どうやら魔法のある世界に来てしまったようだ   作:神無月

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あらすじ
弁当を食べようとしたら呼び出された。
ショートカットで目的地に行こうとしたらチョークを投げられた。
いつの間にか頭に突き刺さってた。


第02話 未来の…話?

先生、頭にチョークが突き刺さってたんがどうしてくれるんですか」

 

「カレーはやはり最高だな」

 

「しかも漫画のように刺さった部分から血がビュービューと出てたんですよ、漫画やアニメならまったく問題ないものでも現実で見ると笑い事じゃないんですよ」

 

「この世の食べ物でカレー以上にすばらしい食べ物があるだろうか?」

 

「血がどれくらい出てたのか地面を見てみたら血だまりが出来ていたという、周りの人が見たらホラー映像と言えるくらいだったんですよ」

 

「普段は中辛を食べているから今日は甘辛にしてみたんだが、たまにはいいものだな」

 

「量的にも人間が流してはいけないくらいの血が流れていたんですよ」

 

「朝昼晩三食カレーでも十分いけるほどカレーはうまいんだ、むしろ出しても問題ないな」

 

「というか自分でも何であんなに血が出ているにもかかわらず生きてるのかが不思議でならない…まぁ一番は自分の頭にチョークが刺さっているのに気付かなかった事なんだけどね…」

 

「むっ、もう全部食べてしまった、カレーというものは罪深いものだな、こんなにも俺を夢中にさせてしまうとは、

 

「…スル―ですね、スル―なんですね、これだけ俺の身に何があったのかを事細かに説明しているのにカレーに夢中になっているとか、教師にあるまじき事ですよ、これで俺に何かあって死んでしまったらどうするんですか?」

 

「大丈夫だ、お前は殺しても死なないから」

 

「やっと返事を返してくれたと思ったら言ってる事がひどい!?いくら俺でも死ぬ時は死ぬから!」

 

「死ぬのか?」

 

「いや、死ぬからね!化け物とか人外とかならともかく、俺人間だよ!」

 

「……」

 

「お前人間だったのか?みたいな表情やめて!傷つくから!」

 

「じゃあお前に一つ質問する」

 

「何ですか?」

 

「この島には化m…こほん、人外が集まりあっているわけなんだが…」

 

「先生、言い直しているつもりなんでしょうけど、言い方が違うだけで意味的にはまったく同じだと思うんですが」

 

「気にするな、でこの街で人外の頂点に立っているのは誰だ?」

 

「俺」

 

「自分で否定しておいて自分で認めてどうする」

 

「自爆した…だと?」

 

どうも前回最後に頭にチョークが刺さってた葵要です。

あの後そのままだと話ができんから保健室に行って包帯をまくなりなんなりして来い、とやった本人とは思えない何とも優しいお言葉を受けて保健室に歩いて行った。

廊下を歩いている途中、「TRANS-AM!」と言いながら赤色化した身体で刀身が緑色の半透明な剣をもった少年と、ガン○ムとかで使いそうなピストルを「狙い打つ!」って叫びながら乱射している少年が廊下でバトルしていた。以前はこんな事なかったのだがとあるバカが川神の決闘制度を一部改編して作り出したものがこれだ。しかもこれが意外に好評で今では昼食時間に2~3回の割合で行われており、中にはこれが唯一の楽しみだと言う奴も出て来る次第だ。むろん風紀委員がそれを見逃すはずはなく何度も注意するなど色々と対処したが止まる事はなく、先生方も面白いのでこのままでいいと言う事で引き続き学校のあちこちで行われる事になった。風紀委員も先生が認めている以上どうする事もできず、むしろ一部の風紀委員も参加している場面が時々見えた。

 

そう言えば風紀委員長である佳奈多が胃が痛いとか言って胃薬飲んでいたなぁ…。

 

と考え事をしていたら保健室に着き、中に入ったのだが誰もおらず、テーブルの上にメモが置かれていたので読んでみたら暇なので帰ると書いてあった。

 

シュタイン先生ェ、もし急に生徒に何かあったらどうするつもりなんですか…あれか?頭にでかいネジが刺さってるからやっぱどこか頭が可笑しいのだろうか。しょうがないから一人寂しく頭にまいていたよ。

 

まいてる途中庭の方が騒がしかったため何なのかと覗いて見たら、全裸の男が走っていた。露出狂がある非常識な人ならともかく、常識のあるものなら必ず着るであろう服を着ずに外に出ているという普通では決して見る事はない光景が目の前にあった。

 

ああ空が綺麗だなと現実逃避するが現実は非情で厳しいものだ、ちなみに天気は曇天でとても綺麗とはいえない。

 

全裸の方は相変わらずだな…ぶれないというかなんというか、頼むから俺の見えない所でやってほしいんだが…。

 

現在庭を走っている全裸は俺のいる3年2組の生徒、つまりクラスメイトであるのだが困った事に葵ト―リは変態である。休憩時間や放課後のみならず、授業中でさえ全裸という頭の痛い存在だ。授業中は一応静かなのだが休憩時間になると必ずと言っていいほどクラスを騒がせるため静かになったためしがない。

 

「しかしクラスの中にいるのならともかく外だと誰かが対処してくれる筈なんだがな…」

 

うちのクラスの中ではもはや定番となっているためそのままで放置しているのだが、クラスの外となると流石に少し不味いため誰かが止めに来きている…と言っても今ではもう皆なれてしまって放置する事が多いのだけどね。

 

「待ちなさーい!」

 

物思いにふけっていると少女の大きな声が聞こえた。声の聞こえる方向へと視線を向けると膝まで伸びる黒い長髪に赤いリボン、右目が赤で左目が緑の虹彩異色症(オッドアイ)の少女が全裸を追いかけていた、その手には弓を持っているため見る人によっては警察を呼びかねない状況になっている。

 

…まあ普通は全裸が外で走っているという時点で警察沙汰だけどな。

 

「校庭に出る時ぐらいは服を着てってあれほど言ったのにどうして着ないんですか!」

 

「おいおい全裸は俺にとっては存在意義(レーゾンデートル)なんだぜ、全裸じゃなかったら俺じゃねぇよ」

 

「そんなものはさっさと捨てください!今日と言う今日こそは服を着てもらいます!」

 

自分を奮い立たせるためなのか大きな声で宣言するとト―リに向けて弓を構える。弓道部員だけあって背筋をピンと伸ばし弓を構える姿は、素人が見ても熟達されたものだとわかるものだった。

 

弓道では射位から的までの距離は一般的に60Mあるが、見た所ト―リと浅間の距離はざっと30Mくらい、距離が近い分威力も上がるし矢じりもあるため貫通性もあがる、つまり殺傷力が高いという事だ。それを的にではなく人に当てるというのは決してやってはいけないことなのだが…。

 

「まあト―リだからいいんだけどなぁ…」

 

何ともひどい事を言うのだがそれには理由がちゃんとある。こいつにどんな攻撃をしても無駄なのだ、それこそアニメや漫画などにあるギャグ補正のように。実際にHUGECANNONやイモータルウィルⅢ、約束された勝利の剣(エクスカリバー)多重式屈折次元収束魔導砲(デュアル・レーヴァテイン)を放ったのだが……結果は失敗。クレーターが出来たり火事が発生したりしたがト―リ本人は気絶していものの外傷はまったくなかった、ある意味こいつチート存在じゃねぇと思った俺は悪くない。ちなみに周りの被害は安心院に頼んだため全く問題にならなかった、持つべき友はいいものだね。そういった経緯があるため諦めていたのだが幼馴染である浅間は根気強く続けていたため、もう浅間に全部押し付けちゃえという事でこの問題は解決した。

 

何気に浅間本人も楽しんでいるみたいだからな。

 

逃げるト―リに対し矢を放つ浅間は真剣な表情なのだがよくよくみると微かに笑みが浮かんでいた、ト―リだからなのか誰でもいいのかはわからないが…。

 

でもあれを見ると皆が浅間に対してズドン巫女と言うのも理解できる、まあ前々から俺も思っていたんだがあいつ何かあるたびに撃って解決しようとする時があるからな~だから周りの皆にもひそかに言われるんだよ。

 

ヒュ

 

「うおっ!」

 

一瞬殺気を感じ身体を後ろに倒すと頭があった位置に風切り音とともに何かが飛んできた。

 

「危ねぇだろうが浅間!」

 

「要君が余計な事を考えるからです!」

 

「だからと言って人の頭に矢を放つ奴がいるか!そういうのはト―リだけにしとけ!」

 

「ト―リ君には毎日やっているからいいんです!たまには他の人に対して撃ちたいんです!」

 

「ぶっちゃけたよ!今まで皆がひそかに思っていた事を本人の為と思って言わなかった事を自ら言いやがった!というかト―リに毎日撃ってんのかよ!」

 

というかこのまま保健室にいたら不味い…矢が壁に突き刺さっているから浅間のせいに出来るが、保健室に矢が撃ち込まれた原因が俺のせいと言う事になりかねん!

 

「ああもう面倒くせぇ!」

 

開いている窓から外へと飛びだしそのままト―リに向かって走り出す。

 

「おおどうした要?」

 

「どうしたじゃねえよ!お前のせいで俺まで巻き添えくらっちまったじゃねえかよ!」

 

「おいおい照れるなよ、ホントは混ざりたかったんだろ?」

 

「お前のそのポジティブ思考に驚嘆の念を抱かざるおえんわ!」

 

こうして喋っている間にも後ろから矢の雨が降り注いでいる。やろうと思えば鼻をほじりながらブリッジして逃げる事も可能だが今回に関してはさっさとすませたい。

 

「上を見ろト―リ!ビッチビチのセーラー服を着たおっさんがコサックダンスを踊りながら空中を移動しているぞ!」

 

「マジで!」

 

俺の言葉にト―リは急いで空に顔を向けた。

 

「そんなもん嘘に決まってんだろー!」

 

「グエッ」

 

しかしそんなものはあるはずもなく、上を見たまま無防備な姿をさらしているト―リの喉に手刀をたたきこむ。

 

「その光景は残念ながら30分前の出来事だったからな!」

 

「ホントにあったんですか!?」

 

後ろから浅間のツッコミが聞こえる。

 

俺も最初に見たときは驚いた、蛇の人がダンボールを被って安心院から鬼ごっこで逃げ切ったのを生で見たのと同じぐらいの衝撃度だった。1京2858兆0519億6763万3865個のスキルというのは名ばかりかとツッコみたい。あっ何となく安心院がorzになってるような気が…。

 

と思考している間にも左手でト―リの右手を、右手で首を掴み反転浅間に向かって投げつけた。

 

「浅間の胸でも揉んでこい!」

 

「何言ってんですわひゃあ!」

 

浅間にト―リがぶつかったのを見届けるのと同時にこの場から離れるために走り出した。

 

「おお浅間また胸が大きくなったんじゃねぇ?」

 

「何で当然のごとく揉んでるんですかぁ!」

 

ト―リと浅間の会話を聞きつつつその場を離脱する要であった。




ヒャッハ―いつの間にか前話から4カ月もすぎてたぜぇ!

やっぱり小説書くのって難しいね!決して他の人の小説ばかり見てたせいで更新が遅れたとかそんな事はないよホントだよ!

それにしてもエクシリア2と第二次OG発売されましたねヒャッホーイ!え発売してほう数日もたっている?そんなの知らんがな。それにしてもSP回復とアタッカーが無くなっている件についてバンプレストさんに抗議したい、これは俺だけじゃないはずだ。

とまあ愚痴はこれぐらいにしていつのまにか5000字も書いていたころにびっくりです、次話も出来る限り早くあげるので見捨てずに見てもらえると嬉しいです。その前に1話を修正するのが先だけどね。

ではまた次回にてさようなら。
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