第六波動の事を読み直したらディスクの工事園コーナーにはダークマターが充満している状態でしか撃てないとしか書かれて居なかったのでこのまま進みます。
この瞬間下準備で頑張って第五波動空撃ちする左天が確定しました(白目)
第39話 転生
体感時間で数億年、永劫に近い時の中を無抵抗な状態で精神攻撃を受け続けた僕は精も根も尽き果てた状態で転生を行った。
その所為か転生先のクローンの髪が白髪化し、先祖帰りでも起こしたのか目も赤くなっていた、性格もヤバイ事になっていたけれど何とか第六波動を受ける前の記憶と性格に回帰して事無きを得た……はず、数億年間の記憶があるからなんとも判断し辛いけれど。
意識を覚醒させた僕は周りを見渡し、今自分が居る場所を確認すると、培養液の様な物に満たされたプラントの中に浮いており、何故か僕の身体がちんまくなっていた。
…………多分、アークライトさんの指示だと思う、前右天も子供だったし、もしかして右天職は子供じゃないと務まらないとか言うんじゃ無いよね?
僕の横のプラントの中には別のクローン達が浮かんで居る、一瞬悩んだものの彼らに向けてアトミックヘイルスパークを放ち、その全てを消滅させた後プラントの中から脱出する。
万一また第六、第五波動によって始末された際に新たな転生先として置いておく手もあったけれど、未来を見れば僕が第六波動を受ける可能性は低く、直撃しても今の僕ならば抜け出す事も可能だ。
そもそも、アレの原理は分かった、彼はダークマターを用いて脳に数億年分の体感時間を与えていたが、僕ならば直接脳に数億年の時を叩き込む事ができる、体感時間でない本物の時の経過を。
周りのスタッフに擬似第六波動を放ってみたけど、無事に発動する事が出来た、しかも僕の放つ第六波動は左天の物とは違い、対象者が老化した。
僕の擬似第六波動はダークマターでは無く時粒子を使用した物だから、その副作用だろう。
「まずは、アルカ達と合流しないとな……」
制圧し終えた研究室で一人佇む僕は、プラントの横に置いてあった服に着替え、施設内の案内板を見ながら彼女達との合流を目指し、部屋の扉を開ける。
すると目の前には僕と同じくらいの身長をしたアルカ?達と目が合った、誰の趣味かは一発で分かったけど、格好が幼稚園児なのはどうなのよ?
「…………」
「えっと、こ、こんにちわ」
「…………(ぺこり)」
「じゃ、じゃあ僕は用があるから……」
目を合わせない様にしながらアルカクローン達の中を通ってエレベーターに乗ろうとしたのだけど、背後から裾を掴まれた。
「……まって、おにいちゃん」
「おにい、ちゃん?」
その瞬間、僕の背筋に電流が走る。
お兄ちゃん、何と言う甘美な響きなのだろう……、兄さん、兄上、お兄様、あに様、様々な兄の呼び名がある中で最もポピュラーな呼び名なのに何でこんなにも可愛らしいのだろうか?
どうやら数億年も孤独に精神攻撃を受けていた僕は極端にストライクゾーンが広がってしまったらしい、もう僕は変態で良いや、可愛い娘に慕われる事の何が悪い、ビバ女の子!!
「どうしたの? 僕に何か用?」
「しゅつげきまでひまだったの、おいしゃさんごっこしよう?」
「喜んで!!」
「じゃあ、こっち、おにいちゃんかんじゃさん」
「はーい」
やった、これで可愛い幼女女医ときゃっきゃうふふができるぞ!!
…………なんて、思ってた日がありました、良く考えればこの娘達はアルカのクローンだった、だからこの娘達のお医者さんごっこって言うのは本格的な物だった。
手を連れて行かれた先には手術台らしきベッド、その上にはメスや回転ノコギリでデタラメに切り刻まれた肉塊が乗っている、台の周りにも肉片が散っているから何人も犠牲になっているのだろう。
女の子に誘われた結果、とんでもない場所に迷い込む事になってしまった。
「つぎ、おにいちゃんのしゅじゅつだよ?」
「ぼ、僕は健康だから」
「こえがふるえてるよ? だいじょーぶ、ちゃんとなおしてあげるから」
手を引かれて台の上に固定された僕は時間停止を応用して自分の体表の時を止め、時間停止の鎧を形成、
びっくりした顔のクローン達を尻目に立ち上がった僕は、正しいお医者さんごっこやおままごとを教えて彼女達を懐柔、部屋の一角で待っている様にと言い含めて今度こそアルカ達と合流しに行った。
幼女達との戯れは最高でした!!
…………過去の自分はこんなにもはっちゃけていなかった様な気がするんだけど、気のせいかなぁ? まあ億単位の時間を過ごしたんだ、多少性格が変わっていても仕方ない、はず、あっエレベーターから出たらテスタメン子ちゃんが誰かを追ってる。
遠目で見ると、神父一行に合流したアルカ達の姿が見える、どうやら他のアルカクローンとテスタメン子ちゃんに追われている見たいだ。
負ける未来は見えていない、しかし時間が掛かりそうなので目の前の敵性勢力全員を停止させる。
「
「この能力は、クロか!?」
「ふっふっふ、いえーす、僕がそう易々と死ぬ訳ないでしょ、クローンの身体を奪って生き返りました!!」
「いや、あの、どうやって?」
「良い質問だねクルスくん!!」
「いやっ、答えは!?」
「僕が神だからさ!!」
「クロさんのテンションがおかしい!?」
そんな事言われても億単位でぼっちだったんだからテンションがハイになるのは悪く無いはずだ、久々の触れ合いだし、可愛い女の子や綺麗な女性も居るしね。
「まあまあ、この下にアークライトさん達がいるんでしょう? 早く会いに行こう!! 僕も早く御礼参りしなきゃいけないしね!!」
「何する気なんですか……」
「アークライトに時間旅行をプレゼントするのさ、僕に素敵な片道切符をプレゼントしてくれたお礼にね!!」
「クルス、クロの性格は恐らく肉体年齢が問題だろう」
「へっ?」
「前に話したが、此奴の能力は時間を操る物だ、私も過去のクロが残した未来へのビデオレターを見たが、あんな性格だった、暫くすれば自分を見つけ直すだろう」
「うわぁ……」
何とも言えない視線を浴びながら神父達に合流した僕は真下に向かってアトミックヘイルスパークを打ち込み、ショートカットを作り上げ、最後の決戦に飛び込むのだった。
クロは変態心理を獲得しました(白目)
遂に時間停止の鎧を纏える様になりました、勝てるのは時間操作覚えた左天くらいです(震え声)