今回、色んな解釈があって凄く面白かったです!相変わらずの感想で、毎回感嘆させられます。
その部屋はいつどんな時でも小刻みに震えていた。何の恐怖を感じていたのか、それともただの癖のような物なのか。それは誰にも分からなくて、誰も知ろうとはしなくて、そして誰もそんなことには気づいてはいなかった。ただ一人だけ、部屋の所持者である彼女だけはその事をよく理解していた。部屋である以上、“恐怖”など全く感じることはないのだと。しかしその部屋はずっと震えて揺れていた。まるで誰かの震えがその部屋に伝わっているかのように。
「…………全く、皆大変だねぇ」
にとりは半開きになった扉を見つめながら、ふとそう呟く。そんな彼女の呟きは、部屋を響かせる機械の重低音に書き消され、押し潰されて無くなった。そして、ふとにとりが見たモニターにはもうあの少女の姿は無かった。
「…………にしても、まさか腕一本分だけ木材が足りなくなるなんてね」
にとりはモニター横にあるリモコンを手に取って一つのボタンを押し、しばらくして今度は先程押したボタンの隣にある小さなボタンを押した。そこでモニターに映る映像が
「あいつ、油断ならないから少し怖いけど、まぁ共犯者だしね」
そう言って、にとりは机の上に置かれた“河童の腕”と書かれた、黒ずんだ箱を開けてそこから一本の腕をそっと取り出す。その腕は幼くまだ生気を含んでいるようなーーまるでまだ腕だけが脈を打ち、呼吸しているかのようなそんな錯覚さえ感じさせる生々しさがあった。にとりはそんな腕に頬ずりをしながら、部屋のある小さな扉に目線を向けながらポツリと呟く。
「ほんと、貴方の腕は綺麗だね」
ーー小豆ちゃん。
にとりはそう言って、取り出した腕を元の箱へと戻して、机の引き出しから一枚の紙と筆を取り出した。椅子を引いて腰を降ろす。木材でできたその椅子が、彼女の体重によってけたたましく
その内容はこう。
『次、紅魔館に行く時、以下の文を貴方が読んで、フランドールにそれを文字に起すように頼み、その紙を私に渡して欲しい。その時に私も薬を渡そう』
そこでにとりは一旦、筆を置く。それからニヤリと笑って、また文字を書き始める。そんな残虐で残酷で残念なほど空っぽなその初めの書き出し、それはーー。
“ごめんなさい ”
まぁ普通に理不尽でしたね(笑)。正解の基準は、文の中で分かる範囲での正解を出していた方と言う部分ですので、少し外してても全然正解にいたします。
次、書くか分かりませんが一応聞いておきます。一応、ネタは十近くあるんですがその中からとなると色々大変なんで、完成度の高いものを三つ厳選しました。
・いきもの係 (Lunatic以上 理不尽)
・ワタシノハナシ(Hard)
・いたずら(Normal)
どれがいいです?