閃光の幼馴染みに転生しました。   作:ピリの唄

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本当にお待たせしてすみませんでした!!

現実がちょっと大変なことになっていたのと、SAOの熱が冷めてたので遅くなりました。

でもオーディナル・スケールで再燃しました!!

今回から少しの間はオリジナルであり、感想で言われていた成長イベントの予定です。


気付いたことは

目の前には狂気に染まった眼をしたモノがいる。

体力ゲージが真っ赤でありながらも気にすることなくこちらに向かってきている。

その眼は狂気以外にも感情が色濃く映されていた。

そう、おまえのことを絶対に殺すという生きた人間の殺意がこの身に襲いかかってきていた。

今目の前にいるのは物語の中のモブキャラではない、電脳体を通してもなおしっかりと感じ取ることのできる意思を持ったプレイヤー、いや人間だった。

そんな生きている人間に対して俺は右手に持った剣を………

 

**

 

身体が跳ね起きる。目覚めとしては最悪だ。まだ周りは暗く、日が昇るにはまだ早すぎる時間だった。

身体は眠りを求めているし二度寝しても問題ないような時間だが眠れない。最近見るようになった悪夢のせいだ。

原因はわかっている。《笑う棺桶(ラフィン・コフィン)》の討伐戦だ。

そう、今までは本当の意味でこのゲームのことを理解していなかったから。

いや、本当は眼を逸らし続けていた。

事実を直視するほどの勇気が無かったから。

気付いてしまったら後悔でどこにも進めなくなりそうだったから。

でも解らされてしまった。実感してしまった。

殺人ギルドに所属している殺人者であっても生きている人間だと。

このゲームの中にいるのは、この世界にいるのは本の中にいたキャラクターではなく、生きた人間なのだと。

 

そして俺がただの自己満足のためだけにデスゲームだと知っているのにSAOに参加するだろうアスナのことを止めようとしなかったことにも。

止めようと思えば止めることが出来たはずなんだ。それはアスナだけじゃなくて優歌に関しても言える。

SAOの正式サービスからデスゲームの開始を宣言する五時まで適当な理由をつけて何処かに誘うくらいは出来たはずだ。

本当にアスナのことを考えるなら命の危険があるSAOに参加などさせなければいい。

家族の問題は手伝うことも出来るのだから。

つまり俺がやっていたことは、

 

「ただの格好良く見せたいってだけの英雄願望でしかないじゃねえか…………」

 

言葉にするのも恥ずかしくなるような子供っぽくて馬鹿らしい、そして他人に限りなく迷惑をかけるものだった。

 

**

 

どれだけ悩んでいても仕方がない。今この状態で出きることは変わらない。

既に前世の記憶がほとんど残っていない俺にはこのあとに起こる事件も展開もわからない。

だったら今の俺がやるべきこと、いや出きることは…………。

もう誰も死なせないようにこの世界で強くなること、つまりはレベリング。そして一刻も早くこのデスゲームをクリアすること。

俺の下らない頭はそれぐらいしか思い浮かべることができなかった。

 

Sideユウ

兄が最近眠れていない。眠りについたと思えば、数分後に飛び起きている。

 

兄がこんな風になった原因はわかっている。

つい先日にあったラフコフの討伐戦からだ。

何があったのかはわからない。

私は兄に言われて討伐戦には参加していなかったから。なにも教えてくれなかったから。

でもなにかがあったことは確実だった。

普段から何処かに余裕があった兄が、ここ数日に眠ることができていないから。

それでも他の人達の前では余裕をもっているふりをしている。弱ったところを見せないように――いないと思うけどラフコフの残党がいるかもしれないし――していたから。

でも流石にアスナさんは違和感を感じて「コウくん、無理をしないように」という軽めの注意をしていた。

 

だけど、そんなアスナさんの心配を他所に、兄はアスナさんに気付かれないようにしながら去年のキリトと似たような、レベリングの鬼へと変化していた。

 

 




遅くなったのに短くてすみません。
次はもう少し早く頑張ります!!
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