魔法少年マジカルアスラン   作:仙儒

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空白期

 世界はおおむね平和で、それでも人は傷つけ、傷つき。本当は何とどう戦わねばならないのかわからない。そんな世界だけど、護りたいものがある。

 そんなことがわかった日でした。

 

 

 

 魔法少年マジカルアスラン、始まります。

 

 

 

 

 わけわからんテロップ入ったな。

 え?メタイ?んじゃ、ここまでにしとこう。

 

 現在地下施設に置いてスパルタ? んな生易しいものでは無い異常な訓練が行われている。360度何処からともなく幾つも飛んできて、しかも、誘導性があるとかここは戦場かよ! って。

 イージス曰く、ドラグーン・システムの対処方法とか言ってるけどドラグーン・システムに誘導性はついてないから!

 

 そして考えてる余裕がある俺は何なの? 流石に息切れはしてるけどさ。

 これいじめ以外の何物でもないでしょう?盾で防ぎ、ビームサーベルで切り、すんげえ回転しながら針孔探してそこに入って避けるようなことばかりだよ。

 まるで未来予知したように正確に狙われてるし。

 キラとレイはよく防いでかつ、攻撃してたな。

 これに誘導性入れ、スピードもマッハとか、流石に誰でも死にたくなるでしょ。どう考えたって可笑しいもの。

 しかもこれをしてるの、イージスなんだぜ。俺のサポート?もちろん全て切られてますが。残されてるのはPS装甲とビームサーベル、ビームライフルと言った機体性能だけな!

 スキュラ? んなもん撃ってる余裕ねーよ。

 未だに、調整段階だし。

 

(右スラスターに被弾)

 

「くそっ!」

 

 その被弾をさきがけに全装甲を撃ち抜かれて、シュミレーションが終わる。

 同時に凄まじい疲労感が襲い、そのまま床まで落ちる所をすれすれで、イージスのサポートが入り浮遊状態になる。

 

(お疲れ様です。前回よりも10分時間の更新を確認しました)

 

 そんなに更新したのか?

 息を乱し片目を瞑りながら待機モードへと戻ったイージスに、何とか声を絞り出す。

 

(後一時間で学校に行く時間ですが、どうなさいますか?)

 

 実の所、もう宇宙学とかコロニーの建設に必要な事等、必要な事から必要でないことが大半を占めている俺は学校へは通っていなかった。

 

 通っていなかったんだが、どこから嗅ぎつけて来たのか、士郎さんと桃子さんになのはと同じ学園へ通うように手続きがされていた。

 習うことが無いと弁明はしたものの、物を言わさぬ二人の素敵な笑顔に屈し、仕組まれたようになのはのクラスに編入となった。

 最初は学費まで出すと言ってきたが、それだけは俺のプライドが許さなかったので此方で出すことにしている。とは言っても特別枠で特待生として入ったため学費は全て免除。弁当は近くのコンビニで買っていたが、それが、なのはから桃子さんに伝わり、弁当を作って貰えることとなった。そのため、学校を意味なくさぼることができないのだ。

 そう思いながら一階のシャワー室に入る。

 そう言えば、恭也さんと戦った時以来SEED状態にはなっていない。何故だろう?

 イージスがリミッターをかけているのか?

 

 あり得るから怖いわ~。

 

 今日も学校に着いたらイージスのシュミレーションだろうし。

 

 そんなことを考えながら授業の支度をする。

 朝食は…コンビニの焼きそばパンでいいや。

 

 またなのはに怒られるなと思いつつ、この年だとシェフやメイドを雇う契約ができないので、近いうちに士郎さん伝いで解決することになるだろう。

 

 

「あ、アスラン君!こっちこっち」

 

 何時ものバスの待ち合わせ場所に近づき、それに気が付いたなのはが手を振るう。

 それに片手で手を振りながら近づいてく。

 

「あ、またそんなの食べて、体に悪いよ」

 

 そう言われるがコーディネーターである自分にはそう言った事で体に害を及ぼすことは無い。

 何せ病気にかからないんだから。それも遺伝子レベルまで。

 

「料理ができないんだ、しょうがないだろう」

 

 そう言うと少し膨れた顔をするなのは。

 

「じゃあ、今度から朝ごはんもなのはが作ってくるの」

 

 一転してもじもじして頬を少し染めながら言ってくる。

 それに対して俺は

 

「料理のさしすせそを覚えたらな」

 

 そう返す。なのはは頑張るのと言ってやる気満々ですアピールをしてくる。

 大丈夫かな?ゲル製造機になったりしないよね?

 確かVIVIDなら家事全般ができていた筈なので、大丈夫かと思いなおす。

 因みに弁当を作ってもらう段階で、俺の好みは筒抜けである。

 まぁ、それを今のなのはが作れるとは微塵も思っていないが。

 

「そう言えば、今日のお昼はアスラン君の大好きなロールキャベツだよ」

 

 それを聞いてテンションが少し上がる。昼間が待ち遠しい。

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