絶望《ファントム》が希望《μ's》を守っちゃ駄目ですか? 作:帆金 焔
一応、ラブライブ!と仮面ライダーウィザードのクロスで書くつもりですが、まあ‥‥‥‥こっちも何とか頑張ります!
僕は『君』を絶望させてしまった‥‥。
僕は『君』から全てを奪ってしまった‥‥。
僕は『君』を殺して生きている‥‥。
僕は生涯、自分を許さない‥‥。
いつか必ず、君が逝ってしまった世界へ僕も行きます‥‥。
だから、もうしばらく‥‥
『君』で在ることを許してください‥‥、
雪穂ちゃん──
○○○
三人称side
世間に、《ゲート》と呼ばれる人間が絶望することにより生み出される怪人・『ファントム』が、そしてそのファントムから人々を守り戦う正義の味方・『指輪の魔法使い』が認知されるようになって半年が経つ。
普段、人間がファントムを『ファントム』だと認識することはできない。
何故なら 、ファントムは自分を生み出した人間《ゲート》に擬態することができるからだ。
そして、東京都・音ノ木坂に一人、『人間』として生活を送っているファントムがいる。
ファントムとしての名は『セイレーン』。
人間としての名前は──
sideout
○○○
??side
「‥‥‥うん、完璧♪」
私、高坂 雪穂の朝は家族の朝ごはんを作ることから始まる。
ご飯はちゃんと炊けてるし、お漬け物・だし巻き玉子・焼き海苔・小鉢に納豆、準備はOK。
お味噌汁も味を調え、濃すぎず薄すぎずの絶妙さで仕上がりはバッチリ。
「‥‥‥さってと」
エプロンを外し、畳みながら天井・正確にはとある部屋がある方向を見つめる。
「我が姉を起こしてきますかね?」
○○○
二階に上がり、部屋の前で呼ぶ。
「姉さーん、起きてるー?」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
‥‥反応無ぇ~。ったく、あの人は‥‥。‥‥一度で良いから私より早く、もしくは私と同じくらいの時間に起きてはくれないだろうか?‥‥‥まぁ後々、早く起きなきゃいけないようにはなるんだけど。
部屋の襖を開けると案の定、我が姉・高坂 穂乃果はぐっすり寝ていた。
布団ははだけて‥‥‥あぁ、もう!お腹まで出してる上に、ズボンがズレて下着がちょっと見えちゃってるし‥‥!
「えへへぇ~‥‥‥雪穂ぉ~‥‥‥そんなに食べられないよぉ~‥‥‥」
涎まで垂らしながら、何とお約束な寝言か‥‥‥ったく!
「姉さん、起きて!朝だよ!?」
毎度のことながら、揺すってもすぐには起きない。
で、この起こし方も毎度な訳で‥‥。
私は姉の耳元に顔を寄せて呟く。
「早く起きないとぉ~‥‥、姉さんの 朝ごはんはおはぎに変えちゃうよぉ~‥‥?」
瞬間、目は見開かれ、姉さんは起き上がって叫ぶ。
「餡こは嫌っ!?‥‥あれ、雪穂?‥‥‥‥?雪穂、メロンパンは?」
「はぁ~‥‥‥バカ言ってないで、早く降りてきてよ。朝ごはん、もう出来てるから。早くしないと、本当におはぎにしちゃうからね」
「えっ!?ちょっ、ま、待って!すぐ行く!」
はぁ~‥‥‥和菓子屋の娘が餡こ嫌がってどうするの?
数分後、制服に着替えた姉さんが降りてきて、和菓子の仕込みを終えた父さんと母さんも合流、家族四人揃っての朝食だ。
朝ごはんも食べ終え、一息ついてから私と姉さんは一緒に家を出る。
「「行ってきまーす!!」」
私は音ノ木坂中学、姉さんは音ノ木坂学院。行く道も途中までは一緒だ。
途中、私達はそれぞれ、友達と合流する。
「雪穂ー!」
まずは私。
私達の姿を見つけ、手を振る綺麗なブロンド碧眼少女、名前は絢瀬 亜里沙。
上にはお姉さんが居て、私の姉さんと同じく音ノ木坂学院に通っている。
「亜里沙ちゃん、おっはよう!」
姉さんの挨拶に、亜里沙も笑顔で返す。
「雪穂、おはよう!穂乃果さんもおはようございます!」
再び歩き出して、向かうは神田明神。
そこで待っているのは私と姉さんの幼馴染みであり、姉さんと同じく音ノ木坂学院に通う二人。
「あっ!?海未ちゃーん、ことりちゃーん!!」
園田 海未さんと南 ことりさんの姿があった。
「穂乃果ちゃん、雪穂ちゃん、亜里沙ちゃん、おはよう♪」
「雪穂、亜里沙、おはようございます。穂乃果、今朝は一人で起きられましたか?」
姉さん達と亜里沙の関係は私を通じての友達だ。
「ムッ‥‥?海未ちゃん、穂乃果だっていつまでも子「雪穂、どうです?」って、海未ちゃん?!ちゃんと聞いてよぉ~!?」
「はははっ‥‥。海未さん‥‥言わずもがな、って奴ですよ」
「‥‥穂ぉ~乃ぉ~果ぁ~?」
「だ、だってぇ~!私を誘惑してくるメロンパンが悪いんだよぉ~!」
今日も今日とて、朝からお説教をする海未さんに、お説教される姉さん。
ことりさんと亜里沙は微笑ましそうに見ていて、私はそんな皆から一歩距離を置いて眺めている。
(‥‥‥‥‥‥‥‥)
胸の奥が‥‥痛い‥‥。
本当なら私は‥‥皆と一緒に居ることは許されない‥‥。
皆と一緒に居るべきは『私』なんかじゃなく‥‥『雪穂ちゃん』なんだ‥‥。
「──雪穂、どうしたの?行こ?」
ボォ~ッとしていたせいで、亜里沙への反応が少し遅れてしまう。
「──へっ?あっ、う、うん、そうだね。それじゃあ姉さん、私達行くから」
──と、その前に。
私は賽銭箱に10円玉を投げ入れ、鈴を鳴らし、パンッパンッと手を叩く。
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥よしっ」
亜里沙のもとへ戻る。
「雪穂。雪穂って、いつも何をお願いしてるの?」
「ん~‥‥?何って、いつもと変わらず、姉さん達や私達が今日も楽しく過ごせますように、ってね」
それもあるけど、本当は‥‥‥‥『謝罪』だ‥‥。
私は大罪とも呼ぶべき『罪』を犯し、それを償えないでいる‥‥。
しかし、それを誰にも知られるわけにはいかない‥‥。
だから私は──
「それじゃあ姉さん。私達、今度こそ行くから」
今日も『高坂 雪穂を演じる』‥‥。
突然ですが、ここで自己紹介させてください。
皆さん、初めまして。
私、高坂 雪穂──
──の『ファントム』である、名前を『セイレーン』といいます。
ぶっちゃけて言うならば、『転生者』です。
名前は白羽 雅(しらはね みやび)といいます。
もう一つぶっちゃけると、転生前の性別は『男』です。
ラブライブ!を書くにあたり、すっっっごく気になる事があるんです。
歌の歌詞って全く書いたら駄目なんでしょうかね?他の人達が書いてるラブライブ!を見てるとたまに、少しとはいえ、歌詞が使われている描写があるので、よく分からなくて‥‥。誰かわかる人がいたら教えてほしいです。