「王(マスター)!ご無事ですか!?」
「今のは一体何ですか!?ナオツグ!」
その異常な事態に、2人のサーヴァントが駆けつけた。
「セイバー!」
「ランサーか」
ロイドは未だ抜けきらぬその恐怖を語る。
「セイバー、あいつはヤバい。恐らく万全のお前でも一瞬で殺される」
「……お言葉ですが、我が
自らの剣技に絶対の自信を持つセイバーは問う。
それもそうだろう。何故なら自らの持つ絶対的であり、最強の剣撃を持ってしても目の前にいる一介の魔術師風情に勝てないと言われたのだから。
「それはアンタだったらわかる筈だ。さっき感じただろ?だからアンタとランサーが来た」
そう、セイバーとランサーが共に感じたその恐怖。まるで気づかない内に喉元にナイフを突きつけられた感覚。
「そうか………先程のあの感覚は彼が発した物だったのですね」
「そうなのですか?ナオツグ?」
「わからない……けど、俺はそんなに恐ろしいとは感じなかった。むしろ……あの感覚は……何ていうか……もう1人の自分を手に収めてたみたいな……」
「手に収めてた……?一体何が手の中にあったんです?」
すると、尚嗣は何も無い掌を何かを包み込む様に握ると、そこに一振りの短剣が出来た。その短剣が放つ感覚は、まさに【破壊】されるような感覚を覚える物だった。
「ッ!このプレッシャー……威圧感、さっきと同じ……!」
「な、ナオツグ!これはまさか!」
「ああ、衛宮先生と同じだ。これは多分、投影魔術だ」
そう、投影魔術。尚嗣が師である衛宮士郎から教わるも、才能と適性の無さから挫折した投影魔術である。
「俺には才能無いと思ってたんだが……」
「もしかすると聖遺物の
「え?もしかしてあれってなんか影響出るのか?」
「はい。シロウも幼少期にそれを体に埋め込んでました」
「そうだったのか?って、あれ?セイバー達は?」
周りを見回すと既にロイドとセイバーの姿は無かった。
セイバー陣営
「また厄介なのと当たったな。これで3度目かよ。しかもその内2回が俺が敵のマスターに追い払われてる状況か……」
「またお気になされてるのですか?」
「いや、こんなザマじゃあロッコの奴に鼻で笑われちまうと思っただけさ」
そう語りながら、ロイドは次の戦闘の作戦について考えるのだった。
次はどことどこの陣営をぶつけようかな〜なんて考えるのは楽しいけど、いざ書くとすると難しいですよね。しかも今回は字数がギリギリですよ。いや本当に大変だ。