fate/stay hero′s   作:是・射殺す百頭

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作品内での日数的に1日に2回目のライダー陣営です。
自己満足かも知れませんが、なんか楽しくなって来ました。
オリジナルでサーヴァント作るのが特に。



神威の男:ライダー陣営

夜、宗聖は監督官から与えられた仮の住居の戸を開けた。

 

「今日も、ですね」

 

その物音を聞いたライダーは宗聖の元に寄ってくる。

 

「おや、こんな時間に何処かにお出掛けですか?」

 

「はい、いつもこの時間には街に出て道を違えた青少年を正しい道に戻そうと、歩いているのです」

 

その言葉を聞いたライダーは「ほう……」と感嘆の声を漏らした。

 

「それならば、私もお供致しますよ。マスターの命を守るのが私の役目ですから。それに、良き行いならば私も是非お手伝いしたい」

 

宗聖はライダーの提案を承諾し、共に家を出た。

 

 

 

 

 

 

 

「マスターはなぜ神父になろうと?言ってはなんですが、カトリックの司祭はお金なんて無いでしょう?寄付を戴いても、教会の補修や整備でほとんど残らないはずですよね?」

 

ライダーは宗聖に質問をする。自分と同じ聖職者であるが故に、その特徴もしっかりと理解している。だからこそ気になるのだ。

 

「そうですね………やはり人を助けたいという気持ちが強かったからですかね。しかし、あの名高い聖ジョージからそのような質問をされるとは思いませんでしたね」

 

宗聖の答えを聞き、ライダーは少し笑う。

 

「ふふっ、そうですね。ですが、今の時代は心無いことをする人も多いものですから」

 

そう、ライダーが言った瞬間だった。

 

バシュンッ!

という音と共に、棒状の物が宗聖に向かって飛来する。

 

「ッ!危ない!マスター!」

 

間一髪でライダーがその物を切り落とした。

 

地面で燃え盛り、蒸発したそれは間違えるはずもなく一本の矢だった。

 

「た、助かりました………一体どこから………!?」

 

辺りを見渡すも、敵影は確認できない。

 

ライダーも辺りを見渡す。

 

バシュンッ!

またしても、その音がした瞬間にライダーは『直感』スキルを使用した。

 

「あそこか!」

 

燃え盛る矢を放つ瞬間、その焔の光を見つけ出したのだ。

 

自らのマスターを射抜こうとする矢を叩き伏せながら、ライダーは後退する。

 

「何処から射って来ているのかわかったのですか!?」

 

「はい、しかし遠すぎる!敵はかなり強力な弓兵の様です!」

 

次の一瞬、辺り一帯が熱気に包まれた。

 

「熱っ!なにが起こって………!?」

 

「こ、この距離からこの熱量……!?この熱は、この『神威』は!?」

 

ライダーは、騎兵の英霊としてではなく聖人ゲオルギウスとしてその熱を捉えた。

 

″この神威は神の祝福程度(・・)では無く、神そのものが顕現したようだ″と。

 

そう、神威とはその名の通り『神』、もしくはそれに限りなく近い存在が持つ『権威』である。または『権能』とも。

 

今、自分とマスターに攻撃を仕掛けてきている者はそれを用いることができるのだ。

 

それが恐ろしく感じない訳がない。ましてや、ライダーは聖人で神の加護や祝福を知っている。それすら凌駕する権能が敵にはあるのだ。

 

「このままでは、マスターが………!」

 

ライダーは焦る。このままでいれば当然攻撃を受けることになる。しかし、ここで唯一の防御用宝具を使っては今後確実な防御の駒が減ってしまう。

 

そして、敵の魔矢の射手も恐らくそれを見越した上であの技を使うのだ。

 

 

 

 

 

 

side:unknown

 

射手は思考をフルに使い、次の一手を考える。

 

(兄貴ならどうする?今までの防御を見る限り、それほど特殊な事はしていない。ならいっそのこと、宝具(カード)を切るか。相手の宝具を見て真名の看破や魔力消費の促進、使用回数に限りがあるならばそれを削り、仕留められれば御の字でそうで無くてもこっちにとっては有益な手な筈だ。さっきのライダーは完全に撒いたはずだからな。こちらのライダーは仕留められるか?)

 

決断した射手、アーチャーは宝具の使用を始める。

 

「力を貸し与え給う、太陽の化身。射手の神よ。我が身、我が力を依り代としその熱により万物を焼け。踵を断つ、仇討の一射(ビズ・グネイショ・オラジャク)

 

その宝具の真名を告げた瞬間、周囲には熱が広がった。

そして、

 

「私を、俺を呼ぶという事は相当だな?さもなくば貴様には罰を与えるところだぞ」

 

アーチャーに取り憑いたをした『ナニカ』は呟いた。

 

「まあいい、では究極の一射をご覧にいれよう。標的はあれか?わかった。いくぞ。…………はっ!」

 

そのナニカの射出したその矢は、まるで太陽のごとき熱と威力をもって流星のように標的に向かい加速した。

 

 

side:rider

 

「くっ!一体どうすれば!」

 

もはや、時間などない。もう宝具を使う他に道はない。そうライダーが考えた瞬間だった。

 

「なに他の人を巻き込んでんだッ!相手に背中向けてんなよッ!アンタの相手は僕だって言ってんだろうが!」

 

そう、甲高い声が響いた。

その声の主は、ぴっちりとしたボディスーツのような物に身を包んだ幼子だった。。しかし、その者からは常人を逸した何かを感じ取れた。

 

「なっ!?子供!?」

 

「いえ、あれはサーヴァントだ!間違いない!」

 

そのサーヴァントは、矢の射線上に自ら飛び込んだ。

そして、宝具を解放する。

 

死風撒く青銅の船(ゲイ・ケイス)

 

サーヴァントの足元から、投石機を積んだ一隻の船が現れる。サーヴァントは岩に何かを指で書き込むような素振りをした後、投石機で矢に向かい岩を飛ばした。

 

「あんな物で防げるはずが……………!」

 

その後の宗聖の言葉は激しい爆音によってかき消された。

 

矢に向かい放たれた岩が、矢の威力を相殺し爆ぜたのだ。

 

 

 

side:archer2

 

「馬鹿な……………ありえん!俺の神威をかき消しただと!?そんなはずが!くそっ!もう一撃………………そこまでだ『アポロン』。もう体が動かん。撤退だ。マスターもそれでいいな?」

 

そう問いかけたアーチャーに念話で返事が来る。

 

【わかった。帰ってこい。とりあえず満足だ】

 

「了解した。尻尾を巻いて逃げるとしよう」

 

アーチャーはそう呟き、その場を後にした。

 

 

 

 

 

side:rider

 

「くそぅ!また逃げたなアイツ〜!貴方たちは大丈夫?」

 

目前のサーヴァントには敵意は無いと感じ取ったライダーは返事を返す。

 

「助かりました…………ですが貴方は一体…………?」

 

「んー、まあ気にしないでよ!それじゃあね!」

 

そう言い残したサーヴァントは夜の街を飛び去っていった。

 

「あの子はなんだったんだろうか………?」

 

「もしかしたら、第二陣営(・・・・)のライダーかもしれませんね」

 

ライダーの発言に宗聖は首をかしげる。

 

「第二陣、ですか?」

 

「はい、今日の朝に手紙がポストに入っていてそこに記載されていました」

 

宗聖とライダーは第二陣のことや、今後の戦闘について話し合いながら帰路についた。




楽しくなってきたのはいいですけど、公式の方で出された時に全然キャラ違うと困りますよね。僕はランスの宝具が全然違うことに狼狽えてます。
あと、ランサーの乗っている馬ありますよね?あれを『ラムレイ』って呼んだんですけど、ラムレイじゃ黒毛馬の方になっちゃいますよね。というわけで、『ドゥン・スタリオン』に差し替えさせていただきます。大変御迷惑をおかけします。
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