なのでイベントを優先させて頂きます。
シリアスが辛かったので。
あと書き方が普段と違うと思いますがよろしくお願いします!
そして、しばらく投稿できなくなるのでお待ちになっている方々には本当に申し訳ないです。
3月14日。
バレンタインからぴったり一ヶ月のこの日。
この日はバレンタインと同じようにリア充と非リア充を分ける日でもある。
そう、ホワイトデーである。
チョコを渡したか、渡してないかでその日の重要性は変わってくる。
渡した人とっては――私はそうだけど他の人も同じかな?――重要な日である。
去年、一昨年はデスゲームの中だから兄にも渡していなかったのだが、今年は解放され、しかも初めて家族以外にチョコを渡したのだ。
緊張している。
別に感謝の気持ちであって深い意味はないけど、決してないけど。
ライバルは多いのだ。
駄菓子菓子、もといだがしかし。
リズさんやシリカは直接会えなかったらしく渡せていないらしい。アスナさんは誰にも渡せていないらしい。そして渡せるだろうリーファちゃんはキリト曰く妹。恋愛対照外だ。
つまり、私の一歩リードなのでは?
そんなつもりは一切ないけど。本当にないけど。
……ホントダヨ?
閑話休題
現在の状況を軽く説明しよう。
誰に向けてかは解らないけど、落ち着く意味も込めて。
《アルヴヘイム・オンライン》通称ALO。
そのゲームのなかにSAO事件の生き残りのデータを受け継いだアバターを作ることができるようになった。
あの事件の後でもVRMMOを嫌いになれない廃ゲーマー――私も嫌いになれなかったけど廃ゲーマーでは断じてない!――は今でもALOに入り、死ぬことのない楽しいゲームをしているだろう。
………これは現在の状況ではなくあらすじかな?
閑話休題
キリトにチョコを渡したのは、リーファちゃんと私だけ。
リズさん曰く
「会う機会を探してても難しいのよねー」
シリカ曰く
「ユウちゃんずるいです!」
らしい。
お返しに期待しているつもりはないけど、緊張している理由は他にある。
何故なら、今日キリトが家に来ているのだ。
言えること、確実にリードしてる!
何のとは言わない。
まあ、兄の部屋だけど!私の部屋には入ることないと思うけど!
何の話をしているんだろう。
ふと気になったので壁に耳を当てる。ドアに耳を当てて開けられてバレるなんてベタなことはしないのだ!
《ザ・シード》とか、今度こそ!とか聞こえてくる。
ホワイトデーの話は無いのか!
「そういえばキリト。お前は今日何の日か知ってるか?」
流石お兄ちゃん、見えなくても私の意思を理解してくれてる。
「ALOの大型のアップデートはまだだろ?ソードスキルを実装するみたいだから楽しみだな」
「剣だけだと辛いよな、魔法が使いにくいしな」
「コウもわかるだろ?」
違う!合ってるけれどそうじゃない!リアルのイベントを重視しなよ、廃ゲーマー共!
「わかるよ。ま、その話は置いといてだな」
お兄ちゃん今度こそ頼むよ!
「お前はバレンタインにチョコをどれだけ貰った」
何故にバレンタイン。
「コウ、いきなりどうしたんだ?顔がボス戦の時よりも怖いぞ?」
「当たり前だ、キリト。今日はホワイトデー、モテ野郎に妹がチョコを渡してるんだぞ?」
「モテてないと思うけど」
ダウト。私の知っているだけでも君に好意を持っている人を三人はいるよ。
「クラインの前でそれ言ってみろ。あいつが嫉妬で殴りかかって来るぞ。とにかく、何かを用意してるだろ?渡してこいよ」
妹思いのお兄ちゃん、ありがとう!
「そして告って振られてこい」
妹思いのお兄ちゃん、良くなかったよ。
「告らないよ。でも渡さないとスグが怒るからな」
リーファちゃんに感謝!
ドアがノックされる。
「ユウ、ちょっと渡したいものがあるんだけど」
私の心臓の音がドキドキとうるさい。
でもそんなことを顔に出すつもりはない。
「キリト?わかった、開けるね?」
話を聞いていたなどとバレるつもりもない。
だけど、とびきりの笑顔で迎えてやろう。
見惚れるような笑顔で。
家に来たときにも言った台詞で迎え入れよう。
「ようこそ、キリト!」
願わくば、来年もそれ以降もこの廃ゲーマーの隣にいれますように。
きっと。きっと。
何度でもそう願うから。
最後の台詞は歌詞の一部に近いです。