粗製リンクスのネタ倉庫   作:粗製リンクス

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先に言っておきます。かなりアホな文章ですよ?


ネギま!で書いてみた

 麻帆良学園都市と呼ばれる土地は数多くの学園が集い構成された一大都市である。

 しかし、それは表の顔に過ぎず、裏の顔も存在した。

 

 そう、麻帆良学園都市は魔法使いと呼ばれる超常の力を扱う者達が集う都市でもあった

のである。麻帆良学園都市は日本における魔法使いの一大拠点でもあり、その重要性から

派遣されている魔法使いは皆優秀である。

 

 そして麻帆良学園都市はある少年を迎え入れた事でその重要性を更に増す事となる。

 少年の名をネギ・スプリングフィールドと言う。

 この少年の父は英雄ナギ、母は亡国の王女アリカという魔法使いからすれば決して軽視

できない血筋を持つ少年だった。

 

 この少年が麻帆良学園都市に修行の一環としてやってきた時、少年ネギの英雄へと向か

う物語は幕をあげた。

 

 真祖の吸血姫エヴァンジェリンとの決闘、京都での死闘、公爵級悪魔の襲来、彼が関わ

ってきた事件はあげれば暇がない。

 

 そうして少年は数々の戦いを経て、英雄として成長した。

 

 そして今、ネギとその仲間である少女達の肩には魔法世界の命運が担われていた。

 魔力で構成された魔法世界が限界を迎え、崩壊の時を迎えようとしている中、世界の救

済を掲げた組織、完全なる世界との死闘。

 

 完全なる世界に所属する者達はいずれもが化け物の様な強さを誇る者達。

 今、ネギの前に立ちふさがるのは完全なる世界でも上級幹部デュナメス。

 彼はその圧倒的なまでの戦闘力を持ち、ネギ達を追い込んでいた。

 

 そして遂にネギ達の命運も絶たれようとしていたその時だった。

 

 彼が現れたのは。

 

 

◆◆◆◆

 

 

 麻帆良学園都市には数多くの魔法使いがいる。

 彼らはいずれもが一流。

 

 そんな彼らに『麻帆良学園都市において最高の魔法使いは誰か?』という質問を投げか

けると、彼らは全員がこう述べるだろう。

 

 麻帆良学園都市学園長、近衛近右衛門、と。

 近右衛門は麻帆良学園都市の学園長であると同時に関東魔法協会の理事を務めあげる翁

であり、その実力は誰もが認めるものである。

 

 では『麻帆良学園都市における最高の戦士は誰か?』という質問では多少の意見が出る

が、その大半は高畑・T・タカミチであるという答えが返ってきた。

 

 タカミチは幼い時分には英雄の集いであった赤き翼に所属していたという事もあり、彼

らが表舞台から消えた後も前線に立ち続け、その名を馳せた戦士であり、その評価はとて

も高い。

 

 尚、この2人以外にも麻帆良学園都市にはエヴァンジェリンという真祖の吸血姫という

規格外の存在がいるのだが、彼女は魔法関係者の中では悪にあたる人物である為にその名

が出てくる事は無い。

 

 では『麻帆良学園都市最強は誰か?』

 この質問に対する答えは満場一致で近衛近右衛門の名があがった。

 

 やはり、最高の魔法使いは最強という事なのだろう。

 しかし、ただ一人、その答えを否とする者がいた。

 

 その一人こそ、近衛近右衛門だった。

 

 彼はその長く伸ばした髭を撫でながら笑う。

 

「わしが最強? なんの冗談かの。麻帆良にはわしなど足元にも及ばぬ者がいる」

 

 ああ、もちろんエヴァンジェリンの事ではないぞ、と彼は言う。

 

 では誰なのか。

 

 その問に彼はその名を口にした。

 

「その男の名はの……」

 

 

◆◆◆◆

 

 

「新田……先生…………?」

 

 デュナメスの魔法が放たれる寸前、彼らの前に立っていたのは麻帆良学園都市にいる者

ならば忘れる事の出来ない人物だった。

 

 新田弘次。麻帆良学園都市において学園広報指導員を勤め上げる教師であり、その厳格

さ故に『鬼の新田』とよばれる名物教師の一人である。

 

 しかし、それは一般、表の話であり、彼自身が魔法に関係しているという話は聞いた事

が無かった。

 

「新田先生! 何故、こんな所に!? ここは危険です!」

 

 ネギ達が叫ぶ。

 彼は尊敬できる大人ではあるが、ここでは無力な一般人にすぎない。

 ここにいては彼の命が危ない。

 

 そう思った。

 

 だが、

 

「ネギ先生。そして貴様ら、零点だ!」

 

 彼の口から出てきたのは叱責の言葉だった。

 突然の叱責の言葉にその場にいる全員の目が点になる。

 

「いいか、ネギ先生。君たちはまだ子供だ。子供は困ったら大人に助けを求めるものだ。

だというのに、何が世界を救うだ、何が僕達にしか出来ないだ!! 自惚れもいい加減に

しなさい!」

 

 そういった新田は優しく微笑み、

 

「私達大人は君たちの小さな肩に世界などという重荷を背負わせる程に頼りなくは無いぞ

?」

 

 ネギ達の頭を撫でた。

 

 あまりの事態に目を白黒させる状況からいち早く立ち直ったのはデュナメスだった。

 

「いきなり現れたかと思えば、私を無視しての説教とは恐れ入る。見たところ魔力も気も

無い一般人のようだが、この場にいるならば容赦はせんぞ?」

 

 デュナメスの言葉に新田はネギ達から手を放し、デュナメスをまっすぐに見る。

 

「……君、名前は?」

「私か? 私の名はデュナメス。貴様を葬る男の名だ!」

 

 そう言ってデュナメスの姿が掻き消える。

 そして、次の瞬間には彼の姿は新田の目の前にあった。

 

 ネギ達は思わず目を瞑る。

 新田が殴られ、死んでしまう。そう思ったからだ。

 

 だが、現実は違う。

 

「そうか。デュナメス、貴様は指導対象だ!」

 新田は突如として現れたデュナメスに一切の焦りを見せず、ゆっくりとただ添えるよう

に握った拳をデュナメスの腹に当てる。

 

 それだけ。

 たったそれだけの一動作。

 

 だというのに、目を開けたネギ達の目に写ったのは悶絶するデュナメスの姿だった。

 

 うずくまるデュナメスは何をされたのか分からなかった。

 ただ自分は腹に拳をそえられただけ。

 

 だというのにこの激痛。

 訳がわからない。

 

 いや、一つだけ分かっていることがある。

 それは……。

 

「何をされたかわからないかね? 答え合わせも兼ねて、指導を始める!」

 

 目の前の老齢といっても過言ではない男が油断のならない人物だと言う事だ。

 

 新田はデュナメスが立ち上がるのを待っていた。

 その余裕がデュナメスの心を逆撫でる。

 

「あまり、私を舐めない方が良い。今、追い打ちを行わなかった事を後悔させてやる」

「……追い打ち? 何故そんな事をする? 言っただろう、これは指導だと!」

「ほざくなぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 吠えるデュナメス。

 彼の姿が再び消え、現れた場所は新田からかなりの距離を取った場所。

 

 デュナメスは自身の周囲にある人など軽く押し潰せそうな瓦礫をいくつも浮かせ、新田

目掛けて投げつける。

 

 新田は迫る瓦礫を見ず、ただ真っ直ぐデュナメスを見ていた。

 

「やれやれ。人に向かって瓦礫を投げつけるなど、私はともかく後ろにいる子どもたちに

当たったらどうするつもりかね?」

 

 そう言い、彼はまた先ほどの様に迫る瓦礫全てに手を添える。

 それだけで瓦礫の全ては砕け散った。

 

「貴様には特別指導が必要なようだ」

 

 新田はそう言うとメガネを外し、一歩踏み出した。

 次の瞬間には彼の姿はデュナメスの目の前にあった。

 

 それを見て、驚いたのはネギ達であった。

 今、新田が行ったのは彼らの知る戦闘歩法、瞬動や、その派生である虚空瞬動とは明ら

かに違っていたからだ。

 

「新田先生、何者ですか?」

 

 ネギと共に戦っていた少女の一人、桜咲の言葉がその場にいる全員の思いを代弁してい

た。

 

 困惑しているのはデュナメスも同じだった。

 目の前に現れた男からは魔力も気も、おおよそ戦闘能力というものを感じる事は出来な

い。だというのに、何故……!

 

「人を見かけで判断するな。幼い時分に教わらなかったかね? まずは答え合わせをしよ

う。貴様が私から何も感じ取れないのはそれだけ私と貴様の間に力量の差がある。それだ

けの事だ」

「巫山戯るな……。巫山戯るなぁあぁぁぁぁぁ!!」

 

 激昂したデュナメスの一撃を新田は手のひらで軽く受け止め、そのまま彼を地面へと叩

きつける。

 

「さあ、指導開始だ!」

 

 そこから始まったのは指導という名の蹂躙だった。

 新田はデュナメスの行動の一つ一つを指摘し、何が悪かったのかを告げる。

 

 それは確かに指導だったのだろう。

 まあ、かなり痛い体罰指導ではあるが。

 

 既にデュナメスの体も心もボロボロだった。

 そんな今にも倒れそうな彼に新田の拳が迫る。

 

 これで終わりか。

 そう、思った。

 

 だが、覚悟した痛みが訪れる事は無かった。

 

 うっすらと目を開くと、そこには手を差し出す新田がいた。

 

「指導は終わりだ。何かあれば此処に連絡しろ」

 

 その姿にデュナメスは造物主とはまた違う、敬意の念が現れるのを感じた。

 

「名をもう一度……」

「新田。新田弘次。麻帆良学園都市で教師をしている」

 

 

◆◆◆◆

 

 

 どうしてこうなった……。

 それが魔法世界での騒乱を終え、麻帆良学園都市に戻ってきたネギ達の心境だった。

 

 何故なら、

 

「本日から世話になる。元完全なる世界だ。以後よろしく」

 

 そこには学生服に身を包んだ完全なる世界のメンバーがいたのだから。

 

 

 指導完了!!

    




やあ (´・ω・`)
ようこそ、バーボンハウスへ。
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、「悪ふざけ」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、このネタを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「指導の大切さ」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、このキーワードを作ったんだ。

じゃあ、注文を聞こうか。
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