バカとテストと召喚獣と……   作:SSSS

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十話 ミーティング

「ふぅ……」

 

激しい昼食を終えて復活した皆でのんびり茶を啜る。

殺菌作用がある為、雄二とムッツリーニにはお茶を大量に飲ませた。

 

「姫路や島田は大丈夫なのか……?」

 

あの後姫路は明久のごうm……説教で、島田は姫路に暴力を振るった明久に暴力を振るおうとしたが真紀に返り討ちにされ各々保健室送りにされた。

 

「僕の方は加減したよ?」

 

「私も加減したわよ?」

 

もし、加減していなかったら二人が送られていたのは保健室ではない別の場所に変わっていただろう。

 

「それより雄二、次の相手はBクラスなの?」

 

昨日雄二は戦後会談でBクラスの室外機を壊すことを引き換えにDクラスの設備には手を出さなかった。まさか、Bクラスの設備にダメージを与えてAクラスを攻める訳がないだろうから次の目標はBクラスとなるだろう。

 

「ああ、そうだ」

 

「ふぅ~ん……そうなんだ」

 

雄二の答えを聞くと明久は興味を無くしたのか真理達の頭を撫でたり二人に愛を囁いたりといちゃつき始める。真理と真希の二人の反応は各々で違う。

まず、真理は素直な反応を示し、真希はそっぽを向きながらも顔を赤らめる。

ムッツリーニが今にも明久を刺し殺しそうな顔で明久を睨んでいるが当の本人は全く気にしていない。

 

「しかし、どうしてBクラスなのじゃ?目標はAクラスじゃろう?」

 

秀吉の言う通りFクラスの最終目標はAクラス。

通過点に過ぎないBクラスを相手にする理由が分からない。

 

「正直に言おう」

 

雄二が急に神妙な面持ちになる。

 

「どんな作戦を用いてもAクラスには勝てない」

 

雄二がそんな弱気な発言を言うのにも理由がある。

文月学園の二年はジャスト300名。

Aクラスはその300名の上位五十名が所属している。

だが、その内40名は正直大したことはない。

Bクラスの生徒に毛が生えた程度だ。

だが、ムッツリーニの情報では残り十名の格が違うらしい。

今の所ムッツリーニが情報を手に入れられたのはその内の三名。

まず、秀吉の姉である木下優子。

彼女はこの学園の誰もが知る優等生で教師からも信頼されている。

次に久保利光。

学年次席である彼は学年主席の霧島程ではないものの圧倒的な学力を持っている。

そして、学年主席である霧島翔子。

彼女の学力は想像を絶しており、彼女一人で大半のFクラス生徒は倒せるだろう。

そして、もう一人……明久はもう一人Aクラスの中で規格外な生徒を知っているが……まぁ、それは今言ったところで仕方ないだろう。

 

「それではわし等の目標はBクラスに変更になるのか?」

 

Aクラス程ではないとはいえ、Bクラスの設備もそうとうなものだ。

不満は出ないだろう。だが、雄二は首を横に振った。

 

「いいや、最終的にはAクラスをやるさ」

 

「……さっきと言っていることが違う」

 

秀吉の台詞を引き継ぐようにムッツリーニが間に入る。

Aクラスに勝てるかどうかはFクラスにとって大きな問題だ。

 

「クラス単位では勝てない。だから、一騎打ちを申し込むつもりだ」

 

「一騎打ちじゃと?どうするつもりじゃ?」

 

一騎打ちなど申し込んだところでAクラスが承諾する訳がない。

承諾すればわずかとはいえ自分達が負ける可能性ができてしまう。

 

「Bクラスを使う。上位クラスが負けた場合どうなるか知っているな?」

 

「……相手クラスと設備が入れ替わる」

 

「そうだ、そのシステムを利用してBクラスと交渉をする」

 

「交渉じゃと?」

 

「設備を入れ替えない代わりにAクラスへ攻め込むように交渉する。

あいつ等もFクラスの設備は嫌だろうからうまくいくだろ。

その後にそれをネタにAクラスとも『Bクラスとの勝負直後に攻め込むぞ』といった具合に交渉する」

 

学年の二番手との戦争の後に休む暇なくまた戦争。

これはかなりきついだろう。

Fクラスも連戦だがFクラスには不満と言う原動力がある。

だが、Aクラスには利益がない。

勝っても得られるものは無いし、Fクラス相手に時間をくうのも嫌がる筈。

モチベーションの差はハッキリしている。

 

「雄二よ、それでも色々な問題はあるじゃろう。

そもそも、一騎打ちでこちらが勝てるのか?

姫路と言うジョーカーがこちらに居ることはもう既に知れ渡っていることじゃろう?」

 

「大丈夫だ、その辺に関しては考えてある」

 

秀吉の不安とは対照的に自信満々な雄二。

 

「とにかくBクラスをやるぞ。その後のことはそれから教えてやる。

おい、明久。お前Bクラスに行って―――おい、明久はどこに行った?」

 

「む?おかしいのう。雨宮や新山も居らん」

 

「……さっきまでここに居た」

 

消えた三人を探し始める三人。

すると、どこからか声が聞こえてきた。

 

『あきひさぁ……そこ、だめぇ……』

 

『ははっ、いつもツンケンした態度なのにシてる最中だけそんな可愛い態度だなんてある意味卑怯だよな?』

 

『あきひさぁ……私にもはやくぅ……』

 

『もう少し待ってろよ、こいつにお仕置きしなくちゃいけないんだから』

 

『うぅ……私もう我慢できないよぉ……あきひさぁ……』

 

プシャァァッ!

 

噴き出る鮮血。

出所は勿論

 

「ムッツリーニいぃぃぃぃぃっ!」

 

土屋康太である。

 

 

その後、ムッツリーニは雄二と秀吉の活躍で奇跡的に一命を取り留めた。

尚、明久は行為の時の声を聞かれたと放課後、真希に三時間程説教された。

 




遅くなって申し訳ありません。


先輩のムチャぶりに答えていたためこんなに遅くなりました。


本当にあの人酷いわぁ……はぁ……


皆さん、先輩からムチャぶりを受けたことありますか?


私はしょっちゅうです。
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