魔法少年マジカルアスラン 作:仙儒
大きな魔力反応に目を覚ました。
いよいよ始まり出す。運命の輪がなのはを駆り立てる。
何かあった時のために一つだけでも回収しとくか。
「イージス!」
(セットアップ)
深紅の光に包まれ、騎士のような甲冑でPS装甲もオンになる。
「アスラン!」
リニスも気が付いて駆けつけて来た。
「説明は後だ、行くぞ!」
そう威勢よく言うと、夜空へと飛び立つ。
まだ、次元の歪み見たいのから幾つか流星のように出て、海鳴り市のどこかへと落ちていく。
このままだと、町にも幾つか落ちかねない。確か人間のような強い願いに触れるのが一番事態が大きくなる。それだけは何としても避けねばならない。
なのはの為に、そして、俺の為にも。
「リニスは結界を、俺は次元の歪みを如何にかする!」
三年かけてリミッターを5つかけ、更には、出力調整に手間取ったが、運命の日に何とか間に合った。
下手に刺激して複数発動されても厄介だ。やるのならば一撃必殺が求められる。
普通だったら無理だろうが、俺のデバイスの演算力を舐めてはいけない。
命令すらしてないのに既にジュエルシード一つに対する封印に必要な威力と、歪みに有効な威力。この二つの演算をこの短期間でやってのけたのだ。
その二つを合わせた威力に勝手に威力を調整してくれる。
そして赤い砲撃、スキュラが火を噴く。
スキュラが歪みに直撃した瞬間に凄まじい大爆発が起こる。
それは、リニスの張った結界をものともせずに破壊した。
俺はリニスの前に移動してシールドでガードしてる。
シールド事態何らかの仕掛けがあるのかどんな攻撃にも耐えて見せたが、それを装備して踏ん張るとなるとまた事情が変わって来る。ましてや、地面が無い空中だと。
両腰のスラスターの噴射が一段と強くなる。
そして、世界が一瞬だが揺れたような気がする。
それが一分だか、十数秒だかはわから無い位には感覚がいかれる。
完全に爆発が収まると、情けない事に腰が抜けてしまったと言えばいいのか、それともそれだけの力を使ったからなのかわからないが、そのまま重力に身を任せて落ちてゆく。
それをイージスがスラスターを巧妙に使い減速する。
ゆっくりとだが落ちていく俺を見て急いで降下して支えてくれるリニス。
そのリニスに一刺し指で下を二回指すのを見て理解したのか、うなずき、ゆっくり降下してくれる。
地面に無事に降りられると空からジュエルシードが三つ、封印状態で落ちて来た。
これが今後どんな事に繋がるかはわからないが、今ある原作に無かった次元の歪みと言う破滅は免れた。今はそれだけで良しとしよう。
「…これが貴方が言っていたことなのですね、アスラン」
それに対して俺は何も言えなかった。言ったとしても信じては貰えないだろう。
逆に、なまじ信じられて、今後の展開に付いて教えたとして、今回みたいなイレギュラーが起こった場合、対処ができなくなる。
最悪、地球が次元震に呑み込まれる危険さえありうるのだ。慎重にしないと。
「小規模な次元震を確認しました。遅かれ早かれ管理局が動くでしょう」
ああ、さっきのが次元震なのか。なのはとフェイトのデバイスは砕け散ったのにこっちのデバイスが無傷とかどんだけ頑丈なんだよ。しかも、直撃ではないにしろ、単純計算で三つ以上が発動している状態でその余波に触れたのにかかわらずだ。
「その管理局は知らないが、着くまでに時間がかかるだろう。悪いがあんな光景を目の当たりにしたんだ。ほうっておくわけにはいかない。どれだけの被害が出るかわから無い」
「はい、わかっています」
彼女にしては呑み込みが良いな。
てっきり管理局に任せろと言うと思っていたが、違ったらしい。
珍しい事もあった物だと思う。
今回の件で管理局が来る時間がぐんと短くなった。
物語は加速する。この中でなのはがどこまで強くなるのか。最低でも原作通りに成ってくれるに越したことは無い。本当はなのはが魔法と出会うの事態反対だが、そこは、どうあがいても避ける事は不可能だ。
「帰ろう、リニスは自分用のデバイスの完成を急げ」
これは前々から言っていた事。もしもの可能性の時のために作るように言っといた。
「安心して下さい。もう出来上がってます。後は名前を決めてあげるだけですよ」
デバイスを作るための施設に材料は家の地下にそろっていた。カートリッジシステムの素材まであったし。
俺も初陣にしてはまぁまぁな戦果だっただろう。
帰ったらジュエルシードの解析に時間を使う。今日は徹夜かな?