ただ話すだけの小説   作:ふがふがふがしす

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どうも、ふがしです。
気がつけば半年ほど過ぎ去ってました、ええ。
とりあえずどうぞ。

…あ、今回は最初の方読めばわかるとは思いますが有名なネタのパロディです。
苦手な方はブラバしてくだされ。


おにぎりの話※この話には地の文が少しだけあります

 とある地方の一風変わった高校。その中のとあるクラス。教壇には一人の少女が立っていて、後ろの黒板には文化祭の出店決め…と、書いてある。

 少女はクラスを見回し、喋りだした。

 

「諸君、私はおにぎりが好きだ。

諸君、私はおにぎりが好きだ。

諸君、私はおにぎりが大好きだ。」

 

「おいどうした急に。頭大丈夫か?」

 

 少女の幼なじみの少年が無粋な茶々(ツッコミ)を入れるが、少女はこれを完璧にスルー。いつもの光景である。

 

「しゃけのおにぎりが好きだ。

おかかのおにぎりが好きだ。

梅干しのおにぎりが好きだ。

昆布のおにぎりが好きだ。

高菜のおにぎりが好きだ。

たらこのおにぎりが好きだ。

明太子のおにぎりが好きだ。

ツナマヨのおにぎりが好きだ。

福神漬けのおにぎりが好きだ。」

 

「お前最後ネタつきたろ。おにぎりの具の種類思い付かなくなっただろ。」

 

「学校で、仕事場で、家庭で、山頂で、プールサイドで、運動場で、浜辺で、機内で、車内で、自分の部屋で。

この地上のありとあらゆる場所で食べることができるおにぎりが大好きだ。」

 

「先生の号令と共に並べたレジャーシートの上で無遠慮に頬張るのが好きだ。

あいつ(さっきから茶々いれるバカ)が食べてたおにぎりが、カラスによって空中高くに上がっていた時など心がおどる。」

 

「おい、俺か?俺のことか?小学校二年生の時の遠足のこと言ってんのかお前ぇ!?」

 

「受験生の時に、母親が作ってくれた夜食のおにぎりが好きだ。

泣き言を喚きながら、必死に勉強を続ける私の為に、母親が頑張ってねの一言と共にくれた塩にぎりは、胸が熱くなるような味だった。」

 

「なあ、俺の記憶が正しければお前そんな勉強してなかったよな?むしろ泣き言喚きながら勉強してた俺の横で満面の笑みで握り飯食ってたよな?しかも深夜。」

 

「冷たくなったおにぎりを、熱い味噌汁と一緒に食べるのが好きだ。

冷たくなり甘みが増したように感じるおにぎりを頬張り、熱い味噌汁を啜りながら何度も何度も咀嚼した時など感動すら覚える。」

 

「それはまあ…うん、わかる。」

 

「コンビニ等に売ってる色々な種類のおにぎりなんかもたまらない。

様々な趣向を凝らした具材の種類の豊富さ、海苔が湿気らないようにする為のパッケージを開け、自分の手で最後の仕上げをする時のワクワク感も最高だ。」

 

「…お前この前めんどくせぇとか言っt「言ってない!」…はい、すいませんでした。」

 

「とても大きなバクダン等と呼ばれるおにぎりを山頂で食べるのが好きだ。

汗水を流し、疲労感と達成感を感じながら頬張る際など絶頂すら覚える。」

 

「あの時お前は俺に荷物全部押し付けてたと思うんだが気のせいか?なぁ。それと女の子がそんな絶頂なんて言葉を大声で言うんじゃありません。」

 

「夏の炎天下の暑さに滅茶苦茶にされるのが好きだ。

後で食べるはずだったおにぎりが蹂躙され、どうしようもなく腐ってしまった様は、とてもとても悲しいものだ。」

 

「そのおにぎりを俺の鞄に入れやがってたのはどこの誰でしたかねぇ…?」

 

「仕事の物量に押し潰されておにぎりを作業のように貪るが好きだ。

締め切りに追いまわされ 機械の様にただただ、口におにぎりを入れるのは屈辱の極みだ。」

 

「いや社会人じゃねぇじゃん。高校生じゃん。」

 

「諸君、私はおにぎりを。とても美味しいおにぎりを(そこのバカが死んでくれることを)望んでいる。

諸君、私に付き従うクラスメイト諸君

君達は一体、何を望んでいる?」

 

「お前今副音声で何て言った?」

 

「更なるおにぎりを望むか?

情け容赦のない、ネタの塊の(ネタおにぎりをそこの)ようなおにぎりを(バカに食べさせることを)望むか?

鉄風雷火の限りを尽くし、(ネタの限りを尽くし、)三千世界の鴉を殺す、(ハバネロ等の刺激物を入れた、)嵐の様な闘争(100%的中ロシアンおにぎりを食わすの)を望むか?」

 

「おいこら待てy」

「 おにぎり!! おにぎり!! おにぎり!! 」

 

 少年の声は叫びだしたクラスメイトの声にかき消された。…かき消されたんだってば。

少女はクラスメイトを見回す。…少年に対してだけは睨んでいたが。

 

 

「よろしい、ならばおにぎりだ!」

 

 

 

「我々は満身の力をこめて、今まさに振り下ろさんとする握り拳だ。

だがこの暗い闇の底で一年もの間、堪え続けた我々に ただの戦争では、もはや足りない!」

 

 

「大戦争を!!一心不乱の大戦争を!!」

 

 

「文化祭を物騒にすんなや!」

 

「我らはわずかに一クラス、四十人に満たぬ敗残兵にすぎない。

だが諸君は、一騎当千の古強者(ふるつわもの)と私は信仰している。

ならば我らは、諸君と私で総兵力四万と一人の売り込み集団となる。」

 

「なにその頭悪い計算。」

 

「文化祭でのおにぎりを忘却の彼方へと追いやり、眠りこけている連中を叩き起こそう。

我らこそが定番と思っているやつらの(焼きそばたこ焼き等)髪の毛をつかんで引きずり降ろし、(まなこ)を開けさせ思い出させよう。

連中におにぎりの味を思い出させてやる。

連中に我々の呼び込みの声を思い出させてやる。」

 

「いや定番だから。向こうが定番でこっちは一種のネタだから。」

 

「天と地のはざまには 奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる。」

 

「こんな事で引用されるシェイクスピアさんかわいそう…。」

 

「四十人の修羅のおにぎりの出店で、文化祭を席巻してやる…。」

 

「どんなおにぎりだよ。漢字で鬼斬りって書かれてそうだよ。」

 

「そうだ、この日が待ちに望んだ文化祭の日だ。

私は諸君らに約束通り出店出展許可を勝ち取って来たぞ

あの懐かしの戦場(出店)へ!

あの懐かしの戦争(文化祭)へ!」

 

『委員!委員殿!代表!代表殿!文化祭委員長殿!』

 

「さっきから思ってたけどお前ら全員ノリ良すぎぃ!なんなの?打ち合わせでもしてたの?てか担任んんん!お前もなにそっちに混ざってんの!?止めろよアホぉお!」

 

「そしてライスベーヒェン(おにぎり)はついに最終日を経て表彰台へと登る。

我がクラス各員に伝達!

委員長命令である!!

さぁ、諸君…。

おにぎりを作るぞ。」

 

「もう…何でもいいです…。」




つーぎはいーつになーるかいなー?
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