「あれ~?また実どこかに行ったの?」
銀子は、実を探していた。最近ずっとなので新八と神楽は、心配することは無いと言っているが、銀子は心配していた。
「あんなやつ心配することを無いヨ。ちょっとの事で死なないアルヨ。」
「そうだね……」
そう言っているが、やっぱり銀子は心配していた。最近は、連続爆弾テロが発生しているので、巻き込まれていないか心配している。
新八もいつもの事だと言って、安心させようとしていた。
「マミーはいつもみたいに元気でいたら、実も帰ってくるかアルヨ。」
銀子はうなずいて、いつものように振る舞った。
そこから、新八は掃除をして、神楽は椅子でだらだらして、銀子は洗濯をしていると
ドカン!!
何かがぶつかる音がした。
銀子達が何事かと思い外に出てみると、万事屋の下にあるスナックお登勢に、バイクが突っ込んでいた。
外から
「くらぁぁぁぁ!人の店に何しとくれとんじゃ!ボケぇぇぇぇぇ!」
とお登勢が、怒っていた。
このバイクの運転手は飛脚で、昨日からあまり寝ていないらしい。それを聞いたお登勢は、永遠に眠らすと言っていた。
それを止めたのが銀子だった。
「お母さん!本当に死ぬからやめて。」
流石のお登勢も、銀子の声で止まった。
銀子が駆けつけたらひどい怪我だった。
「神楽ちゃん。救急車呼んで!」
「救急車ゃゃぁぁぁぁ!」
何故か原始的な呼び方をしていた。
銀子か大丈夫かと聞いていると、男の人が銀子に頼み事をしていた。なんでも、大事な届け物が有るようで、その届け物を届けられなかったら、クビになる。
お願いしますといって気絶した。
「今から、届け先に行くよ!新八に神楽ちゃん!万事屋の仕事だよ!」
と言って届け先に向かった。
届け先に向かってついた場所が何と、戌威星の大使館だった。戌威星と言えば地球に最初に来た天人だ。さらに、江戸城に大砲ぶちこんで無理矢理開国した、危ない奴等だ。
「こんなところで、何をやっている?食われたいのか?」
と言って警備の天人だと思う人が声をかけてきた。
新八がビビりながら、届け物を頼まれただけと言って、神楽に渡すように言うと、神楽は天人をおちょくっていた。銀子が神楽に止めるように言った。
「届け物?そんな話聞いてねぇーぞ?最近は、爆弾テロで警戒しているんだ。帰れ」
また神楽が
「ドックフードかも知れないアルヨ。貰っといたほうがいいアルヨ。」
天人は、ドックフードなんか食べるか。帰れと言って届け物を、弾いた。
ドカン!!
届け物が爆発した。銀子たちは唖然としたいた。天人も同じだ。
「神楽ちゃん。新八。逃げるよ!!」
「まて~!テロリストども~!」
そう言って、戌威星の天人達が追いかけてきた。
後ろを向くと天人達がどんどん倒されていた。倒していた人物は
「何してんだ!銀子!早く逃げるぞ!」
そう言ってくれたのは実だった。
「こっちだ。実!」
前のほうで実にそう言ったロン毛の人がいた。
「実、こんなところで何をしていたの!」
実は、後で言うと言って逃げていた。
実達が逃げているところを、遠くで見ているもの達がいた。
「とうとう尻尾出しやがったな。天人どもと戦った英雄も、今となってはただの犯罪者か。」
「あれは、ヅラか?久しぶりに見た。それに実まで……」
「神川さん、桂と一緒にいる男知っているのか?」
「まぁな。」
神川と呼ばれた男はそう言って悪い笑みをしていた。
「あれ~?神川さん来てたんですか?なんだ土方逃がしたのか?しっかり働けよ。」
「今まで寝ていた男が言うか。それを!もう一回眠るか沖田!」
「天人の館が壊れようがどうでもいい。新選組の晴れ舞台だ。楽しい喧嘩になりそうだ。」
土方と言う男も悪い笑みをしていた。
(待っておけ…………実!)
銀子だちは、ロン毛の人、桂さんに匿ってもらっている場所でテレビを見ていると、自分達の顔が写っていて、新八はお妙を、銀子はお登勢にビビっていた。神楽は喜んでいたが。
新八と銀子が、なんでこんな目にと悲しんでいるかまなか、銀子が実に、桂がどういう人か聞いていた。
実は
「テロリスト」
と言った。突然ドアが開いた。
「そんな言い方はよせ。」
桂はこの国の害虫、天人を打ち払いもう一度侍の国を作るみたいだ。しかも、桂は自分を攘夷志士と言った。
攘夷志士とは、天人を排除しようとする運動で侍達が追い払おうと一斉蜂起して戦った。しかし、幕府は侍を置き去りにして勝手に、天人と不平等な条約を結んだ。さらに、侍から刀を奪い無力化した。その後主力だった攘夷志士は、粛清されたらしいが……
「あれ?あの人どっかでみたことが……」
と銀子が思うと、新八が飛脚の人だと気がついた。
「おいおい、ヅラ。まさか俺だけではなくこいつらまで巻き込むと、いい度胸してんな。」
と実は怒っていた。
「お前をどうしても仲間に入れるためだ。どんな卑怯な手を使ってもお前を入れるために。もう一度俺と剣を握らんか、実。この腐った世界を建て直さないか?
紅い野獣と恐れられたお前の力を課してくれんか。」
この時、やっと銀子は実の過去を知った。
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