fate/stay hero′s   作:是・射殺す百頭

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今回は本編始まってから初めてのライダー陣営です。ですが、戦闘は無ければ異変もありません。いうなれば業務連絡的なヤツです。


本編 聖杯戦争三日目
教会の来訪者:ライダー陣営


「おはようございます。マスター」

 

「ああ、おはようございます。ええと……」

 

「私の事はライダーとお呼びになって下さい」

 

「はあ……」

 

聖杯戦争二日目の朝、宗聖は少し困っていた。自分は人と一緒に暮らす機会なんてなかったし、結婚などもするつもりはなかったので、共同生活というのにはどうも慣れないのだ。

 

「む?なにか困り事ですかな?マスター」

 

「いえ、誰かと共同生活するということ自体があまりないものでして…なんとなく慣れないのです」

 

「ああ、そうでしたか。そこは妥協して慣れて頂く他ありません。聖杯戦争の中、サーヴァントと離れているなんて危険極まりないですからね」

 

「それはわかってるんですが…」

 

宗聖は、初日の夜に襲われた事を思い出す。ライダーと離れて過ごせば間違いなく殺されるだろう。

 

「まあ、すぐに慣れろとは言いません。時間を掛けて慣れましょう」

 

「…そうですね」

 

「さあ、マスター。朝食にしましょう。なにかお作りしましょうか?」

 

「ああ、いえ、私は朝はコーヒーだけで済ませているんです」

 

「そうでしたか。でも朝食はちゃんと食べた方がいいですよ。一日のエネルギーですから」

 

「お気遣い感謝します。ですが、私はこれに慣れてしまってまして」

 

「そうですか。これは余計な御世話でしたかな?」

 

「いえいえ、忠告は有り難いですよ。では、教会を開けてきます」

 

「ええ、行ってらっしゃい」

 

 

 

 

「はあ、今日はまだ一人も来てないなぁ」

 

宗聖は溜息を吐いた。何時も人は来ないのだが、今日はまだ一人としてこの教会に来ていないのだ。最近は信奉者など減ってきていて、逆に珍しいものだ。

 

すると、そこに一人の男性が来た。最近は毎日来る、少し暗そうな雰囲気で大柄な男性だ。

 

「おや、この時間に人が来るなんて珍しい事もあるものだ。確か……影蔵さん…でしたか?」

 

「……どうも」

 

「今日はどの様なご用件で?」

 

「今日は、寄付と少しばかり祈りを捧げに…」

 

そう言うと男は、懐から金の入った袋を取り出して、差し出してきた。

 

「そうですか。いつもいつもありがとうございます。では、私はこれで。どうか気の済むまで主に祈りを捧げて下さい」

 

「はい、そうさせて頂きます」

 

 

 

 

「おお、いつもながら有り難い。普通ならこんな額を受け取るのはまともな人間ならどうかと思うが、今はそんなこと言ってられませんからね…」

 

「ん?そんなに厳しいのですか?マスター?」

 

「ええ、最近は信奉者がめっきり減ってしまいましたから」

 

男の差し出した袋には30万円程の紙幣が入っていた。これを彼は最近、ここに来る度に持ってきていたのだ。

 

「しかし、一体どういう手段でこんなにお金を稼いでいるのだろう?」

 

「ふむ、なにか身を危険に晒すお仕事をなさっているのでは?」

 

「ええ、それなら確かにこの額も頷けるかも知れません」

 

トントン、と扉を叩く音がした。

 

「あ!はい!御入り下さい!」

 

ギィという音とともに一人の男性が入って来た。

 

「すみません。私は、鐘谷 照史(かねたに あきと)と申します。今日は少し頼みたい事があってここを尋ねさせて頂きました」

 

「頼みたい事…ですか?一体なにを?」

 

「実はこちらの教会を暫くの間、貸し与えて頂きたい。重要な役目があるのですが、この教会が無ければいけないのです」

 

「教会をですか?う〜む、私はここに住んでいまして。貸すのは良いのですが、その間の生活が…」

 

「それならご心配はありません。すでに家を借りておきましたので」

 

「そうでしたか…ですが一つ聞いてもよろしいですか?それによって、貸せるかどうかが変わりますが」

 

すると鐘谷は少し困った顔をした後、口を開いた。

 

「それが…語れない理由があるのです。すみません。どうかお貸し下さい」

 

その時、宗聖の後ろの扉からライダーが出てきた。

 

「宗聖さん、どうしました?」

 

「おや?まさか貴方は…そうですか、なら大丈夫ですね」

 

それを見た途端、鐘谷はなにかを理解したかのように一人でに頷き始めた。

 

「いや、失礼。まさか神父様がマスターの一人だったとは、実はその理由というのは聖杯戦争の事なのです」

 

「聖杯戦争の?という事は貴方は関係者の方ですか?」

 

「ええ、今回の聖杯戦争の監督役を務めさせていただきます」

 

(ライダーさん。監督役とは何でしょう?)

 

(聖杯戦争にはその時の情況などを監視したりする役が必要です。それが監督役です)

 

それを聞くと宗聖は成る程と言った表情を浮かべて頷いた。

 

「そうでしたか…それでは仕方ありませんね。どうぞ、お好きにお使い下さい」

 

「ええ、ありがとうございます。それでは早速、一時的な移住の準備をして頂いてよろしいですかな?手続きは済ませておりますので」

 

「はい、わかりました。それでは準備いたしましょう。ライダーさん」




またまた時間がかかってしまった……
最近は第6章を進めるのに必死でもう書けない……また続き書かねば……
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