アギトはギルスの猛攻を受けていた。
合気道を基点とした動きで攻撃を流すがギルスの野獣のように激しく不規則な動きを読みきることはできず、ギルスに右腕を掴まれ噛まれてしまう。
「ぐっ!?噛み付きは反則だろ!」
アギトは噛み付いているギルスの顔をめがけ頭突きをぶつけギルスの歯から逃れることに成功した。
「グゥゥ・・・」
しかしギルスは怯む様子はなく手からギルスクロウを出し突撃した。
アギトは腕を掴み止めるがギルスの力は強く、少しずつこちらに押してきいてる。
限界を感じたアギトは手を離し首を逸らすことでギルスクロウを回避し、肘鉄をくらわせ離れさせる。
後ろの廃車のドアを貫通した爪の跡を見て一歩間違えれば自分もこれに串刺しにされていたということに戦慄を憶えた。
「なんてヤツだ・・・!」
自分は基本的に様々な格闘技の中からその場にあった戦い方を選び、時に混ぜながら戦う。
だが相手は違う。相手の戦法はどの格闘技にも当てはまらず、闘争本能そのものとしか言いようがない。非効率な動きだがそれ故に次の行動がまったく読めないのだ。
(相手のスタミナ切れを狙うか、いや、そもそもそれまで持ちこたえられるのかこの化け物相手に!)
ギルスは雄叫びを上げながら飛び上がり、ギルスクロウを突き刺そうとする。
(っ!?そんな事考えてる場合じゃねぇ!やらなきゃやられる!)
アギトはフレイムフォームに変身し、フレイムセイバーを構え、柄を展開させる。
「ウオァァァァァァァ!!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!」
アギトの刃とギルスの爪が激突する。
しかし、パワー重視のフレイムフォームとなったアギトが押し勝ち、ギルスを吹き飛ばした。
吹き飛ばされたギルスは砂塵を巻き上げ、姿を消してしまった。
アギトは疲労で片膝をつき、変身を解除する。
「ハァ、ハァ・・・倒して・・・ないよな?」
刃がぶつかる瞬間、フレイムセイバーを逆向きにして峰打ちの形でギルスを吹き飛ばしたのだ。そのまま刃で斬れば倒せたかもしれないが突然倒してはいけないという勘がして峰打ちにしたのである。
「昴!大丈夫か!」
昴を心配した弥生が彼の元へ駆け寄る。
「ああ、なんとかな・・・」
「その右腕を見て言っているのか?」
弥生の言葉通り右腕を見るとギルスに噛まれた跡がはっきりと残っていた。
「なぁに、問題無い。唾でも吐けばなんとかなるだろ」
「そういうレベルを超えている気がするのだが!?」
弥生はそのままバイクに乗ろうとする昴の前に立って止める。
「待て!その腕での運転は危険だ!」
「分かってる。でもちょっと急いでるんだ。病院で親友の見舞いに行かなきゃいけないからな」
「ならば私が運転しよう」
「えっ?」
弥生の予想外の言葉に思わず素っ頓狂な声を上げる。
「G3システムはまだ修復していない。今君にもしものことがあったら誰が戦うのだ?」
「あ、ああ、それもそうだな・・・」
昴は困惑しながらも弥生にエンジンキーを渡した。
弥生の運転で昴は病院に着き、斗真に会いに行くため玄関まで行くと思わぬ人物と出会う。
茜である。昴は驚いていたが茜は特に変な様子もなく、
「秋原くん、病院にはいないって」
「そうか・・・って待て待て!」
そのまま通過していこうとする茜を昴は慌てて引き止める。
「何でお前が斗真の所に行ったんだ?」
斗真は昔からの親友で、その為茜とも何度か顔を合わせているが、それでも兄の友達程度の認識のはずである。
茜は昴の問いに少し黙り込んで、
「・・・昴には関係ないことでしょう」
振り向かずにキッパリと言って茜はそのまま去って行った。
「茜との間に何かあったのか?」
「ああ、ちょっと疑われている」
「やはり、アギトの事は家族には話していないのだな」
「家族を心配させたくないからな」
弥生はボソッと呟く。
「これが岬様の言っていたことか・・・」
本人は小声で言ったつもりであったが、
「ん?岬と会ったことあるのか?」
「前に一度だけあ・・・聞こえていたのか!?」
「おうよ、昴イヤーは地獄耳なのさ」
弥生は真面目な性分故誤魔化すことが出来なかった。
「すまない昴。前に君の妹から君の過去の話を聞いたのだ」
そして弥生はかつて岬から聞いた話を語る。
「ああ、あの事なら今でも鮮明に覚えているぜ」
自分の過去を知られたことに昴は怒らず、むしろ感慨にふけっていた。
「たしかにあの時俺も本当に怖かった。これから自分だけじゃなく岬の事も守らなくちゃいけない、ってな。今思うとたかが迷子になったくらいで馬鹿馬鹿しいがあの時の俺は泣く一歩手前だった」
「泣かなかったのは、妹の為か?」
「そうさ。俺が泣いたら岬はもっと泣いてしまう、そう思って必死になって涙を堪えた。今思えばあれが今の俺の原点なんだろうな。俺が笑っていれば誰かの涙を止められるかもしれない。だから俺は無理してでも涙や弱気を隠してきたんだ・・・」
しかし、それは自分が泣くことが出来ず、溜め込んでしまうことにもなる。
弥生はそう昴を案じている。
「昴、君の言っていることは素晴らしい事だと思う。誰かがやろうとして出来ることではないだろう・・・」
しかし、と弥生は付け加える。
「昔私の父は心というものは風船のようなものだと言っていた。溜め込めば膨らみ、それが限界を超えれば破裂し直すことはとても難しい・・・昴、君のやり方をそのまま続けていればやがて君の心も・・・」
「何だ?心配してるのか?」
弥生は真剣に彼の身を案じて言ったつもりだが当の本人は対して深刻そうではない。
「でも大丈夫だぜ。俺の仮の能力名を知ってるだろ?
ニッ、と笑顔を見せながら弥生に話す。その顔はとても安心感を持てるが同時に自分の無力さを感じさせた。
あの時弥生は岬に代わり、昴の隣に立って彼を支えることを誓った。
しかし、昴にとって彼女もまた自分が守るべき人と見られているのだ。
(私は彼の隣に立つには力が足りないというのか・・・)
弥生は拳を握り締め自分の非力を呪い、彼の隣に立てるほどの強さを持ちたいと願った。
櫻田家 夜
「うん・・・それじゃあ気を付けてね」
五月は夕飯を作っていた途中にかかってきた電話の相手との話を終え電話を切る。
「母さん、誰からだったの?」
「昴よ。今日は友達の家に泊まりで勉強するから夕ご飯はいらないって」
その言葉に兄弟達は反応を示す、
「珍しいわね、昴が友達の家に泊まるなんて」
「おいおい、あいつが自分から勉強すること自体レアだろ」
「もしかして前にあったあの人の所かな?」
「岬、心当たりがあるのかい?」
反応はそれぞれ違っていたがどれも昴が帰ってこないということに驚愕を隠しきれないという共通点はあった。
「でも、昴の分もう作っちゃったのよね・・・」
「それならあたしが食べていい!?」
「駄目よ光、昴も急に帰ってくるかもしれないから残しておきましょう」
「今日のおかずの唐揚げはあいつの好物だからな、勝手に食ったら恨まれるぞ」
「うぅ、やめとく・・・」
そんな中茜は一人考え込んでいた。
(勉強嫌いの昴が泊まり込みで勉強なんてありえない。私達に隠している事と関係があるに間違いない・・・)
葵は昴が話すまで待てと言った
だが、
(でもやっぱり耐えられない!兄弟の仲で知らないことがあるなんて!)
そして、もう一つ疑問に残ったことがある。小雪の放った言葉である。
(秋原君が化け物になった・・・つまりそれは秋原君があの仮面の戦士の正体だということ・・・?)
「あ~もう!謎なことが多すぎて意味わからない!!」
思わず口に出してしまい家族が全員こちらを向く。
「姉上、どうされたのですか?」
「茜お姉様なにか悩み事なの?」
「ううん、何でもない。急に大声だしてゴメンね・・・」
とりあえず場を抑えたがまだ茜の頭には二つの疑問が寝る時まで過ぎっていた。
G3トレーラー内
昴は母との通話を済ませ、白井と弥生と作戦会議に入る。
「目下の問題は二つ・・・」
司会は白井が務めている。
「もう一体のアンノウンと昴に襲い掛かった謎の生物のことだ、謎の生物について昴、君の意見を聞こうか」
「あいつが何なのか俺にもよくわからない。だが何故かあいつが敵だとは思えないんだよなぁ・・・」
「君を襲ったのにか」
「たしかに襲われた。だけど何て言うのかな、あいつを察知した時の感覚がアンノウンを察知し時とはまったく違う感覚だった」
「感覚?」
「ああそうだ、アンノウンは何かゾクゾクッ!って嫌な感じなんだけど、あいつの時はそのゾクゾクッ!ってのがなくてキュピーン!としたシンパシーみたいな感じがしたんだよ」
昴の擬音交じりの感想に二人は苦い顔をした。
「昴、まるで意味がわからんぞ・・・」
「君は間違えなく作文が苦手なのだな・・・」
「わ、悪かったな、こっちだって解りやすく表現したつもりなんだよ・・・」
そして白井は、コホン、と咳をして話を変える。
「次にアンノウンの話についてだが、良い知らせともっと良い知らせがある」
「おお!良い知らせから言ってくれ」
「監視カメラに僅かに映った映像から敵のアンノウンは空を飛ぶことが判明した」
「それって良いことなのか?」
「良いことに決まっているだろう。敵の特性が解れば対策するのは容易いからな。そしてもっと良い知らせの方だが・・・」
白井は隣のコンピュータを動かし、壁に収納していたG3のスーツを見せる。
それに弥生は立ち上がり、
「G3システム、直ったのか!」
「ああ、さらに前よりも強化している。六野に三日も徹夜させた甲斐があったものだ」
そう言えば六野だけいないと思っていたらそう言うことだったのか、と昴は納得する。
「で、六野さんはどこに居るんだ?」
「さぁ?今頃整備室で屍になってるのではないか」
「・・・・・あまり六野さんを酷使するなよ」
昴は彼の事が不憫に仕方なかった。
一方、斗真は夜中の道路を自分のバイクで駆けていた。
それは彼の趣味ではなく、ただ何かをしていなければいられない精神状態だったからだ。
「ちくしょう・・・どうなってんだよ、俺の体は・・・!」
頭痛が走り、バイクのミラーを見ると先程襲ってきたカラスの化け物がこちらに迫っている。
「俺が何をしったてんだ!俺に近づくんじゃねぇ!!」
そう叫び、バイクをフルスロットルで走らせ、夜道を疾走した・・・
翌日
茜は
(秋原君、どこに行ったんだろう・・・?)
二つの疑問の内、小雪の言葉を確かめることを先にしようとしたのだが、まだ病院に戻っておらず、アパートの方にも足を運んだがやはり彼の姿はなく、空を飛んで彼がどこにいたのかを探し回っていたのだが、
(さすがに行きすぎちゃったかな?)
周りは町を外れ、近くには海が見える。
まさかここには居ないだろうと思い、元来た場所へ戻ろうとするが崖の上に斗真らしき、人影を発見する。
(え、なんで?)
不思議に思いながら近づくと崖の上の斗真はなんと崖から飛び降りたのだ。
「!?」
下には岩と海しかなくそのまま落ちれば間違いなく彼は死んでしまう。
「だめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
茜は急降下し、落ちる斗真を掴み崖まで運ぶ。
「お、お前は昴の妹!?」
「秋原君、何でこんな事を!?」
「お前に言うことは何もない!」
斗真は茜の腕を振り払い立ち去ろうとするのを茜は呼び止める。
「もしかして、片平さんが言っていたことと何か関係があるの?」
その言葉に斗真は歩みを止めた。
「片平さんが秋原君が化け物になったって言ってたけど、それは本当のことなの?」
「だったらどうする・・・」
斗真は振り向き、茜の肩を強く掴む。
「俺を動物園の檻にでもぶち込むかっ!それとも選挙の見世物の為に飼うとでも言うのか!!」
斗真の気迫ある荒い口調に茜はたじろぐ。
「そ、そんな酷いことしないよ!!」
「どうかな、お前だって俺の姿を見れば考えも変わるだろうよ・・・」
「秋原君・・・どうしちゃったの?いつも秋原君じゃないみたい・・・」
その言葉に斗真はプツン、と何かが切れたように叫ぶ。
「黙れ!お前に何がわかる!俺の痛みが!苦しみが!悲しみが!何か一つ理解できるものがあるなら言ってみろ!!」
斗真の吠えるような激昂に思わず茜は一歩下がり、呆然とする。
その姿を見て斗真は我に返る。
「わ、わるい・・・ムキになっちまって・・・・・」
「こっちこそ、無神経なことを言ってごめんなさい・・・・・」
斗真はその場に座り込んで、語りだす。
「今が嘘になるんじゃないかと思っていた」
「え?・・・」
斗真は海を眺めている。
「このまま走っていけば今起きてることが嘘になっていつもの日常が戻るんではないかと思っていた」
「だがそうはいかなかった、どこまで走っても今は嘘になんてならなかったんだここまで来たのは無駄だったんだ」
「だから今ここで落ちれば今度こそ嘘になるんじゃないかと思っていたが・・・やはり嘘にはならなかったのだな・・・」
茜には斗真が抱える事情をまったく知らなかったが、深い苦しみを味わっていることを感じた。
「それでも、生きてくしかないと思うんです・・・」
斗真は茜の方へ向く。
「ここで落ちれば少なくともその苦しみから逃れることから出来るでしょう。でも違うんです。思い出してください、あなたがそうなる前の事を、そこには何がありますか?誰がいますか?」
斗真は黙って茜の話を聞いている。
「分かるでしょう?あなたは一人ではなくてたくさんの人に囲まれていることをその人を悲しませることはしたくないでしょう?」
「・・・・・・」
「それに生きることだって悪いことじゃないよ、確かに嫌なことばっかり目立つけどほらここに来たことでわかったこともあるでしょう。空気はおいしいし、海はきれいだってことを。そういう小さな幸せで世界は溢れているんじゃないかな」
「ふふ・・・」
斗真の顔がここで会って初めて綻んだ。
「やっぱり、兄妹って似るんだな・・・」
「私と昴が似ている?」
「前に奴もお前と似たようなことを言ったのを思い出してさ。やはり双子だから何か見えないもので繋がっているんだろうな」
「私が・・・昴と繋がっている?」
本当にそうだろうか、昴は自分に隠していることがある。
そしてそれはとても大きなことの予感がして、それを気付かれないように昴が気を配っているのだろう。それは昴の優しさなのだろう。
だが、どこら引っかかるものがある、それが茜の心にくっついて離れないのだ。
そして、急に斗真が頭を抑えだした。
「また、きやがったか・・・」
「ど、どうしたの!?」
茜は斗真が向いている方向を見るとそこにはクロウロード コルウス・クロッキオが浮いていたのだ。
「あれは・・・」
あまりに突然の出来事で茜は動きを止めてしまいその隙を突いたクロッキオは目の前に降り、手を伸ばす。
しかし、それを斗真がタックルを決めて防ぐ。
「早く逃げろ!」
「え、でも・・・?」
斗真はクロッキオの胴を抑えている。
「こいつは俺を狙ってやって来た。だが次にお前を狙わない保障はない。だから逃げろ!・・・お前に何かがあったら昴が悲しむだろ・・・!」
「昴が・・・悲しむ?」
「ああ、あいつはあいつなりにお前の事を心配しているんだよ。前に俺に人見知りを解消させる方法を聞いてきたことがあるほどな!」
茜は仰天した。
いつも、自分の事をからかってばかりだった彼が自分の事で本気で考えていたことに。
クロッキオは斗真の頭を掴んで茜の近くまで投げる。
「そろそろ俺も限界だから早く逃げろ・・・」
そう言い斗真が立ち上がった瞬間、斗真の隣に緑色の異形が映ったと思ったら斗真と入れ替わり目の前にはギルスが立っていた。
「・・・・・・え?」
茜は言葉を失う。
「・・・さっきのことだが、お前と話して少し楽になったよ、ありがとうな」
ギルスは叫びながらクロッキオに突進し、共に崖から落ちた。
「秋原くぅぅぅぅぅぅん!!」
茜の叫びもむなしく何かが水に落ちる音と共にクロッキオは舞い上がり、こちらに向かって頭突きを放つ。
茜は避けることが出来ず思わず目を瞑る。
しかし、銃声が響きクロッキオの呻き声が聞こえた。
茜は目を開けると前には倒れているクロッキオが、後ろには例の仮面の戦士と青い装甲を纏った戦士が立っていた。
「茜を頼む・・・」
昴は小声で弥生に茜を任せ、クロッキオに飛び掛かる。
弥生は昴に頼まれた通り茜を抱えて安全な場所まで避難させようとするが、
「な、なんなんですかあなたは!?離してください!」
茜は能力を使い激しく抵抗する。
『弥生、櫻田茜の目をギリギリの距離でじっくり見ろ』
白井の謎の指示に疑問を感じながらもG3はグイッ、と茜に顔を近づける。
「え・・・あ、あの・・・み、見ないでぇ・・・」
人見知りの茜にとって見知らぬ(弥生は知り合いだが当然弥生が中に入っていることを知らない)人にまじまじと見つめられることは耐えられないことであり思わず失神する。
「こ、これでよかったのか?」
『結果的は成功だろう。さぁ早く彼女を安全な場所に置いて昴を援護するんだ』
「あ、ああ・・・」
「おぉぉぉぉぉぉ!!」
アギトは立ち上がったクロッキオに力強く拳を叩きつける。
「よくも、俺の妹を・・・家族を・・・許さない!!」
アギトは怒りに燃えていたがかつてジャガーロード達と戦っていた時とは違い、頭の中は冷静だった。冷静に次の相手の行動を読み、確実にダメージを与えていた。
「はぁ!!」
アギトは強く懐に踏み込みクロッキオの腹に発頸を打ち込みクロッキオを吹き飛ばした。
「クエェー!」
しかし、クロッキオは羽を羽ばたき空へと舞いあがる。
だが、アギトはそこを狙っていたのだ。
「今だ弥生!」
「了解!」
『GA-04 アクティブ!』
G3はガードチェイサーから第四の武器GA-04を装着し、アンカーを放つ。
そのアンカーがクロッキオの体に巻き付き崖の下へと落下する。
追い打ちをかけるべくアギトも崖から飛び降りた。
落ちていく中クロッキオが最後に見たものはフレイムフォームとなりフレイムセイバーを構えながら自分の方へ落下するアギトの姿だ。
「でやぁぁぁぁぁ!!」
落下した状態でセイバースラッシュを決めクロッキオは真っ二つに切断され爆散した。
「よっと」
そして下の岩にアギトは着地し、完全勝利と思われたその時、突然鞭のようなものがアギトの首を絞めた。
「ぐっ!?」
「グゥゥゥ・・・」
それはギルスの手から伸ばした『ギルスフィーラー』だ。
「何でこいつがここに!?」
ギルスは考える暇を与えず飛び上がり、ギルスヒールクロウでアギトの肩を抉る。
「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
フレイムフォームの強化された五感の一つの触感が仇となり何倍も痛みで絶叫するアギトをギルスは蹴り上げ一回転して着地する。
(ぐあっ!力が入らない・・・)
予想外のダメージを受け、アギトは変身を解除し昴の姿に戻ってしまう。
万事休すかと思われたその時ギルスが頭を抑え苦しだし、声を漏らす。
「す・・・ば・・・る・・・?」
「え、俺の名前を何で?」
疑問はギルスの変身が解けたことで解消された。
「斗真・・・・・!?」
ギルスの意外な正体に昴は呆然と立ち尽くしていた・・・・・
ちなみに私が平成一期で好きなライダーはG3-X
平成二期はジョーカーです。
だから何?って感じですがあまり書くことがないのでとりあえずと言うことで