魔法少年マジカルアスラン   作:仙儒

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無印

 端末のランプが点滅している。

 IDからすずかだとわかった。

 因みにこの端末は通信端末はC.E.の技術で作られている。というか、作った物を親密な関係にある極わずかな人物たちにのみ配った。

 子供は親友である3人に、大人はリニスに桃子さんに士郎さん、忍さんに恭也さんだ。美由希さんにもちゃんと渡してある。

 忍さんにすずかはどういう仕組みなのかを知りたくて目を輝かせていたので、バラバラにしても良い奴を設計図付きでプレゼントした。

 大変喜ばれた。

 何時もならそのまま端末をONにしてしゃべることが殆どなのでこういった、メッセージを残す事は珍しい。

 相手の顔も映るしな。

 映像端末に残されていたのは、今度の休みにお茶会をすずかの家でやると言う内容だった。こんな内容ならどうせ、皆にも話すのだろうからその時に言えばいいのに。

 そう思いながら端末を閉じる。

 それにしても、遂になのはとフェイトの初対面か。デバイスが劇場版使用だったから海鳴り公園で戦う物だと思っていたが、考えてみれば、犬の事件があった時点で気が付くべきだっただろう。

 まぁ、原作と大夫ずれと言うか何と言うか…、それがあるから心配だったが、どうやら事はその通りに動いている。

 問題があるとすれば…、やはりイレギュラーか。このことを考えてもきりがないが、考えてしまう。運命は待ってくれない。今の運命はフェイトの事ではないぞ?

 この世界の大まかな意志、と言う奴だ。

 

 

 そして、運命の日。

 着替えて食事を済ませて、すずかの家に向かう準備をしていたら、何時ものメンバーがそろった。

 直接現地集合だと思っていたが迎えに来てくれたのか?

 律儀なことだと思いながらも内心穏やかでは無かった。

 

 それは…、例えるなら戦士としての感、と言う奴だろうか?

 どうもそれが俺に強く何かを訴えて来る。

 

 そう思うとすずかの家に行くのが何故か行きたくなくなる。

 まぁ、結局行くのだが。

 そう言えば2人にはお茶会の事を伝えて居なかったみたいだ。

 すずかにしては珍しいと思いながらも2人もついてくることになった。

 その際、2人で何かこそこそ話していたが、何だったんだ?

 聞いても教えて貰えなかった。

 

 

 月村亭に着くとすずかが若干引きつった笑みで迎えてくれた。

 なのはにアリサが少し怖かったが見なかったことにしよう。

 通された客間にクッキーや紅茶が出されるがそれはなのはとアリサにだけだった。

 虐めか、とも思ったがノエルさんにファリンさんがニヤニヤしながら「しばしお待ちを」と言うので待つことにした。

 

 

 しばらくしたらすずかが緊張気味に紅茶を持って来た。

 初めて紅茶を淹れたので飲んで欲しいとのこと。

 俺はそのまま紅茶を受け取り口にする。

 一瞬、ほんの一瞬だが微かに鉄の味がしたような気がして、眉を動かす。

 その後の紅茶が鼻を抜ける香りに気のせいかと思い、「美味しい」と答えを出したら凄く喜んでくれた。

 上手く紅茶を淹れられたことが余程嬉しかったのだろう。桃子さんの淹れた紅茶には遠く及ばないが、一般人でここまで上手く淹れられるのはたいしたものだ。

 余程練習を重ねたのだろう。

 ユーノは猫に追い掛け回されて大変そうだ。




次回、戦闘パート。
戦闘パートって難しいんだよね…、
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