ライザー=フェニックスの日常   作:兵太郎

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新しい物を書き始める時って、ワクワクしますね!
さぁ、投稿です!



不死鳥の誕生と幼少期
誕生


今から22年ほど前、冥界の病院の一室で、上級悪魔の子供が一人、産まれた。

「おお、これまた元気な子だ。我がフェニックス家の者にふさわしい、力強い泣き声だ。こいつは、立派な子に育ってくれるだろう」

産んだ母親は、赤ん坊が出てくる為に開いた穴を閉じる、いや、『再生』させながら言う。

「そうだわ、あなた。この子の名前をつけてあげなくては」

「この子の名前は決めている。ルヴァルと二人で、三日間かけて考えてやった。こいつの名前は・・・ライザーだ!」

「ライザー・・・良い名前です」

父親は、赤ん坊を両手で抱き上げ、言った。

「ライザーよ、お前はこの世に生を受けたのだ。これからお前は色々な物を見て、聞いて、感じて、思うだろう。それらを全て受け入れ、お前の力にせよ。力強く、自由に生きよ!」

 

赤ん坊はオギャー、と父親の言葉に応える様に泣いた。それと同時に口から火が少し漏れる。

「おお、火が出た!不死鳥の火が!よし、では『涙』の回収に移ろう」

フェニックス家の者の涙---俗に言う『フェニックスの涙』は、それに触れた部分をフェニックスの様に再生する効果があり、その実用性の高さから、高値で売られており、フェニックス家の主な収入源でもある。フェニックスの涙を多く取る為、フェニックス家はよく泣く者、つまり子供を良く産む。この度産まれたこの男の子は、二人の兄がいる。

ちなみに、フェニックスの血液は涙よりも再生能力が大きいが、血は他の事に使われそうだから、と販売していない。

 

「よし、ユーベルーナ!私が赤ちゃんを抑えてるから、涙を回収してくれ!」

父親は、この病院にいたもう一人の少女に声をかける。

「分かりました〜」

この少女は今年で五歳になる。フェニックス家に二歳の時から預けられ、そこで家事手伝いをしながら、家族の一員として暮らしている。今日は、フェニックスの涙を作る為、そして新しい家族を一目見るために、フェニックス卿について来たのである。

「あかちゃーん、ジッとしててね〜」「ダブッ、オエッ」

赤ん坊は上に向かって勢い良く火を吐く。幸いな事に、その先にはフェニックス卿しかいなかった。

「幸いではないがね!?まあいい。フェニックスの涙を回収するぞ」

赤ん坊の眼の辺りにスポイトを持ってきて、涙を吸い、ビンに入れる。赤ん坊は顔に当たる物体に嫌そうな顔をし、また泣き始める。それを何回か繰り返すと、赤ちゃんも泣き疲れたのか、顔に当たる物に慣れたのか、抵抗しなくなった。

「涙は取れたかね?」

その言葉に少女は持っているビンを見せ、答えた。

 

「赤ちゃんきゃわいいです!(バッチリです!)」

「・・・そうだな、可愛いな、赤ちゃんは」

「はっ!間違えた!」

 

「はははははっ!」「うふふふふ」

「わ、笑わなくてもいいではないですか!間違えただけなのですから!」

少女は顔を耳まで真っ赤にしながら言う。本人は強く言っているつもりだが、照れていて声に力が入っていない。

「キャッキャッキャッ」

「赤ちゃんまで笑ってる!?」

こうしてフェニックス家の三男坊、ライザー=フェニックスは誕生した。




ライザー=フェニックス誕生!ここから彼のハーレム人生が始まったのだった!・・・ラブコメみたいな描写、書けるかなぁ。不安です。
今回も読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m
次回もよろしくお願いします!
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