俺は衛宮 尚嗣(えみや なおつぐ)
この名はとある人から貰った名だ。
俺の魔術の師、衛宮 士郎にロンドンで路頭に迷っている時に拾われた。
その時に貰った名前が衛宮尚嗣だ。
俺は今聖杯戦争の参加の為、日本に来ている。俺がこの地に来ることになったのは、およそ二週間前。聖杯戦争の事を知って日本に来る事に決めた。
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二週間前
「先生!俺、日本に行きたいです!」
「ど、どうしたんだ?尚(なお)?急に日本に行きたいだなんて」
「そうよ。大体行くのは良いけどお金はどうするのよ?」
「今まで働いて貯めた金があります!先生方どうかお願いします!」
「待ってくれ尚。別に行くのはいいが理由を教えてくれ。お前の身を危険に晒したくない」
「先生…御心遣いは感謝します。でも俺は日本に行って、聖杯戦争に参加したいのです!」
「っ!聖杯戦争だって!?」
「日本で行われるって言うの!?」
「ああ、そう言えば遠坂先生は御三家の一つでしたね。はい、日本で行われるって言うのを聞きました」
「じゃあなんで時計塔の連中は動かない訳よ?そんな大事が起きたら普通大騒ぎするでしょ?」
「なんでも、開催者は隠蔽工作が上手くて魔術協会の奴らでも知ってる人間は一握りらしいですよ」
「上手いったってそんなに綺麗に隠せるもんなのか?」
「そんな訳ないでしょ?普通に考えて。だって聖杯戦争って言ったら魔術協会が喉から手が出るほど欲しがる聖杯が手に入るのよ?」
「そうだよなあ。なんで隠せてるんだろ?」
「先生!そんな事俺にとってどうでも良いんです!行かせてください!」
「わかった。行っても良い」
「ちょっと士郎!?」
「でも少し条件がある」
「条件ですか?」
「そうだ。一つ目はお前が聖杯に望む願いを聞かせてくれ」
「願いですか?」
「ああ、聖杯戦争に参加するって言うのはなにか願いがあるはずだ。それを教えてくれ」
「俺の願いは…俺の願いは…俺を捨てた両親と会う事です」
「両親と会う事?」
「はい、本当に会ってどういう顔かを見るだけです。それ以外に無い。あ、あとまだ願いが叶うなら遊んで暮らしても無くなら無い大金を手に入れて先生達に経済的に楽になって貰う事です」
「そうか、わかった行って来い!」
「ええ、行ってらっしゃい。経済的に助けてくれるならありがたいしね」
「ありがとうございます!この尚嗣!必ずや先生達に勝利を!」
「ああ!任せたぞ!それと、これを必勝祈願をこめたお守りとして渡しておくよ」
先生は体から一つの鞘を取り出した。神々しく輝いている鞘を。
「いいの?士郎?」
「ああ、彼女なら必ず守ってくれるよ」
「あの先生これは?」
「サーヴァントの事は知っているな?」
「はい、確か聖杯戦争で使役する英霊達のことですよね?」
「ああ、その英霊を召喚するとき、こいつを持っていれば最強の英霊が召喚出来るんだ。今からこいつを体に埋め込んでやる」
「そうなんですか!ありがとうございます!」
そうして俺の体に鞘が溶け込んだ。
「行って参ります!」
「おう!頑張れ!」
「くれぐれも死なない様にね!」
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これが俺が日本に来た経緯だ。
そして俺はたった今召喚の儀式を終え、英霊を待っている状態だ。
「来た!莫大な魔力量!先生の言った通りだ!最強のサーヴァント!」
光が収まり、人とは思えない巨大な影が現れた。
「おや?今回はランサーでの召喚の様ですね。またこの槍を振るうときが来るとは。サーヴァント、ランサー。召喚に応じ参上した。問おう」
「で、でかい…!」
「貴方が私のマスターか?」
姿を現したのは馬に乗った一人の女性騎士だった。その手には、一振りの槍が収まっていた。
「……そうだ。俺があんたのマスターだ」
「ここに契約は完了した。これより貴方の運命は我が剣…では無かった。槍と共にある」
「一つ聞いて良いか?」
「なんでしょう?」
「俺はあんたを鞘で召喚した筈だ。なのにランサーと言うのはどういう事だ?」
「鞘?まさか《すべて遠き理想郷》(アヴァロン)ですか!?何故貴方がそれを!?」
「俺の師から預かったんだ。あんたなら俺を守ってくれるだろうってな」
「師とは?」
「なんだ、先生も聖杯戦争参加者だし知り合いかと思ったのに。衛宮士郎って言う魔術師だよ」
「シロウの弟子ですか!?」
「ああ、名前は衛宮 尚嗣だ。よろしく」
「エミヤ…ナオツグ?何故シロウの苗字を?」
「孤児だった時に拾って貰って、名前をつけて貰ったんだ」
「そうでしたか…シロウは元気ですか?」
「ああ、遠坂先生と仲良くやってるよ」
「良かった。リンとも上手く行ってるみたいですね」
「ところで質問に答えてくれ。何故ランサーなんだ?」
「う〜んそうですね。この鞘を使って召喚されたのにセイバーでは無いという事は考えられる理由は一つだと思います」
「なんだ?その理由って?」
「恐らく既にセイバークラスは埋まっているんだと思います。なので仕方なく召喚されて無く、適性の一番高いこのクラスになったんだと思います」
「そうなのか。どうするかぁ」
「?何がでしょうか?」
「セイバーは最優のクラスなんだよな?それをとられたって事は少し不利になるって事じゃねぇの?」
「そうかもしれません。ですがご安心下さい。私はランサーになっても、知名度などの影響でセイバーにでも遅れはとりません。」
「そうか。頼もしいな」
「そういえば、シロウの弟子という事は貴方も投影魔術を?」
「あー、俺は投影に向いて無かったんだよ。だから、遠坂先生の宝石魔術と衛宮先生の強化魔術を組み合わせてるんだ」
「そうですか。それは良かった」
「?何故だ?」
「魔術が使えるという事は戦略を広げる為に必要な条件の一つですから」
「それもそうだな」
グゥゥゥゥ!
「「あ」」
「……腹…減ったな…」
「ええ…私とした事が…情けない…」
「よし!飯にしよう!腹が減っては戦は出来ぬってな!」
「賛成です。ご飯にしましょう」
「ってそうか…なあその槍隠せ無い?」
「ああ、出来ますよ。普通に消す事も、戦闘時には私の宝具で見えない様にも出来ます」
「出来ればその槍は隠して戦ってくれ無いか?」
「了解しました。善処しましょう」
「さ〜て、それじゃあ飯にするか!よし何作ろう?」
「料理出来るのですか?」
「ああ、先生はお二人とも料理上手だったからな。まあ衛宮先生には及ばんが」
「食べられるなら充分ですよ」
「そ、そうか…まあ普通以上にはできると思う」
「それは楽しみです」
こうして、初の英霊召喚は成功を収めた。しかし、その夜、同じ部屋にこんな豊満な体の女性がいる事に悶々としながら眠りにつく俺だった。
槍トリアさんでした。オルタでは無いただの青い槍トリアです。あの豊満なスタイルはそのままです。次はアーチャー陣営出来れば導入2を描きたいですね〜描いちゃおっと!
次はアーチャー陣営導入2で行こうと思います。マイルームのダビデイケメンじゃね?と思う作者でした。