それは、実が攘夷志士の頃の話だ。
ある時桂と一緒に天人に囲まれたことがあった。流石の桂も死を考えたらしい。
「敵の手にかかるより、最後はいさぎよく腹を切ろう。」
桂はもう死ぬ気でいた。
「何言ってやがるヅラ。立つんだ。今までの仲間の死を無駄にするのか?死ぬんなら、最後までもがき続けて死のうや。」
その男白色の髪で白色の髪が真っ赤になるほど暴れまわった
その戦場を駆る姿 まるで野獣
「天人との戦いにおいて敵からも、味方からも恐れられた武神…………吉田 実。そして、我らの師っ」
実は静かに桂の近くに行き
「ヅラ、しゃべりすぎだ。」
といった。
「実さん。あんた攘夷戦争に参加してたんですか!」
新八はビックリしていた。銀子は初めて実の過去を知ったし、今までの強さも知った。
「それになぁ、いくら俺に話しかけようがそんなことは、どうでもいい。けどな、銀子を巻き込んで何かあってみろ、俺はお前を許さないぞ……」
今まで、こんなに怒っている実を、桂も銀子も知らなかった。
「実、私は大丈夫だから落ち着いて。」
桂は驚いていた。あの吉田実がたった一人の女が巻き込まれただけで怒っているからだ。
「お前は変わったんだな。」
「それに、俺はこそこそした喧嘩は嫌いなんだよ。派手なもんならいいけどな。」
銀子はやっと今までいなかった理由が、わかった。
桂さんに呼ばれていて、桂さんに会いに行っていたと言う事だと。桂さんと一緒に行くのかも心配だった。
「もう俺らの戦いは終わったんだよ。」
すると
ドン!!
「御用改めである。新選組だ!神妙にしろ!」
「し、新選組だ!逃げろ!」
新選組……それは、反乱分子を即時処分する対テロ用特殊部隊だ。
「厄介なのにばれたな。どうする?ボス」
桂が実にボスといい実がうるさいと睨む。
神楽が桂にボスなら自分がなると言っていた。
「オイ!」
実が呼ばれた方を見ると、剣が出てきた。
「逃げるこったァねぇだろ。せっかくの喧嘩だ。楽しもうや。」
「本当にお前、役人か?瞳孔開いてるぞ」
「土方、避けろ」
ガキン!
実はとっさに木刀で防いだ。
「久しぶりだなぁ~!実。お前との喧嘩はまだ、終わってねぇ~ぞ?」
「だれかと思ったら、 いつかの負け犬じゃねぇ~か。
どうした?また、負けに来たのか?あァァ!」
両方とも今は二人とも悪人の顔をしている。
「神川さん、避けてくだせぇ~。」
ドカン!!
新選組の沖田が大砲を発射したのだ。
「お前、殺す気か!」
と土方が怒ると沖田が悔しがっていた。
神川さんは、逃がして悔しがっていた。
「まさか、神川までいるとはな。」
「なんだ、ヅラ。あいつがいること知っていたのか?」
今の新選組は、神川がいたおかげで、あれだけよくなったとも言えるらしい。今は、局長補佐をしているみたいだ。
「実さん。あの神川黒乃と知り合いなんですか?」
「実は、あの人と何かあったの?」
実は、語った。昔、攘夷戦争の頃仲間だったが、よくいがみ合う仲だったみたいだ。実が勝手にどこかに行ったことに、怒り恨んでいるみたいだ。
回りから見たらそんなことだとおもうが、勝手にどこかに行く。それに、剣道の試合で勝ち逃げをしたので恨んでいるみたいだ。
銀子は、何も言えなかった。自分と会ったときのあの格好をみれば……服はボロボロ、体は傷だらけだったからだ。
新選組が出てくるように言っていると、桂が時限爆弾を使おうとしていた。
「桂ぁー、もうやめようぜ。こんなことをしても、死んだやつらの償いにはならない。これ以上薄汚れんな。」
桂は薄汚れたのは、実の方だと言った。
しかし、実は
「また、失うのはごめんだ。」
といい、そのためなら、自分の武士道を守ると。
守りたいものを守ると。
銀子は、この時の実を、見ていたら急に胸が苦しくなった。それが実の事を好きだと思うことはまだまだ、先だか……
「マミー。何かこれ押してたら、スイッチ押しちゃったヨ。
ドゴォォォン!!
新選組が何事かと思うと、実達が出てきた。
「おい!神川、お前んところに爆弾処理班いるだろ!貸してくれ!」
実達が爆弾を持っていると知ると、新選組は逃げていった。
「やばい!あと、6秒しかねぇ!」
「実、歯ァ食いしばれぇ~!」
そう言われ歯を食いしばると、傘で実ごと殴られた。
実は、窓の外に出て上手いこと爆弾を、上に投げて間一髪間に合った。
「実ゥゥゥ!大丈夫~!」
銀子が実を心配している。
「それが、お前の生き方か?実。捕まえなくていいのか?神川」
「俺はお前の事など、どうでもいい。まぁ、あいつと一度戦ってこんなことは止めるよ。あいつの事を見ていたら、俺が馬鹿らしく思う。」
そう言って神川は、実を見て新選組の所に向かった。
「ありがとよ。助けてくれて。」
「実は、実はどこにもいかないよね?」
と銀子が悲しそうな顔で聞いてきた。
「俺はどこにも行かないよ。安心しろ。」
そう言って、神楽と新八を呼んで、万事屋に戻っていった。
「なぁ、銀子。昔の友達が変わらない事って良いことかなぁ?」
「いいことだと思うよ!」
実は、それを聞いて笑った。
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