原作者今井神の伝説。
NEEDLESSは元々彼が中学生〜高校生までの間に描いていた落書き漫画が元ネタです(通称原作NEEDLESS)
つまりこの人中学時代から書き溜めてた漫画を月刊誌連載までに漕ぎ着け、アニメ化、ドラマCD化に成功したとんでも無い人です(白目)
第22話 流れ流れて
「と言う訳で桃太郎みたいに流されてるんだけど誰か回収してくんない?」
『……刹那達は捕まえた人質に逃げられてソレを追ってるから私達が回収に行ってあげる、説教は覚悟しなさいよ?』
「お、お手柔らかにね?』
『それはあんたの態度次第よ、後口調が戻ってるわよ』
「…………疲れが溜まってそれどころじゃ無いですはい」
用水路を使用した逃走は成功し、近くを流れる川から這い上がった僕は濡れた服を乾かしながら七海ちゃん達に回収を頼み、大の字で倒れ込んで彼女達の到着を待ちつつ僕の逃走後みんなどうしたのかを聞く。
あの後刹那ちゃん七海ちゃんは変身女と、梔ちゃん美咲ちゃんは手負いの神父と交戦、二対一と言うアドバンテージを生かして二人を追い詰めるも、復旧の間に合った防壁によって阻まれてしまい、撃破には至らなかったと言う。
おまけに梔ちゃんと美咲ちゃんはあの神父のセクハラを受けてブチ切れていたらしい、今でも美咲ちゃんは爪を噛みながら七海ちゃんの隣でぶつぶつと通信越しにも聞こえる恨み言を吐いている、凄く怖い。
で、未央ちゃんがその混乱に乗じてクルス君を攫って来たのだけど、途中で変身女に入れ替わられてしまったらしく、僕との合流地点に到着する前に逃してしまった。
「それであの娘達はゴルディロックスの館に行っちゃったのか……」
「ええそうよ、で? 私達も行くの?」
「能力が使えない状態の僕がそんな所に行っても役に立たなさそうだけど、一応ね?」
「ですけど、クロは疲れ切ってるじゃありませんか」
「それもそうだけど、ほっとけないでしょう?」
無事に合流した僕は一度帰還するか、先行した刹那ちゃん達の回収に向かう事を決めかねていたのだけど、丁度その話し合いの最中に空中にディスプレーが投影される。
『BSの諸君、ご機嫌よう』
投影された映像に映し出されたのは空一面のアークライトさんの姿、シメオンビル落成イベントの告知をするつもりなのだろうが、彼の後方から何かが飛んで来ている様な気がする、と言うか見知った顔が三人……。
『私はシメオン製薬総帥、アダム・アークライt』
自己紹介中のアークライトさん、その後頭部に素っ裸の刹那ちゃん達が直撃し、『ゴパァッ』とか言う情けない言葉と共に倒れ伏してしまった。
即座に切り替わる映像、子供向けのウサギと亀の画像からは気の抜けた音楽が流れている。
「すっごく僕の気の所為であって欲しいけど、刹那ちゃん達だった様な気が……」
「気の所為であって欲しいけど、刹那達だったわね」
「気の所為であって欲しかったですけれど、刹那達でしたわね」
「………放送事故も見た事だし帰ろうか」
「「……うん」」
回収しようと話していた矢先に当の本人達がコレである、僕らはそれぞれ無言でテスタメントを起動し、落成したシメオンビルまで向かおうとしたのだけど、それと同時に再び画面にアークライトさんの姿が映る。
『諸君失礼した』
「凄い、顔色一つ変えてない」
「あの拳の血は刹那達のよね?」
「よく見るとアークライト様鼻血が出ていらっしゃりますわ」
僕はテスタメントを走らせながらアークライトさんのシメオンビル落成イベント告知を聞き流しつつ、今回の戦闘結果を反省していた。
僕自身あまり好戦的な性格をしている訳では無いので、脳内麻薬操作は必須と言っても過言では無いのだけれど、その反面直ぐに熱くなる上に相手を見下す癖が付いてしまうのが難点だ。
それと技の火力不足、劣化や風の剣は強力なのだけど、前者は効果が現れるまでに時間が掛かり、後者は距離が足りないと火力不十分でダメージを与える事が出来ない、かと言ってナイフ群を投げたとしてもニードレス相手には頼りない。
加速と減速を駆使して騙し騙しやっては居るけど次またあの神父とやり合った時に生き延びる事が出来るのかが不安だ、報告によれば奴は既に梔ちゃんのメイデンリストリクションやクラウンマリオネットを習得している、僕の能力的に彼女の
となると一撃で相手を殺害する事が出来る技の開発が急務、今僕の使っている技の殆どが補助的な物だからもっと攻撃的な物を作らなくてはならない。
イベントは明日、人質の取引は3日後を指定したと聞いている、あの連中がそんな事を守るのかと言われると首を傾げざるを得ないが、それでも最低今日一日は時間がある。
例えば血管の動脈、静脈にそれぞれ減速と加速を掛けて心臓を破裂させるとか、身体の放熱速度を加速させて凍死とか、………即効性に欠けるからダメそうだ。
と言うか普段の技もある意味閃きのような偶然で出来たものばかりだからこうやって自分から作ると言う物では無いような気がする。
「僕の打たれ弱さはこの際無視して火力不足だけでも何とかならないかなぁ……」
「確かにクロの能力は応用が効きますけれど、補助的な技が多いですものね、あの下品な神父と戦う時には少し心元無い気も分かりますわ」
「大体あんたの性格は戦闘向きじゃ無いわ、そんなだから攻撃力の無い技ばっかりなのよ」
「性格かぁ、それはどうしようも無いなぁ」
僕もアルカ見たいな性格なら色々思い付いたんだろうなぁ、……………アルカ?
確かアルカの
………もしかしたら、行けるかも知れない。
クロノス君が何か閃いた様ですよ(白目)
基本的に主人公の一人称なので神父VS刹那達はキンクリさせて頂きます、見たい人は近くの本屋又はTSUTAYAでNEEDLESS二巻を借りて見よう(ステマ)
アニメも漫画も面白いけど不思議とマイナーな作品なので周りに知る人が居ない悲しみ(白目)