執筆意欲が増しますね。(^^♪
この章もこの話で完結ですね。
エピローグとなるので、短いですが。
もしかしたら、ブラックが必要かも。
まあ、これは読者様にもよりますが。
後、血を吸ったことは、古城君にばれてません。期待してた方、申し訳ありません(>_<)
そして、ご都合主義発動です(笑)
では、投稿です。
本編をどうぞ。
学校の屋上へ向け、悠斗は朱雀に乗り飛翔していた。
その場所で、悠斗の帰りを待っている人物が居ると思ったからだ。
朱雀が着陸した屋上に、花壇の手入れをしてる少女が悠斗の眼に入った。
悠斗は朱雀の背から飛び降り、
「――凪沙、今帰った」
少女は座りながら振り向き、ニッコリと笑みを浮かべた。
「お帰り、悠君。 お疲れさま」
「おう」
悠斗はそう言って歩き出し、凪沙の隣に腰を下ろした。
「どうしてここに?」
凪沙は、人差し指を唇に当てた。
「うーんと。 悠君は、一度ここに戻ってくると思ったから」
「そっか」
朱雀が、悠斗と凪沙の背後まで歩みより、悠斗と凪沙は朱雀の焔の翼に体を預けた。
二人は顔を上げ、夕暮れを眺めていた。
無言のまま時が経過していたが、凪沙がポツリと呟いた。
「綺麗だね」
「ああ、そうだな。 さっきの戦いが嘘みたいだ」
「そういえば悠君。 体は大丈夫? 怪我はない? 病院に行く? それとも凪沙が手当てする? 無断で学校の保健室使っちゃうけど?――」
悠斗は笑みを零した。
「大丈夫だ。 切り傷はあるけど、休めばなんとかなるさ。 俺は、一般の人より回復が早いから」
「じゃあ、凪沙が手当てする。 いいね?」
悠斗は苦笑し、心配しすぎだ。と思いながら呟いた。
「ああ、わかった」
悠斗と凪沙は立ち上がり、朱雀を戻してから、中等部の保健室へ向けて歩き出した。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
保健室に入り、悠斗は診察椅子に腰を下ろした。
凪沙が包帯と消毒をとってくるから、悠君は座ってて。と言ったからだ。
「あった、あった」
凪沙が言いながら、緊急箱を抱え、悠斗の向かへ椅子へ腰を下ろした。
「じゃあ、……上着を、脱いでくれるかな……」
「恥ずかしがりすぎでしょ、凪沙さん」
「そ、そうだね」
悠斗はそう言いながら、ボロボロになった上着を脱いだ。
凪沙は悠斗の脇腹の傷を見て、唇を尖らせてから、悠斗を見た。
「悠君」
「ごめんなさい。 少し強がってました」
悠斗の脇腹には、まだ大きな傷が残っていた。
これは、ナラクヴェーラの“火を噴く槍”が掠ってできた傷だ。
朱雀の焔を纏っているとはいえ、必殺の威力を持つ攻撃なので、全てを受けきることが不可能だったのだ。
だが生身で受けても、少し大きな傷というだけでなので、朱雀の焔の鎧の強固さが解る。
「ちょっと沁みるかもしれないけど、我慢してね」
凪沙は、コットンに消毒液を染み込ませ、傷口へゆっくりと触れる。
悠斗は片目を閉じた。
「大丈夫?」
「ちょっと沁みただけだ」
凪沙はガーゼを傷口に当て、ガーゼを押えながら包帯を巻き、サージカルテープで止めた。
「よし、終わり」
「おう、サンキュー」
悠斗は上着をきた。
そして、凄く気になっていたことを聞いた。
「な、なあ、凪沙。 俺がいないときに調べたんだよな?」
「う、うん」
悠斗は、息を呑んでから聞いた。
「結果は……どうだった?」
「陰性だったよ」
悠斗から、安堵な息が洩れた。
「はあぁ~、よかった~。 うん、まじで。 古城に殺されなくて済んだよ」
悠斗は、かなり強力な吸血鬼だ。
彼女を、悠斗の血の従者にしてしまったら、シスコンの兄と、凪沙を溺愛してる父になにをされるか解らない。
第四真租vs紅蓮の熾天使とか洒落にならない。
島一つは軽く消し飛ぶだろう。
「あはは、悠君は大げさだよ!」
凪沙は、悠斗の気も知らずに笑った。
「凪沙を俺の血の従者にしたら、俺と永遠の時を生きないとならないんだぞ。 何百年、何千年と」
凪沙は顔を俯け、頬を桜色に染めた。
「凪沙は、それはそれでいいと思ってるけど。 悠君と一緒にいられるなら」
「そ、そうか。 でも悪かったな。 痛い思いさせて」
「ううん、全然大丈夫だったよ」
「そう……か」
悠斗は、背に大量な冷汗をかきだした、
古城と雪菜の会話を思い出したのだ。 もし、これが他人に聞かれたらどうなるか。
「(……これって、デジャブが起きたりしないよな)」
その時、財布が落ちる音が聞こえた。
学校に残っていた生徒が、自動販売機で飲み物を買った帰りだろう。
悠斗が保健室の扉を開けると、眼を見開らいてる浅葱の姿が映った。
恐らく、那月に助けられた後、高等部の保健室で眠っていたのだろう。
「あ、浅葱。 いや、これは違うんだ! あれだ。 今、浅葱思ってることは、勘違いだからな!」
悠斗は早口で捲し立てる、浅葱は落とした財布を拾い、わかってるから大丈夫、と言い片手を突き出した。
「わかってるわ。 悠斗が凪沙ちゃんと仲がいいことは、そういうことが起きても不思議はないわ」
「いや、それが勘違いなんだって!」
「大丈夫よ! 古城には言わないから!」
「そっちじゃねぇよ!!」
悠斗の声が、廊下に響いた。
「わたし、古城を待たせてるんだった。 悠斗、また明日ね」
浅葱は、逃げるように去っていった。
悠斗は、とても深い溜息を吐いてから、扉を閉めた。
「もの凄い勘違いをされてちったな……」
悠斗は踵を返し、椅子に座る為歩き出した。
椅子に座り凪沙を見たら、凪沙は完熟トマトのように真っ赤に頬を染めていた。
先程の会話がどういう意味か気付いてしまったのだろう。
「おーい、凪沙さん。 大丈夫か?」
「う、うん。 大丈夫だよ」
「か、帰るか」
「そ、そうだね」
悠斗と凪沙は立ち上がり、保健室を出てから廊下を歩き、校舎の外に出た。
歩道を歩き、改札を潜ってモノレールに乗り、アイランド・サウスの七階を目指した。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
マンションに続く歩道を歩いていると、鞄を肩に掛け、ゆらゆらと揺らしてる凪沙が唐突に悠斗の腕に抱き付いた。
「うおっ。 どうした、凪沙?」
悠斗が凪沙を見たら、凪沙は顔を俯けていた。 悠斗は、なぜ凪沙が腕に抱き付いてきたか分かった。 悠斗は笑いながら、凪沙の頭をポンポンと優しく撫でた。
「俺はどこにもいかないから。 心配してくれてありがとな」
「……うん。 凪沙、とっても心配だったんだ」
凪沙は、悠斗が戦場に行く時笑顔で送ってくれたが、悠斗が一生帰ってこないんじゃないかと、とても不安だったのだ。
凪沙は顔を上げ、言葉を続けた。
「悠君は、また戦いに行くの?」
「そうかもしれないな。 俺には、戦いを止める力があるから。 この力は皆を守る為に振るうって決めてるんだ」
「……そうなんだ。 凪沙も決めた! 凪沙は、悠君の帰りをずっと待ってることにしたよ!」
悠斗は眼を丸くした。
「ず、ずっと?」
凪沙は笑みを浮かべた。
「うん、ずっとだよ。 何年、何十年も待つよ」
悠斗は、『そんなことしなくてもいいぞ。 凪沙には、沢山の出会いあるんだから。』と言おうとしたが、確固たる意志が籠った瞳を見て、その言葉を飲み込んだ。
「わかった。 必ず帰るよ、君の元に」
「うん、待ってるよ。 君の帰りを」
その二人の背中を、赤い夕陽が照らしていた。
えー、浅葱にはばれた?のかな。
うん、デジャブが起きましたね。これは最初に予定してたので、何時か書こうと思ってましたね。
作者はこれを書いてる時、ブラックが必須でした(笑)
次回は、デート回にしようかと予定してます。
後、悠君はナラクヴェーラの攻撃を受けたんです。
まあ、最初からチートのチートのチートにするわけにはいけませんから。
最後に、悠君と凪沙ちゃんの絆が深まってますね。
今後どうなるんだろうか?
ではでは、感想、評価、よろしくお願いします!!