昭和組もサブ組もそれぞれ個性があって使ってて楽しいですね。
現在はG3-Xを育成中です。でもGG-02でフィニッシュしようとするとただの銃撃で相手が爆発するという地味な倒し方を連続してしまいがちです(笑)
それでは続きをどうぞ!
「キャァァァァァァ!!」
突然、地下道の方から叫び声を聞いた輝は思わずビクッと身を震わせ、声がする方を向く。
何か事件だろうか、しかし体が震えて思うように動かない。
(何を震えているだ僕は!こんなことに怯えていたら家族を守れるわけないじゃないか!)
顔を引っぱたき自分を奮い立たせ地下道へと走り出した輝が見たものは、
「グシュゥゥゥゥゥ!」
ナメクジの姿をしたアンノウン スラッグロード リーマークス・デーフォルミスだ。
デーフォルミスの目の前には女性が倒れておりデーフォルミスは今にも襲い掛かりそうだ。
(母上、契約を破る事をお許しください!)
輝は
「やめろぉー!!」
コンクリートはデーフォルミスの頭に直撃して吹っ飛ばす。しかしすぐに起き上がったデーフォルミスはコンクリートを投げてきた輝を睨みつける。
「グシュグシュグシュ!」
邪魔をされ怒っているかのような挙動で輝の元へと一歩ずつ近づいていく。
輝も足元のコンクリートの破片を投げるが頭の輪から出したモーニングスターによって弾かれてしまう。
「く、来るなら来てみろ!」
しかし勇ましい声とは裏腹に輝の体は蛇に睨まれたかえるのように身がすくんでしまい動けなくなっている。
「グシュゥ・・・!」
そして目の前までデーフォルミスが来て思わず尻もちをついてしまう。
(父上母上、兄上に姉上、ごめんなさい、僕はここまでようです。栞、僕が死んでも泣かないでくれ・・・!)
デーフォルミスが腕を振り落とし、死を覚悟したその瞬間、
「うぉぉぉぉぉぉぉ!」
急に現れたバイクがデーフォルミスを跳ね飛ばした。
「え?」
輝が見上げるとそこには赤い瞳に金色の角をもった男が立っていた。
(まさか、本物の・・・仮面ライダー!?)
声を上げる間もなく輝の腕が掴まれる。そこには茜がいた。
「姉上!?」
「輝!無事でよかった~。とにかく逃げるよ!」
茜は輝を一度抱きしめた後、女性が倒れていることも確認し彼女も回収して輝と一緒に地下道を抜け出して行った。
「おらぁっ!」
その頃アギトはデーフォルミスの腹部を狙ってボディブローを放つがデーフォルミスの柔らかい体によって衝撃が緩和されてしまう。
「ヌメヌメしやがって・・・」
「昴!大丈夫か!?」
アンノウンを嗅ぎ付けてギルスが駆け付けてきた。
「斗真、気を付けろ!こいつの体はヌルッとして打撃が通じねえぞ!」
「おう、それなら俺に任せろ!」
ギルスは踵から爪を伸ばし、ギルスヒールクロウをデーフォルミスの右肩に仕掛けた。
軟体故打撃に強いが斬撃には弱いらしくデーフォルミスの右腕は切り裂かれ隻腕になる。
「何・・・!?」
「「グシュシュシュ・・・」」
しかし、ギルスは驚愕している。何故ならデーフォルミスの右腕が再生、さらに落ちた右腕から再生してデーフォルミスの分離体が現れたからだ。
「増えたぁ!?」
そして本体はアギトに分離体はギルスに襲い掛かって来る。
Gトレーラー内
「どうやら二人は苦戦しているようだな」
白井は通信機から二人の状況を予測する。
「だがたった今G3-Xの調整は終了した」
目の前にはすでG3-Xに身を包んだ弥生がおり白井はガードアクセラーを手渡した。
「G3-XはAIの制御によってグレードダウンしている。だがそれによってG3-Xは今、人の物となった。もう暴走の心配はない。思う存分戦いたまえ」
「ああ、わかった!」
G3-Xはガードアクセラーを受け取りガードチェイサーに差し込み跨った。
「ガードチェイサー発進!」
ガードチェイサーは後ろ向きでGトレーラーから発進し、現場へと向かってく。
「グシュー!」
現在ギルスは地下道を離れ別の場所で分離体と戦闘を行っている。
だがまた分離してしまわないように気を配ってるため押され気味であった。
そしてその隙を突かれたギルスは分離体の粘液を浴び、動きを封じられてしまう。
しかし、それと同時にG3-Xが到着した。
「よう、前みたいになるのだけは勘弁して欲しいぜ」
「心配には及ばない。制御チップを導入済みだ」
敵を発見した分離体はG3-Xに攻撃を仕掛けるもG3-Xはそれを飛び上がって回避しながらGM-01を引き抜いて銃弾を放つ。
弾丸が分離体の体を突きぬけ分離体は悶えているすきにさらに撃ち込み続ける。
「はぁ!」
分離体も対抗するべくモーニングスターをG3-Xを狙って投げるがそれを予測し錐揉み状に飛んで避けGG-02を撃ち分離体は膝をついた。
『今だ、GX-05でとどめだ』
「・・・」
『どうしたガードチェイサーからGX-05を取り出せと言っているのだ』
「あ、あぁ・・・」
何故か乗り気じゃない雰囲気でG3-XはGX-05を抱え番号入力する。
123の順に・・・
【バンゴウガチガイマス】
『おい何をしている』
「す、すまない・・・」
今度は321の順に入力した。しかし・・・
【バンゴウガチガイマス】
「あれ!?」
『だから何を・・・!』
「今度こそ!」
次は231に押すがやはり・・・
【バンゴウガチガイマス】
「・・・」
『正直に言え、番号忘れただろ?』
「・・・面目ない・・・」
ズテン!と通信機から白井が転ぶ音が聞こえた。
『何の為に3桁の番号にしたと思っているんだ!君でも暗記できるようにしたんだぞ!番号は132だ!二度と忘れるな!』
「は、はい!」
今度はちゃんと132の順で入力するとGX-05も反応する。
【カイジョシマス】
『ああ、そう言えばあの機能をまだ言ってなかったな。GX-05とGM-01を合体さえたまえ』
「こうか?」
言われた通りに二つの武器を連結させさらに砲身にGX弾を装填させると、GX-05はガトンリングからランチャーへと早変わりした。
『名付けて『GXランチャー』。G3-X最強の武器だ』
「よし、これなら相手を一撃で倒せる!」
標準を分離体へと定め、そして必殺技の『ケルベロスファイヤー』を放った。
その強い反動で後ろへと後退する。
「グシャァァァァァァァ!?」
直撃を浴び分離体は文字通り『跡形もなく』吹き飛んでいった。
「よし、これなら再生の心配もない」
「ここまでくればもう大丈夫だよ」
その頃茜は輝を連れ安全なところで避難していた。
しかし、輝の体の震えは止まっていなかった。
「そ、そうだ。今日の晩御飯、お母さんに頼んで輝の好きなものにしてもらおうか?」
茜はその震えがアンノウンへの恐怖だと考え、気に掛けるが実は輝が震えていたのはそれだけでは無かった。
(あの時は僕は動けなかった・・・戦わなくちゃいけないのに足がすくんで・・・)
(いつもこうだ・・・大事な時に僕は何もできない・・・怖がって前に出るのを躊躇ってしまう!)
それは大げさかもしれないがしかしそれは彼にとってはとても重大な事でもあるのだ。
「もうそんなのはまっぴらだ!僕は変わるんだ!その為に仮面ライダーを探してたんだ!」
「どっ、どうしたの!?」
茜が動揺して輝を掴む手を離してしまう。
そこから輝は矢の如く飛び出して行く。
茜はそれを追うが能力によって強化した脚力に追いつくことは無かった。
「たぁぁぁぁ!」
「グシュウ!」
アギトはフレイムフォームへと変化しデーフォルミスと対決している。
しかし、既に粘液を浴びて動きが鈍ってしまっておりデーフォルミスの猛攻に苦戦している。
「こうなったら!」
一気に決着をつけようとトリニティに変身する構えを取るがそれを読んだデーフォルミスのモーニングスターのアッパーがアギトを襲う。
「グアァッ!?」
強烈な振り上げを受けアギトは天井に叩きつけられフレイムセイバーを手放してしまう。
「グシュシュシュ!」
好機と見たデーフォルミスは倒れたアギトに馬乗りになりモーニングスターで何度も叩きつける。
アギトはそれは回避に徹するしかない。
(くっ、チャンスさえあれば・・・)
今はただじっと耐えるだけであった。
しかし、そこへ輝が駆け付けた。
「仮面ライダーが苦戦している!?」
それと同時に自分の目の前にフレイムセイバーが刺さっていることに輝は気付く。
(この剣を抜けば・・・でも出来るのか僕に・・・)
仮面ライダーが苦戦する強敵相手に立ちまわれるのか一歩間違えれば死ぬ。その恐怖にまた輝は震えあがった。しかし、それと同時に不思議と心から熱い何かが湧き上がってくる。
(やってやる、僕なら出来る・・・いや、僕にしか出来ない!)
自分に言い聞かせ輝は地面に刺さったフレイムセイバーを引っこ抜く。
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「うぉりゃぁぁぁぁぁ!」
輝が握ったフレイムセイバーがデーフォルミスの胸を貫き絶叫する。
その隙にアギトはデーフォルミスから抜け出し、回り込んでフレイムセイバーを握り鍔を展開させる。
一瞬だけお互いは目を合わせる。言葉はない。ただ目を合わせるだけで双方の考えが伝わったからだ。
((一緒にいくぞ!!))
一度振り上げ、そこから一気に振り落とした!
「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」
名付けるとしたら『リミットオーバースラッシュ』と言ったところか。フレイムフォームと
(ふう・・・)
際どい勝負を切り抜け安堵しその場を立ち去ろうとするアギトを輝は引き止める。
「待ってください!僕を弟子にください!」
(あ、そう言えばそうだったな・・・)
バレないように昴は声音を変えて話す。
「何で、俺に弟子入りしたいと思ったんだ?」
「僕はこの国を、家族を守りたいと思っています。でも僕は臆病でいつも足がすくんでしまう・・・僕は変わりたいんです。だから僕に本当の勇気を教えてください!」
(何だ、そういうことだったのか・・・)
それなら既にもう答えを昴は持っていた。
「必要ないさ。お前はもう本当の勇気を持っているからな」
「そんなことありません。現にさっきだって一度は逃げ出してしまって・・・」
「別に怖がらないのが勇気って言うのわけでもないんだぜ、いいか」
そう言って昴は膝を地面につけ輝の目線に合わせる。
「勇気っていうのはただ何も恐れず突っ込んでいくことではない。それは蛮勇っていうんだ。勇気っていうのはな、怖いって思っても踏みとどまって同じ気持ちの人達のために戦えるってことだ。確かにお前は一度は逃げたけどそれでもまた戻ってきた。それは何故だ?」
「それは、自分が情けないと思ったから・・・変わりたい思ったから」
「そうだよ、それだよ。お前には本当の勇気があるんだ。その右手の中にな」
輝の右手をギュッと握り締めた後、立ち上がって輝の頭を撫でて、
「お前のままで変わればいい」
それだけを言って踵を返しバイクへと跨りエンジンを掛け去って行った。
櫻田家
「輝、本当にゴメン!」
昴は家に帰るや否や輝に頭を下げ謝罪する。
「ど、どうしたのですか兄上!」
「いや、昼の事、ちゃんと謝ってなかったからさ・・・」
「その事は気にしないでください。僕も言い過ぎましたしそれにもう仮面ライダーを探すのは止めにしましたので」
「と言ってもさぁ、罪悪感がまだ・・・」
まあまあ、と茜は昴を引き止める。
「本人が許しているんだからいいじゃん」
「だけどさぁ・・・」
とその時話を横で聞いていた岬はある事を提案する。
「何の事かは知らないけど、そんなに罪悪感があるなら一度だけ輝の言う事を何でも聞くって罰ゲームでいいんじゃないの?」
「それいいな!輝、もう一度だけ何か俺に頼みごとをしてくれ、今度はちゃんと聞くからさ」
「え、よろしいのですか?」
「まあいいじゃないか、ここは昴の顔を立たせてやると思ってさ」
修の声もあり、輝は昴に要求した。
「もう一度あの仮面ライダーのコスプレと名乗り口上を上げてください!」
「・・・・・えっ!?」
昴は思わず目が点になる。
「て、輝さん?あれはただのパチモンであって・・・」
「確かに偽物でしたが本物にも劣らない格好よさでした!名乗り口上も気迫がありました!」
「いやいやいや!あんなダッセぇコスプレのどこがいいだよ!?本物と月とすっぽんどころか某宇宙恐竜の初代と二代目ぐらいの差があるだろ!?後あの口上はただのパクリのてんこ盛りだからな!」
「あれ?兄上、何故本物の姿の事を?」
「え!?あ、いや、噂で聞いてさ・・・」
危うく自分の正体を自白してしまうところを何とか凌いで見せた。
「(あのコスプレだけはもう二度とやりたくない!)あ、でもあの後あれ公園に捨てちゃったからさ・・・」
「それなら俺の瞬間移動で取ってきてやろうか?」
「ないならないで私の物質作成でこの場で造ってもいいけど?」
「なんでお前らそんな乗り気なんだよ!?」
「「見たいから!」」
(こいつら~・・・)
修と奏だけでなく他の面々も興味津々の様でこちらを見てくる。
「あ、茜・・・」
昴は最後の希望の茜に助けを乞うがその希望は一瞬で砕かれた。
「さっき今度は何でも聞くって言ったよね?」
「・・・はい」
そして昴はまた偽仮面ライダーのコスプレと名乗り口上を家族全員の前でやり、輝と茜以外はそのチープな姿に凍りつき三日ほどの間はそのネタでいじられたそうだ。
スラッグロード リーマークス・デーフォルミス
殺害方法 対象の呼吸器官に粘液を流し込んで窒息死させる。
醜悪な姿のアンノウン。高い再生能力を持ち斬られればそこから分離体が発生するほど動きは鈍いが粘り気の強い粘液で相手の動きを封じてカバーする。