fate/stay hero′s   作:是・射殺す百頭

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ここのところ割とよく描いてたんですけど、別の作品なんですよね。大事な試験が終わって無事に良好な結果を出せたのは良かったんですけどね


本編 聖杯戦争三日目
嘆きの少年:第二陣営アサシン


誰か…………誰か…………助けて……………!

 

声が聞こえてくる。助けを求める声が。

 

(助けろ……か。知ったことではないか…………悪いな少年…………俺の得手ではない………………)

 

護りたかった………ただ、姉さんを護りたかったのに………………!

 

(護る……………か、まあ…………いずれその力をつけるなら、早い方がいいか…………しょうがないな…………行くか。退屈しのぎになればいいが)

 

 

 

 

 

 

 

「くそっ!………………うう………………くそぅ…………!」

 

光が部屋に満ちる。魔法陣から魔力が溢れ出し、人ならざるモノが現れる。

 

「………………?………………なんだよ………?」

 

「……………サーヴァント、アサシン。守護の英霊とだけ言っておく。名は明かさないがな」

 

腰まで白髪を伸ばした中華服の男は膝をつき、泣き喚く少年の側に寄り尋ねる。

 

「当然。主人は貴公ではあるが、一応聞いておこう………何があった?」

 

嗚咽を再び漏らしながら答える。

 

「うう……………あうぅ…………!連れて……………グスッ…………いかれたんだ……!俺の…………姉さんが………」

 

男は膝を折り、同じ目線になって質問を続ける。

 

「ふむ、理由と………あとはどんな連中にか……だな。聞かせて貰おう………」

 

「まるで暴力団みたいな…………奴らだった…………姉さんを……借金のカタに………って………!」

 

それだけを聞くと、アサシンと名乗った男は家を歩き回ってから玄関を見つけてそこから出ていった。

 

「なん……だったんだ…………?」

 

 

 

 

 

街中を男は駆け巡る。

 

「暴力団…………ふむ、聖杯からの知識にはないな………しかし、まあ単純なことだ。恐らく、誘拐するなら複数人で尚且つ車で行うはずだ。ならばこの街中の車全てを覗けば問題ない」

 

流れる景色の中、目に入る全ての車の登場した人間の有無からどんな人物かまでを特定する。

 

そして、自分が飛び出した家の周辺地域全ての車内を探し回った。

 

「見つけた……両手足を縛った上で口にはガムテープ………と言ったか?それらしい女性はそれしかいないな」

 

その見つけた車の上に立ち、霊体化を解除する。

 

 

車内では2人の男と、運転手の男が大笑いしていた。

 

「噂通りこの娘は上玉だな!いい稼ぎを生み出しそうだ!はははっ!」

 

2人の男の片割れが涙を流す少女の身体に触れようとした瞬間だった。

 

鉄を突き破る轟音を鳴らし立てながら1人の男が車の屋根から降りてくる。

 

それに驚いた運転手は悲鳴を上げながら車の操縦を失い、道端のガードレールにぶつかり停止する

 

車は、激突の衝撃で運転席はひしゃげている。運転手は即死だろう。

 

後部座席にいた少女は既に中華服の男が連れ出していて、潰れた車からは男がなんとか出てくる。もう1人の男は運転手と同じ結末を迎えたのだろう。

 

「な…………なんだぁ!?お前は!?」

 

「守護の英霊。名は明かさない。と言うつもりだったが、死人に口無しか。そうだな。名乗ってやろう。吾の名はーーーーー」

 

傍に立ち、呆然としていた少女はそこで気絶した。

 




ようするに借金のカタとして身売りをさせられそうになってたわけですね。そこをたまたま、呼び出されたアサシンが取り返しに行ったわけですね。ちなみに呼び出した少年の設定は、ちゃんと第二陣アサシンの詳細に載りますから。
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