
陸海空三軍
総兵力 886,000+予備役 (徴兵制)
陸地面積 2,165,394km2
総人口 142,576,800人
領土
タンザニア
ケニア
ソマリア
一応独立国家の体を成しているがオセアニアの属国でしかない。
タンザニア州西部にはE.U.側植民地と跨る形でサクラダイト鉱山がある。
イエメン民主共和国
政体 民主共和制原理主義
国家元首兼最高指導者:国家代行議会議長
首都 アデン
陸海空三軍
総兵力 125,000
陸地面積 527,970km2
総人口 25,690,000人
領土
イエメン
東アフリカの属国。宗主国はオセアニア。
共産イラクとの窓口。
ニューギニア民主共和国 (南ニューギニア)
政体 民主共和制原理主義
国家元首兼最高指導者:国家代行統
首都 ポートモレスビー
陸海空三軍
総兵力 186,000+予備役(パプアニューギニアと睨み合い劣勢な為、人口比率に対して兵力が多い)
陸地面積 350,934km2
総人口 4,406,600
領土
ニューギニア島南部と周辺島嶼
かつてニューギニア戦争の舞台となったニューギニア島南部に築かれたオセアニアの傀儡国家。
パプアニューギニアと国境沿いでの睨み合いが続いている。
南天条約機構現加盟国(この先物語の進み具合によっては新規加盟国が増えていくかも知れません)
合衆国オセアニア
合衆国オセアニア――マダガスカル自治州
合衆国東アフリカ
イエメン民主共和国
ニューギニア民主共和国(南部ニューギニア)
オセアニア領旧大洋州連合
オブザーバー
イラク社会主義共和国
南天条約機構軍
通常最大動員数50,000,000~
限界動員数70,000,000~80,000,000名
作戦機20,000機以上
KMF含む戦闘装甲車両200,000以上
空母戦闘軍22個群
どのカップリングの恋愛が見たいですか?(いずれもそれぞれに書いております・また書いていきます。新しいカップリングも増える可能性あり。
-
嶋田繁太郎×モニカ・クルシェフスキー
-
嶋田繁太郎×ユーフェミア・リ・ブリタニア
-
山本五十六×リーライナ・ヴェルガモン
-
南雲忠一×ドロテア・エルンスト
-
玉城真一郎×クララ・ランフランク
-
玉城真一郎×マリーベル・メル・ブリタニア
-
澤崎敦×井上直美
-
レオンハルト×マリーカ・ソレイシィ
-
原作ルルーシュ×シャーリー・フェネット
-
ルルーシュ(休日)×ミレイ
-
オデュッセウス×皇神楽耶
-
ジェレミア×ヴィレッタ・ヌゥ
-
枢木スザク×ナナリー・ランペルージ
-
コーネリア・ランペルージ×ギルフォード
-
高麗大佐×奥様(書けたら(-_-;)
-
鳩川雪夫×ストーカー女(書けたら(-_-