真GR(チェンジ!! ジャイアントロボ)~戯曲セルバンテス~   作:いぶりがっこ

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エピローグ

 

 奇妙な輝きであった。

 薄緑色の淡い光が、暗闇を仄かに照らし出していた。

 

 男の目の前に、両手に収まる程度の大きさの、円筒状のガラスケースがあった。

 透明の器の中で、細かな粒子が夜光虫のように煌めいて、薄緑の朧な燐光を生み出していた。

 

 真紅のゴーグルを外し、まじまじとケースを覗き込む。

 ざわり、と知らず男の背筋が震える。

 

 この、光……。

 いかなる神秘に依る現象なのであろうか?

 光量自体はさしたるほどでもない。

 けれど、この仄かな燐光には、単純なる化学反応を超えて、捨て置けない何かがある。

 と言って、催眠生物ライトのような外連の類でも無い。

 眩術、人を欺く術にかけては当代随一のこの男が、そんなちゃちな小細工にかかる筈も無い。

 

 この光はもっと別の力。

 例えば、セント・エルモの火のように、見る者の魂を直に揺さぶる、原始的な光。

 あるいは……、命?

 根源的な生命の脈動、そのものか?

 

(馬鹿な……)

 

 突拍子もない思考を振り払い、速やかにゴーグルをかけ直す。

 この光は、何と言うか、危うい。

 目にした者の心の内側に入り込み、ともすれば、そのアイデンティティすら塗り替えかねないような、たまらぬ魅力がある。

 

「どうかね、セルバンテス君……。

 ゲッター線の輝きは、君の目に、どう映るかね?」

 

「博士……」

 

 背後から聞こえた「博士」の穏やかな声に、男、幻惑のセルバンテスが、ゆっくりと振り返る。

 視線の先に居たのは、渋いスーツの上に白衣を纏った、初老の男であった。

 口元に刻まれた深い皺が、この男らしい温厚な笑みを作っていた。

 矍鑠とした紳士然とした出で立ちに反し、めっきり白くなった頭髪が、男の年輪を感じさせる。

 そんな中、分厚い眼鏡の奥の瞳が、無垢な少年のように煌めくのを、セルバンテスは見た。

 

「さて……、何と評すればいいのか?

 正直、怖いですな。

 この光には、出来る事なら、関わり合いにはなりたくない」

 

 慎重に言葉を選び、セルバンテスが男の問いに答える。

 サンプル自体の怪しい魅力も去る事ながら、この老人から、この研究所の最重要極秘事項とも言うべき存在が明かさされた理由もまた、不気味であった。

 そんなセルバンテスの回答に対し、やや意外そうに男が眉を上げた。

 

「ほう、怖い、かね?

 世界征服を策謀するBF団の大幹部、十傑集の一人ともあろう君が?」 

 

「力あればこそ、と言う面もありますよ、博士。

 なにぶん、私ももう若くはない。

 なまじ人よりチョッピリ先が見えるせいで、分からない、と言う事象そのものが恐ろしい。

 ましてや目の前にあるのが、莫大なるエネルギーを秘めた宇宙線の増幅炉、ときては、ね」

 

「……理想的な回答だよ、セルバンテス君。

 今宵、私の下を訪ねて来てくれたのが、君のような男で本当に良かった」

 

「博士……?」

 

 要領を得ない男の言葉に、セルバンテスの口から疑念がこぼれる。

 男はセルバンテスの傍らに並び、未だ燐光放つ容器を撫ぜながら呟いた。

 

「この増幅器。

 ゲッター炉心建造の核となるサンプルの一つを、君に、預かってはもらえないだろうか?」

 

「何と……」

 

 あまりにも予想外な言葉に、セルバンテスが返答に詰まる。

 いかにサンプルの一つに過ぎないとは言え、目の前の増幅器は、膨大な予算と労力を費やして生み出された財産の筈である。

 それを、よりによってBF団の一員である、自分に託そうなどと。

 

 その提案は、確かにセルバンテスにとっても魅力的な話であった。

 ゲッター線、などと言う眉唾モノの粒子はとにかくとしても、そこにこの工学研究のパイオニアが執心していると言う噂には、少なからぬ興味があった。

 ゲッター線なる存在が、アンチ・エネルギーへの対抗策となり得るならば、あるいは力尽くででも、と、不穏な思考まで胸に密かに抱いていたセルバンテスである。

 

 だが、そのセルバンテスにとっても、かかる事態はまったくの想定外であった。

 

 目の前の老人はかつて、平和をこよなく愛する男であった。

 日本のロボット工学の父とまで呼ばれた人物であった。

 BF団にとっては幾度煮え湯を飲まされたか分からない、不倶戴天の敵と言って差し支えない男であった。

 それほどの男が、晩年に入り狂ってしまったと言うのか?

 ゲッター線の輝きに魂を惹かれ、己を見失ってしまっているのか?

 あるいは、現在の彼は、それほどまでに追い詰められていると言う事なのか?

 

 セルバンテスの動揺を見てとったのであろう。

 男は深くため息を吐いて、頬の深い皺に自嘲の笑みを刻んだ。

 

「何もそう、構えなくても良いでしょう。

 私にはもう、君たちの行動を咎め立てしようなどと言う、大それた情熱は残っていないよ。

 このサンプルもそう。

 私の生涯を賭けた研究とするつもりだったのだが……。

 知っての通り、これはもうこの世界では、二束三文の値打も無い我楽多さ」

 

「……シズマドライブ、ですか」

 

 躊躇いがちなセルバンテスの言葉に、男が静かに頷く。

 

 シズマ・ドライブ。

 近年、ベルギーのシズマ博士たち五人の科学者が発表した、エネルギー理論の総称である。

 完全無公害、完全リサイクルを謳うそのシステムは、エネルギー問題に頭を悩ませる各国に諸手を上げて歓迎された。

 瞬く間に実用化が進み、旧来の燃料機関の多くがシズマ管へと差し替えられ、今や世界は、第三のエネルギー革命と謳われる新時代を迎えつつあった。

 地球を覆う闇は去った。

 人類は、ついに沈まぬ太陽を手にするに至ったのだ。

 今さら何で、絶えず暴走の危険を伴う宇宙線の研究に、巨額の資金を投ずる必要があろうか?

 

 改めてセルバンテスが無人の室内を見渡す。

 浅間山ゲッター線研究所。

 所員は非常勤を含めて二十六名。

 確かに並みの研究機関を鑑みれば、しっかりとした設備の揃った施設ではある。

 しかし、これが日本の高度経済成長を支え続けた偉人の、終の住処であろうとは、なんとも寂しい話ではないか?

 

「私は、これと共に生き、これと共に死す」

 

 胸中の意思を確認するかのように、淡々と男が語る。

 

「生涯の研究テーマを自ら定めたのだ、悔いはない。

 けれど、その成果が明かされないまま墓の底では、あまりにも悲しすぎるからね」

 

「それで、私ですか?」

 

「そう、そこで君だ。

 この未知なる宇宙線の神秘が宿るサンプル。

 それが例え()()()()()()日の目を見ないテクノロジーであったとしても、君にとっては希貨足り得る存在なのではないかな?」

 

 男の言葉に、セルバンテスが静かに頷く。

 未練、執着、そういう話ならば確かに分かる。

 このサンプルをセルバンテスに託す事が、男の生きた証となる、そんな他愛無い夢ならば。

 

 けれど、その程度の慰めで、この男は満足すると言うのであろうか?

 彼が生み出した研究の成果を、彼自身の目で確認する日は、永劫に訪れる事は無い。

 十傑衆・幻惑のセルバンテスが旅先で出会った、一夜限りのゲスト。

 そんな役回りで人生を終える事に、不満は無いのだろうか?

 

「……これ以上、この地でゲッター線を研究する意義があるのでしょうか、博士?」

 

 つい、余計な質問を口にしてしまった。

 口にしてすぐ、セルバンテスは苦虫でも噛み潰したように顔をしかめた。

 その一言は、自分に返る刃であった。

 人類が滅亡する未来から逃れる事が出来ないと言うのならば、セルバンテスがこうして、いくつもの時代を彷徨い続ける事の意義こそ何だと言うのだ?

 

「意義、かね……?

 そんなものは所詮、ただの言葉だよ」

 

 セルバンテスの心理を知ってか知らずか、突き離すように男が嘯く。

 

「人は誰しも、自分の行動に大義付けが欲しいものだが……。

 知っての通り、現実は往々にして理想と異なる。

 工夫の労働環境を改善するためのダイナマイトが戦争の道具となる一方で、

 戦争で生み出された数々の兵器が、社会を支える新たな発明の礎と為り変わるように、ね」

 

「…………」

 

「我々がしている事の意味など、それこそ後世の史学者くらいにしか分からぬ話さ。

 あのシズマ・ドライブにしたってそうだ」

 

「……シズマ・ドライブに、何か問題でも?」

 

「いいや、あれは確かに万能のエネルギーだ……、万能に、過ぎる。

 安価でクリーン、しかも半恒久的にリサイクル可能。

 火力、水力、原子力と言った従来の発電設備を、瞬く間に過去の存在としてしまった。

 万一の時のライフライン確保のため、本来ならば分散されるべきリスクを、今やあの万能のシズマ管が一本で引き受けてしまっているのが世界の現状だ。

 たった一つの要石によって支えられる脆弱な文明社会、危ういとは思わんかね?」

 

「ゲッター線が、そのもしもの時の鼎になる、と?」

 

「――と! いや、すまん。

 これはどうやら、我ながら()()()が過ぎたようだな。

 らしからぬ事を言った、忘れてくれたまえ」

 

 たちまち男は恥ずかしげに苦笑し、その後、真剣な顔を作り直した。

 

「さあ、もう行きたまえ、セルバンテス君。

 君が必要とする物は、今度こそ本当に、ここにはもう残っておるまい」

 

「はっ」

 

「……君に頼むのもおかしな話ではあるが、草間博士の息子にも宜しく」

 

「ええ、ありがとう博士……、敷島博士」

 

 軽く会釈をして、セルバンテスが、男の背後の闇に消えていく。

 ドアが開く音はしなかった。

 空気が動く気配も無かった。

 けれど室内にはいつの間にか、老人ただ一人となっていた。

 十傑衆、幻惑のセルバンテスの姿は、研究所から、いや、その世界から忽然と消え失せていた。

 

 

 

 ――二週間後。

 

 浅間山ゲッター線研究所の存在は、国内で大々的に取り沙汰される所となった。

 理由は昨日の未明に起きた、ゲッター線暴走事故。

 

 責任者の敷島所長を始めとした、二十六人の研究者は、いずれも消息不明。

 天空まで噴き上がる光柱の後に残されされたのは、無残に蕩け、捻じれ、混ざりあった設備の残骸と、未知なる力によって結晶化した金属の世界のみであった。

 文明を謳歌する人々は、ロボット工学の父の無残な最期に戦慄した。

 だが、そのニュースを()()セルバンテスが知る事は、ついに無かった。

 

 

 

 

 無残な世界があった。

 セルバンテスの眼前に、終末を乗り越えた、おぞましき世界が一面に広がっていた。

 

「これは……、一体何の冗談だ?」

 

 崩れかかったビルディングの屋上で、セルバンテスが呻くように呟いた。

 眼下に広がっていたは、全てが燃え尽き塗り潰されたいつもの世界とは、別の風景であった。

 

 木があった。

 草があった。

 土が、コンクリートが、鉄骨が、川が、森が、海があった。

 だが、いずれをとっても、独立できているモノは、一つとして無かった。

 物質が、生命が、境界線を失っていた。

 何もかもが、あるいは爆ぜ、あるいは歪み、捩じり曲がっては渾然一体となり……。

 

 そして……、全てが蕩けていたのだ。

 

「――まったくよォ、花の東京がこの有様とは、情けなくて涙が出てくらァ」

 

「むっ?」

 

 剣呑なる響きを匂わせながら、奇妙に陽気な声が背後より投げかけられる。

 聞き覚えのある声色に、セルバンテスがゆっくりと振り返る。

 

 バン、と鉄扉を蹴破って現れたのは、一人の逞しい男であった。

 隆々とした肉体にサラシを巻いて、袖も通さず羽織っただけの上着で風を切って歩く、豪放磊落を絵にしたかのような大男であった。

 油断ならぬ相手だ。

 知っている、セルバンテスの口元に、不敵な笑みが浮かぶ。

 

「ほぅ、随分と懐かしい顔だな……、村雨竜作よ」

 

 村雨竜作。

 ある時は国警の核弾頭として、ある時は独立勢力・村雨組の頭目として、幾度となくBF団と矛を交えた好漢である。

 が、その竜作の姿を見とめた瞬間、セルバンテスはさっ、と表情を変えた。

 

「村雨……、左腕は?」

 

「あん、これかい?」

 

 と、半ば合金化し、大きくねじ曲がった左腕を、竜作が事もなげにひらひらと振るった。

 竜作もまた、唯一人では無かった。

 片腕が捻じれ、蕩け、すでに人と呼べる存在では無くなりつつあった。

 

 そんな対主の動揺など何処吹く風とばかりに、竜作がこの男らしい軽さで飄々と笑う。

 

「へっ、いわゆるゲッター線照射障害ってぇヤツよ。

 われながら、とんだドジをこいちまったモンよ」

 

「ゲッター線……、照射障害、だと?」

 

 あっけにとられるセルバンテスを尻目に、竜作が身を乗り出し、東洋の大都会と謳われた繁栄の跡を覗き込む。

 

「ああ、どこもかしこもヒデェもんさ。

 三年前、浅間山で巻き起こったゲッター線の暴走事故。

 その日を境に、日本中のなんもかんもが、すっかり蕩け切っちまったのよ。

 だが皮肉な事に、その時溢れだしたゲッター線の力によって、日本だけは【燃え尽きる日】の惨劇を乗り越える事が出来た」

 

「……この世界でも、アンチエネルギーの脅威から、ゲッター線が人類を救った、のか?」

 

「あん!?

 フザけた口利いてんじゃねえぞ! おっさんよォ!

 この光景のドコに救いがある? 何処に人類が居るってんだ!?

 あの日以来、神国日本はあのクソッタレのイデアどもの天下ってェのによ!」

 

()()()()

 

「ゲッター線を享受し、溺れ、すっかり身も心も歪んじまった化け物どもよ。

 このねじ曲がっちまった世界に相応しい、腐れ外道ってワケだ」

 

 ジッと西の空を睨みつけながら、竜作が心底忌々しげに吐き捨てる。

 ゲッター線とアンチ・エネルギー。

 時を超え、大きく立場を変えながら、どこまでも絡み合う超エネルギーの因果に、セルバンテスが言葉を失う。

 

 かつて、あの白昼の残月は言った。

 アンチ・エネルギーとゲッター線は、決して交わる事の無いエネルギーである、と。

 ゲッターの光が、万物を破壊する光球の輝きと、対の柱であると言うのならば、その光はきっと、人類にとって救い足り得ない。

 あるいは、もっとおぞましいモノ。

 全てを喰らい、奪い、呑み込み、絶対の破壊をもたらすアンチ・エネルギー。

 惜しみなく与え、注ぎ、無理やりに生物の進化を導き出すゲッター線。

 その、過剰にもたらす力が勝利した世界が、コレだ。

 

 ならばこれは、罰ではないだろうか?

 ゲッターの何たるかも知ろうともせず、無限のエネルギーよと弄んだ。

 その因果が今、こうして、ゲッター線の完全勝利した世界、と言う形となって、セルバンテスの前に現れたのではあるまいか?

 

 じっ、と押し黙ってしまったセルバンテスに、竜作が訝しげな視線を向ける。

 

「んな事よりよォ、アンタこそ、何だって今さら化けて出やがった。

 なあ【眩惑の】セルバンテスさんよォ?

 風のウワサじゃアンタ、三年前のあの日に紅海で死んだ、って聞いてたぜ?」

 

「……何?

 そうか、私はここでも死んだ、か」

 

 竜作の言葉に、セルバンテスが思わず自嘲をこぼす。

 

「やれやれ、十傑集のセルバンテスとやらも存外骨の無い奴だ。

 フフ、これじゃあ大作君の事ばかり言ってられんなぁ」

 

「……?

 まあいい、折角だからちィっと手ェ貸せや、眩惑の。

 世界がこんななちまったんじゃァ、今さら国警だのBFだのでも無いだろう?」

 

「ふむ、相変わらず人遣いの荒い男だな、君は?

 今度は一体、どんな悪だくみかね、村さ……」

 

 

「 ジ ャ イ ア ン ト ロ ボ の 発 掘 じ ゃ ア ァ ー ッ !! 」

 

 

「!?」

 

 と、その時、それまで村雨の背後に控えていた老人が、突如として狂声を上げた。

 ぐるぐると滾る狂人の瞳に、思い切り逆立った白髪の禿頭。

 白衣に一升瓶、それにサンダル。

 そして何より、この絶望的な光景を、喜色満面に見つめる嗤い顔。

 知っている、こう言う狂人と出会った事が、確かにある。

 

 あっけにとられるセルバンテスの前に、狂人が、ぐいっ、と豪酒を呷って畳み掛ける。

 

「グヒッ、あんのロクデナシのイデアどもを皆殺しにするにはよ。

 ヤツら光のゲッターに対抗できる『(アンチ)』ゲッター線エネルギーの怪物が、どうしても必要なんじゃッ!!」

 

「アンチ・ゲッター線……、目には目、ですか?」

 

「オウッ!

 ヒヒヒ! その点、草間博士の生み出したアンチ・エネルギー理論は、実に()()ゲッターに馴染みそうじゃからのう。

 まずは一刻も早くロボの行方を探しだし、その全貌を白日の元に晒してやるんじゃァ!!!」 

 

 狂人が叫ぶ。

 あの豪放なる竜作までもが鼻白み、思わず声のトーンを落とす。

 

「……ま、そう言うこった。

 ノラ犬に噛まれたとでも思って力貸してくれや、眩惑のおっさんよォ」

 

「ふっ、お前も随分と苦労しているようだなあ」

 

 セルバンテスはしばし、迫りくる狂人と遠い目をした宿敵の姿をしみじみと見つめていたが、やがて一つ、大きな溜息を吐き出した。

 

「……やれやれ、今回はまたずいぶんと、長い寄り道になりそうだ」

 

「ンン、何か言ったかの? 眩惑のセルバンテス君!!」

 

「いえ、出来ればお手柔らかに頼みますよ……、敷島博士」

 

「ムホホ! ワシの名前まで知っとるのか! 名乗る手間が省けたワイ!」

 

 頭を抱える二人を尻目に、今やすっかり上機嫌となった敷島が、諸手を上げ高らかと宣言する。

 

「ヒヒッ!! 役者は揃った、さっそく始めるとしようかッ!

【 反 ッ!! G R 計 画 】開幕じゃあアアァ――――ッ!!」

 

 

 

 ――来るべき近未来ッ!!

 

 滅亡の未来を乗り越えた人類は、息吐く間もなく、新たな危機を迎えつつあった。

 

 宇宙から降り注ぐゲッター線の輝きと、未だ地の底に眠るアンチ・エネルギー。

 

 相反する光と闇の因子の狭間で、男の舞台演劇が、再び幕を開ける。

 

 その名は――!

 

 

 

 

 

 

 

 


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