ライザー=フェニックスの日常   作:兵太郎

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いよいよライザーとイザベラの初対面です!



恩と仇

ライザーは思った。誰もいない!と。

戦場と教えられた地域にたどり着いたものの、そこには人っ子一人いない。その理由はSAFSが敵も味方の死骸も全て回収しているからだが、ライザーがその理由を知るはずもなく、彼は悪魔を探して飛び回る。

 

「誰かいないものかな?うーむ……飛んで行っているから隠れている奴とかを見つけられて無いのかな?」

ここは戦場、兵士達が馬鹿正直に堂々と立っている訳はない、とライザーは考える。このまま飛んで行っても見つからなさそうだと判断し、彼は着陸して歩き始めた。

--そして、約二分後。

彼は大きな岩の隣を、帰り道の目印と思って観察しながら通ろうとしたライザーは、その岩陰で寝ている一人の女性を見つけた。

その女性は、何故か岩陰で横になっている。その奇妙さに普通は怪しむものだが、ライザーは違った。

「あ、悪魔いた!」

彼は嬉々として女性に近づく。それは女性--イザベラにとって最大級の幸運であった。

 

「あの〜、すいません。寝ているところを失礼……うわっ!?」

ライザーはイザベラの顔を覗き込み、何故彼女がこんな所で寝ている、否、寝かされているか理解した。

「うわわ、ひどい怪我だ!涙、涙っと!」

ライザーはイザベラの顔にフェニックスの涙をかける。すると、彼女の傷はどんどんと再生していった。

「あ、ああああ……?」

イザベラは、視界が明るさを取り戻した事に驚く。それと共に、右眼が復活している事に気付いた。

(……顔の右側が復活している!?フェニックスの涙か!?……しかし、仲間達はフェニックスの涙を持っていないというのは話を聞いて分かっている。何者……ハッ!まさか、私の身体を狙った敵兵か!?)

イザベラは貞操の危機を感じ、右手に魔力を込める。まだ周りに敵兵はいるだろう。地面に電気を流し、ソナーのように近づいてくる者の数と距離を見極める。

 

そこに、ライザーが声を掛けた。

「あのー、おーい、もう治ったから起きてくださーい」

彼はイザベラを揺らし起こすため触れようとし、

「引っかかったな!」

魔力の篭ったグーを喰らい、その顔面を崩壊させられた。

「……ん?あれ、子供?」

イザベラはパンチが直撃した時には攻撃対象が子供であると気付いたが、そのパンチを止めることは出来なかった。

彼女はサッと青ざめる。

「相手の腹を殴るつもりだったのに、まさか相手が子供とは!この近くにあるという村の者か?しまった、思いっきり顔面を殴ってしまった!おい、少年!大丈夫か!?」

その言葉に、ライザーはこう返す。

 

「貴様、恩を仇で返しおって……貴様は絶対に許さんぞ!」

 

ここから、怒りにもえるライザーの攻撃が続く。イザベラは相手が子供だと思って最初は手を出せないでいたが、だんだんと防御だけでは持たないと思い初め、電撃攻撃を仕掛ける。しかし、不死身のフェニックスにそんなものが効くはずもなく、彼の本気の攻撃で服はほぼ全て燃え尽き、身体の所々に火傷を負い、遂に倒れた。

そこでライザーも正気に戻った。

「しまった!話を聞く気だったのに、戦って倒してしまった!」

慌ててイザベラの身体中にフェニックスの涙を振りかける。彼女の火傷跡は綺麗サッパリ無くなった。しかし、フェニックスの涙は生物しか再生出来ないのだ。

再び涙をかけられたイザベラは、その冷たさに飛び起きる。ライザーはその時、イザベラの目の前にいた。

 

ライザーの目に映ったのは、母親以外に見た事の無い、女性の裸。一糸も纏わぬ全裸であった。

「ブフォア!?」

ライザーはその刺激に鼻血を、貴重なフェニックスの血を大量に出して倒れた。

 




〜〜〜祝・UA10000突破!〜〜〜
皆さん、この作品を読んでいただき、本当にありがとうございます。こんなに早く10000UAに到達するとは思いませんでした!
読んでくれている皆さん、お気に入り登録して頂いている皆さん、本当にありがとうございます!
これからも『ライザー=フェニックスの日常』をよろしくお願いします!

次回、ライザー君、初の眷属ゲットなるか!?

今回も読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m
これからもよろしくお願いします!
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