不定期更新とはいえ、ここまで遅くしたのはちょっと予想外でした……
オリジナルサーヴァントの情報集めで忙しくて………
本当にすみませんでした。
「サーヴァント、ランサー。召喚に応じ、馳せ参じた。貴公が私の雇い主かな?」
召喚のための魔法陣から現れたのは、ぴっちりとしたボディスーツに身を包んだ、長身で筋肉質の紫色の髪と黄色の眼を持つ青年だった。
その青年の、サーヴァント『ランサー』の言葉に真正面に立つ男は答えた。
「そうだとも。私が、貴様のマスターでありこの聖杯戦争の勝利者に相応しい魔術師。ネフリス・ラザムだ。」
男はボディスーツの青年とは違い、小太りできっちりとしたスーツを身につけた如何にも傲慢な雰囲気を醸し出している男だ。
「そうか。では、我が槍を貴公に捧げようマスター。まずは命令を………」
そう言うと、青年は跪いた。
「では………」
そうラザムが言いかけた瞬間だった。
「と、言いたいところだが………如何せん、身体が重い!マスター。この近くに修練場はないか?」
にっこりと笑みを浮かべ、なんの悪気もなさそうにランサーは尋ねる。
「き、貴様!なんだその態度は!?」
「あん?なんだ、急に?」
いきなり激怒し始めたラザムに対し、ランサーはなんの悪びれもせずに聞く。
「使い魔風情が!召喚者である私のことを!無視するというのか!?」
その言葉を聞いたランサーは飄々とした態度で答える。
「と言われてもなあ………このままじゃ勝てなさそうなくらい身体が動かなさそうだし……」
「そんなはずあるか!サーヴァントは全盛期の姿で呼び出されるはずだ!それが身体が鈍っただと!?ふざけるな!」
「まあそうカリカリすんなって。ハゲるぜ?」
まるで他人事のようにそう言ったランサーの身体は、既に半分以上が霧のようになっていた。
「な、なにを勝手に霊体化を!?」
「んー?教えてくれないなら自分で探すしかねえじゃん?ほんじゃあ、また後で〜!」
そう言い残したランサーは、霊体化してどこかに消えて行った。
「なんなんだ……!あのサーヴァントは………!?ケルトハル………!あんな名も知られてないような英霊を召喚したのが間違いだったのか!?しかし、奴はともかく奴自身の宝具は………」
ラザムはひとり、呟いていた。
ランサーは街の高所から街中を見回して、目当ての建物を見つけた。
「おお?あれか?聖杯からの知識にあったな。ドージョーとかいうとこか?なら、強い奴らもたくさんいるかね!?」
子供のように、ランサーははしゃぐ。
「じゃあ早速行くぜ!待ってろ!猛者たちよ〜!!」
そう叫んだランサーは、飛び上がりながら見つけた道場へ一目散に駆けて行く。
この後、道場の鍵を借りる手続きで苦戦するのをまだ彼は知らない。
オリジナルサーヴァントです。ちなみに今の課題は、同じクラスのサーヴァントを同時に出すときに地の分でどうやって呼び分けをするかです。『黒』と『赤』に別れてるわけでもないですしね………