今回の話は、母親と凪沙ちゃんとの邂逅ですね。
さて、悠斗君の反応は?的な感じですね(笑)
では、投稿です。
本編をどうぞ。
間近で浴びた爆発の余波で、古城たちの鼓膜が響いた。
だがそれは、シュトラ・Dの攻撃ではなかった。 彼もまた、瓦礫の中で唖然とした表情を浮かべている。
「なんだァ、今のは!?」
夕焼けに覆われた空を見上げて、シュトラが喚いた。
シュトラの攻撃を防いだのは、虚空から飛来した巨大な炎の塊だった。 これは、遠距離魔術攻撃だ。
古城たちは、この魔術攻撃を見たことがあった。 獅子王機関の制圧兵器“
「獅子の舞女たる高神の真射姫が讃え奉る」
古城たちの背後から聞こえてきたのは、少女の祝詞だった。
瓦礫の山を蹴散らしながら、弓を構えた煌坂紗矢華が現れる。 ポニーテールを靡かせた彼女は、巨大な軍馬に牽引された、 古代騎馬民族風の戦車に乗っていた。
「極光の炎駒、煌華の麒麟、其は天樂と轟雷を統べ、噴焔を纏いて妖霊冥鬼を射貫く者なり――!」
祝詞を完成された紗矢華は、空へと向けて、つがえていた矢を射放った。
特殊加工を施された矢を、上空へと撒き散らし、脱獄者たちの頭上へと降り注いだ。
監獄結界のあちこちで、巨大な爆発が巻き起こる。
その隙に紗矢華を乗せた戦車は、乱暴に地面を削りながら古城たちの前で停止した。
「乗って、雪菜! ついでに、暁古城と神代悠斗も!」
余裕のない口調で怒鳴りながら、紗矢華は、新たな呪矢を纏めて数本撃ち放つ。
無数の爆炎が時間差で落下し、脱獄者たちの追撃を阻む。
悠斗と雪菜、優麻を抱きかかえながら、古城は戦車の荷台に乗り込む。
紗矢華が、全員が荷台に乗り込んだのを確認してから、戦車を走らせこの場から離脱した。
また、追撃から逃れる事に成功したようだ。 荷台に乗った悠斗は、荒い息を吐いていた。
「古城。 優麻を治療しないと、命が尽きるぞ」
古城は優麻を見た。 同時に唇を噛む。
血まみれの優麻は、仙都木阿夜に守護者を奪われた状態なのだ。 魂の一部が引きちぎられた状態と言ってもいい。
古城たちを乗せた戦車は、港湾地区を離れて市街区に入っている。
「……煌坂、どうにかできないのか? お前だったら、この間みたいに……」
しかし紗矢華は、弱々しく首を左右に振るだけだ。
「無茶言わないでよ。 あの時は止血すればどうにかなったけど、引きちぎられた霊的
「魔導医師……か……」
古城は、何かを閃いたように顔を上げた。
そして悠斗は、古城が考えてる事がわかった表情をしていた。
「……古城、あの人に見せるんだな?」
「あ、ああ。 オレの知り合いでは、この人しかいない」
これを聞いた紗矢華は眉を寄せた。
「なに二人して。 心当たりでもあるの?」
「ああ、かなりな」
悠斗は、その人を思い出して苦笑し、古城は、何かを決意したような強い口調で言う。
「煌坂、次の信号で止めてくれ」
「え……どうして?」
紗矢華は、訝しな声で聞き返してくる。
これには、悠斗が答えた。
「此処に居るんだよ。 優麻の怪我を治療できるかもしれない人が」
紗矢華は戦車を止め、古城たちは荷台から下りた。
其処は、幾つものビル群で構成された巨大な研究所だ。白で統一された外壁が、何処となく病院を連想させた。
「ここって……もしかしてMAR研究所ですか?」
雪菜が顔を上げて古城に聞く。
MAR――マグナ・アタラクシア・リサーチ社は、東アジアを代表する巨大企業。 世界有数の魔導産業複合体だ。
「ああ。 奥の建物が来客用のゲストハウスになってる。 こっちだ」
古城は眠っている優麻を抱き上げて、研究所入口へと歩き出す。
雪菜と紗矢華、悠斗も古城の後を追う。
紗矢華が、急ぎ足で古城を追いかけながら聞く。
「どうして、暁古城と神代悠斗が、そんなこと知ってるの?」
「……家に帰ってなければ、たぶんまだここに居るはずだ」
苦々しげに顔をしかめて、古城は言った。
悠斗は、後頭部に両手を回した。
「いや、一度帰ったらしいぞ。 その時に
「誰の話?」
紗矢華は、きょとんと首を傾げた。
古城は困ったように呟く。
「――暁深森。 オレの母親だ」
この時悠斗は、こんな姿を見せたら深森に殺されるんじゃないかと、顔を僅かに強張らせていた。
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MAR研究所の敷地は広大で、無数のビルが連結された複雑な立体構造になっていた。
眠り続ける優麻を抱きかかえたまま、古城は迷いもせずその中を進んでいく。
辿り着いたのは、敷地の片隅にあり円筒形のビルだった。リゾートマンションを連想させる建物だ。
静脈認証用タッチパネルに掌を押し当て、古城はゲストハウスの玄関を開けた。
大理石で飾り付けられたロビーに、慣れた様子で入っていく。
「暁古城の、お、お母さんがここにいるわけ!?」
古城の後を追いながら、紗矢華が顔を強張らせて聞いてきた。
古城は、ああ、と言い溜息を吐く。
「うちの母親は、MAR医療部門の主任研究員なんだよ。 臨床魔導医師の資格も持ってる。 優麻は一応知り合いだしな」
古城は、顔をしかめて呟く。
どうやら古城は、紗矢華と雪菜は関わりさせたくなかったらしい。 まあ、時既に遅しだが。
「ちょっと、待って。……まだ、そんな、心の準備が」
「なんでお前が、緊張してるんだ?」
エレベータに乗り込みながら、古城は怪訝そうな表情で振り返った。
紗矢華は、カッと頬を紅潮させ、上擦った声で言い返す。
「き、緊張なんかしてへんわ!」
「言葉使いまで、おかしくなってんじゃねぇかよ」
古城は呆れながら言い、悠斗は溜息を吐いた。
古城たちを乗せたエレベータが、目的の階に到着する。 その時になって、あの、と雪菜が遠慮がちな声で聞いてきた。
「わたしも、一緒にお邪魔していいんでしょうか?」
雪菜は、青いエプロンドレスを見下ろして、途方に暮れたような表情を浮かべている。
激しい戦闘で、雪菜の服装はボロボロだ。 雪霞狼も返り血で汚れていて、波朧院フェスタの仮装と言い張るのは無理がある。
しかし古城は、なんだそんなことか、と苦笑するだけだ。
「それは心配いらない。 会ってみればわかると思うけど」
悠斗も、古城の言葉に続く。
「深森さんのことだ。 笑い飛ばすだけだから、心配しなくていいと思うぞ」
「は、はあ……」
雪菜はまだ戸惑っていたが、古城はそれを構わず、深森が占拠してる部屋の呼び鈴を押した。
少し遅れて、インターホンからふわふわとした声が返ってくる。
『はいはーい、どなたですかぁ?』
「オレだ、母さん。 悪いけどちょっと頼みがあって」
『あら、古城君? はいはい、待ってね。 今、鍵開けるから』
ドアの向こう側でバタバタと落ち着きなく走り回る気配がして、鍵が外れる。
それを確認して、古城はドアを開けた。
その瞬間、部屋の中から飛び出してきたのは、白衣を着た巨大なジャックランタンだった。
其れは、両目を発光させながら、古城たち目掛けて突撃してくる。
「ぱあっ!」
「「ひゃああああっ!?」」
ガチガチに緊張していた雪菜と紗矢華が、想定外の事柄に悲鳴を上げた。
深森は、彼女たちの反応に満足したのか、実に楽しそうに、すぽん、と頭を引き抜いた。
中から現れたのは、可愛らしい童顔の女性だ。――古城の母親、暁深森である。
「ふんふー……驚いた?」
深森が胸を張りながら聞いてくる。 古城はしたり顔の母親をイライラ睨みつけながら、
「驚くわ! いきなりなにやってんだ、あんたは」
古城は荒々しく叫ぶ。
「そうだぞ、深森さん。――せい」
悠斗は、深森の頭上にチョップを炸裂させた。
「痛い、痛いよ、悠斗君っ!」
「いや、驚かせたあんたが悪い」
此れを見ていた古城は、目を丸くするだけだ。
その時、古城にぴったりと寄り添っている雪菜と紗矢華を見て、深森は目を瞬いた。
「あら、あなたたちは……?」
ニヤリ、と嬉しそうな笑みを浮かべた。
立ち尽くしてる雪菜と紗矢華を交互に見比べながら、深森は古城の脇腹に肘打ちを叩き込む。
まさかの攻撃に、ぐはっ、と古城が呻いた。
「いきなりなんてことしやがる、てめぇ……」
「めちゃくちゃ可愛い子たちじゃない!」
古城の抗議を無視して、深森が明るい歓声を上げる。
「どの子? どっちが本命なの? もうヤった? やだ、もしかして家族が増えちゃう? 私、もうすぐお婆ちゃんになっちゃうの?」
興奮する深森の頭上に、再び悠斗のチョップが炸裂した。
深森は、若干涙目だ。
「人の話を聞け」
「ぶーぶー、悠斗君のいけず!」
「いや、知らんから」
玄関前の騒ぎを聞きつけ、部屋の奥から、仮装した小柄な少女が現れる。 ショートカット風に束ねた長い髪と、大きな瞳が印象的な少女。――暁凪沙だ。
「あれぇ? 古城君、悠君?」
「「え?」」
妹、婚約者の顔を見た古城と悠斗は、ぽかんと口を開ける。
何も言わずに自宅から姿を消して、何処に居るのか解らなかった彼女が、どうして此処にいるのか?
まあ、悠斗の予想だと、深森に替えの着替えを届けに来た、だが。
「凪沙? お前……何で……いつから?」
「今朝早くに深森ちゃんに呼ばれて、着替えを届けに来たんだよ」
如何やら、悠斗の予想が的中したらしい。
「それより、古城君、悠君。 どうしたの? 雪菜ちゃんたちも、ずっと一緒だったの?」
凪沙に唐突に聞かれて、古城は硬直した。
雪菜と悠斗は、引き攣ったような笑みを浮かべて、ぎこちなく頷いた。
「こ、こんばんは」
「お、お邪魔してるぞ」
だが、悠斗の姿を見た凪沙の瞳が細められた。
これは、確実にバレた感じだ。
ちなみに、このやり取りは数秒で終わった為、古城たちには気づかれてない。
「ていうか、優ちゃん、怪我してる!? 何があったの? そっちの女の人は誰? あれ、前にもどこかで会ったような……」
古城に抱かれた優麻を見て驚いたり、紗矢華を睨んで半眼になったり、目まぐるしく表情を変えながら、凪沙が矢継ぎに質問を繰り出す。
「あの、あなた……古城君と悠君とは、どういう関係なんですか?」
「え!? わ、わたし!?」
凪沙に勢いよく詰め寄られ、紗矢華は頼りなく目を逸らした。 紗矢華は以前、学校で騒ぎを起こした所を、凪沙に目撃されているのだ。 その騒動で浅葱が怪我をした経緯もあって、凪沙にとっての第一印象はあまり良くない。
涙目になった紗矢華が、どうしよう、と古城に振り返る。 そんな紗矢華の耳元に、古城は顔を近づけた。
「悪い、煌坂。 しばらく、凪沙を引き止めておいてくれ」
「悪い、俺からも頼む」
「え? ええっ!?」
思わぬ抗議を上げる紗矢華を、古城が凪沙に向かって乱暴に突き出す。 そんな紗矢華の手をぎゅっと握って、逃がしませんよ、と凪沙が無言で睨む。
「ちょっ……あ、あとで覚えときなさいよ。 暁古城、神代悠斗!」
凪沙に連行されていく紗矢華。 だが、不意に悠斗に向かって振り向いた。
「あ、そうだ。 悠君、あとでお話しようね」
「……お、おう」
奥の部屋に入り、姿が見えなくなった所で、悠斗は肩を落とした。
古城と雪菜は、そんな悠斗を見て合掌した。
「ゆ、悠斗、頑張れ」
「せ、先輩なら、大丈夫です」
「……逝かないように頑張るわ」
古城は、深森に向き直った。
にこやかな深森とは対照的に、古城は異様に疲れていた。
「頼みがあるんだ。 優麻を診てやってくれないか?」
「ふんふ? 優麻って、優ちゃんのこと? 懐かしいわねぇ。 そういえば、優ちゃんって女の子だったのよねぇ」
深森は、古城に抱きかかえられたままの優麻の顔を覗き込む。
慣れた臨床医の手つきで、傷ついた優麻の肌に触れ、それから優麻の胸の傷跡に目を細めた。
「何があったの、古城君?」
「詳しい事情を話して暇はないんだ。 だけど……優麻は実は……」
「――――魔女だった?」
「わかるんだな、やっぱり」
深森は、あっさりと優麻の正体を言い当てた。
古城は驚いたように、重々しく頷いた。
「とりあえず診てみるね。 さ、入って入って」
深森に案内されるまま、古城たちは部屋に移動する。 全体的に高級なゲストハウスの中でも、深森が占拠してるのは、特に豪華なスイートルームだった。
下着や未開封の郵便物。 怪しげな医療器具などが散乱した乱暴な部屋だが、凪沙が頑張って片つけたのか、ソファーの周囲だけ比較的まともな状態を保っていた。
そのソファーの上に、古城が優麻を横たえると、新たな白衣に着替えた深森が、両手に消毒をして戻ってきた。
眠ってる優麻の隣に屈みこみ、慎重な手つきで診察を開始する。
悠斗は、優麻を診断してる間に回復に専念しようと、隣の部屋に移動しソファーの上に横になった。
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「仙都木阿夜とは、会った事があったけな? 情報が膨大すぎて思い出せねぇ」
悠斗は、この絃神島に辿り着くまで、様々な事柄に関わっていたのだ。
こうなるのは、無理もないだろう。
その時、一人の少女が部屋の中に入って来た。――悠斗が護りたい少女、暁凪沙だ。
どうやら、紗矢華の尋問が終了したらしい。
「悠君」
悠斗は、自身の名前を呼ばれ勢いよく上体を起こしソファーの上に座った。
「……凪沙。 心配かけたよな、すまない」
「……うん。 でも凪沙は、悠君が生きてくれれば大丈夫だよ」
凪沙は一拍置いてから、
「悠君。
「そうか。 やっぱり宝玉の方にも影響が出てるんだな。 今回の戦闘で、あいつ等が一時的に封印されたんだ」
「ゆ、悠君は、今龍君たちが召喚出来ないの?」
「……そだな。 あいつ等の武器なら使えるが」
暫しの沈黙が、部屋の中に流れる。 凪沙は、悠斗の隣に腰を下ろした。
この沈黙を破ったのは、凪沙だった。
「ゆ、悠君。 凪沙の血で、封印は解ける、かな?」
悠斗は目を丸くした。
眷獣たちの封印は
凪沙は、悠斗の袖をぎゅっと握った。
「凪沙、もう怖くないよ。 深森ちゃんも言ってたでしょ、どんどん吸っていいよって。 凪沙は、悠君の血の従者になっても構わないから」
「いや、でも、何と言うか」
そう言い、悠斗は口籠る。
凪沙は、悠斗の顔を見ながら、
「悠君のへたれさん」
「うっ、返す言葉もありません」
凪沙の言葉にへこむ悠斗。 凪沙は、ぷんぷんと怒った。
また悠斗は、凪沙に頭が上がらないのだ。
「もう、凪沙がいいって言ってるんだから、いいの」
「お、おう」
凪沙は、悠斗の方に体を向け、服を下に引き、右肩から少し下までが露わになる。
白い肌と細い鎖骨を見て、悠斗は吸血衝動に襲われた。
「ん、いいよ。 悠君」
悠斗は頷き、凪沙を抱き寄せ、白い素肌に牙を埋めていく。
その間、凪沙の口から、甘い声が紡がれた。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
現在、悠斗と凪沙は、寄り添いながらソファーの上に座っていた。
また凪沙は、悠斗の肩に、こてんと頭を乗せている。
「一度すると、二度目は全然怖くないんだね。 悠君限定だけどね。――どうかな?」
凪沙の最後の言葉の意味は、眷獣の封印は解けた?ということだ。
結論から言うと、悠斗の魔力は回復し、眷獣の封印も解けた。 此れに呼応するように、新たな眷獣の封印も解けたのだ。
「ああ、封印は解けた。 新たな眷獣も使役することが可能になった」
「そっか、よかった。 あ、他の人の血は吸っちゃ、メっだからね」
「あ、ああ。 了解した」
凪沙は、よろしい!と言い立ち上がり、扉へ向かう。
その時、凪沙が目を瞑り、何かが憑依したように見えた。 結い上げた髪が解け、腰近くまで流れ落ちた。
振り返り、冷たく澄んだ声が紡がれる。
「……まったく、あの時の坊やが弱くなったものだな」
悠斗は目を細めた。
いつもの無邪気な雰囲気が、今はとても大人びている。
「……お前は、十二番目の
何故彼女が、凪沙の中に? だが、
「坊や、いや、悠斗の方がいいか。 真祖の坊やと被るからな。――悠斗が心配してるのは、この娘の命のことか?」
ずばり言い当てられ、悠斗は、ああ、と答えた。
「心配するな。 この娘と悠斗に
彼女が言いたい事は、悠斗が最初に吸血した時、二人の間に見えない
ということは、吸血鬼ではない凪沙も、悠斗の眷獣が召喚可能ということだ。
「ん、待て。 てことは、俺は
「無論、そうなるな」
悠斗は息を飲んだ。
「……まじかよ。 紅蓮の織天使が、第四真祖の眷獣を使役出来るとか、前代未聞もいいところだぞ……。 で、何故出て来たんだ?」
「気まぐれ、とでも言っておこうか。 いや、久しぶりに、誰かと話したくなったのかもな」
「そうか」
悠斗は短く答えた。
「ま、これからも凪沙を護ってくれ。 俺の眷獣たちも居るが」
「我は、この娘を護る契約だからな。 心配いらんよ」
彼女はそう言い、憑依を解いて凪沙の中へ帰っていった。
憑依が解けた凪沙は、目を閉じながら前のめりに倒れてくる。 悠斗は急いでソファーから立ち上がり、凪沙をゆっくりと抱き止めた。
凪沙は、悠斗の胸の中で可愛らしい寝息を立てていた。 今朝早くから深森の身の回りの手伝いをしていたので、疲れてしまったのだろう。
その時――部屋の扉が開かれた。
「優ちゃんの診断終わったよ~。……あら、お邪魔だったかしら」
「いや、大丈夫だ。 気にするな。――で、どうだった?」
深森は、人差し指を唇に当て、うーん、と唸った。
「一命は取り留めたわね。 今後どうなるかは、優ちゃん次第かしら」
深森の話によると、完全に救うには、強力な魔女の力も必要になるらしいが。
「そうか」
また、これから先、死戦になりそうな予感を覚えた悠斗だった――。
ゆ、悠斗君の眷獣の封印が解放されましたです。
魔力も回復しましたしね。凪沙ちゃんの霊媒(血)凄しです(`・ω・´)
凪沙ちゃんも、悠斗君に吸血されるのは、平気になりましたです。やはり、女の子は強しですね(笑)
また、奴とも邂逅しました。
てか、悠斗君、第四真祖の眷獣を使役出来るとか、ハンパないです(笑)
ではでは、感想、評価、よろしくです!!