息抜き短編小説集   作:コクマルガラス

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PSO2のEP3ストーリーをクリアした記念です
マタボは1マスだけ埋まってません(リリーパ壊世が届かぬ……)

EP4は地球が舞台なんですよね
ちょっと楽しみ

本作にはPSO2 EP3のネタバレ要素が含まれてます


光の一夏、闇の仮面(IS×PSO2×???)
わたしがきたそのりゆう


「此処に来るのは何年ぶりだろうか……」

 

眼下に広がる街を見ながら一人の男が呟いた。

 

「奇跡は待つのではなく、起こすもの……誰が言った言葉だったか……」

 

その男の目的はただ一つ……

 

「行くぞ……」

 

その言葉と共に男の身体は赤黒い光に包まれて消えたのだった。

 

 

 

IS学園の修学旅行は唐突に終わりを告げた。

 

亡国機業掃討作戦。

IS学園の専用機持ちの生徒全員に下された命令。

亡国機業が修学旅行中に襲撃を仕掛けてくる可能性が高いと判断したIS委員会が各国政府の協力を取り付けた上で組んだ作戦。

 

この時気付くべきだったのだ。

実戦経験の乏しい生徒達を作戦に参加させる意味を……

 

修学旅行当日、舞台は京都。

作戦は決行され、失敗した。

学園内に潜んでいた裏切者の手によって……

 

そして、一夏は亡国機業のエージェント『M』と交戦していた。

戦況は『M』が圧倒的に優勢。

そもそも一夏はIS操縦経験が半年しかない。

しかも、学園での教導が一夏にとってプラスとは言えず、本人が持つ才を伸ばせてるとは言い難い。

更に乗っているIS『白式』は一夏の才に適していない可能性すらある。

 

一夏の勝率は、ゼロだった。

 

「カハッ!?」

 

追い詰められ、シールドエネルギーが尽き、瓦礫に叩きつけられる。

 

「死ね、織斑一夏」

 

ガン!ガン!ガン!と『M』が一夏を踏みつける。

踏みつけられる度に一夏が呻き、『白式』の胸部装甲が凹み、罅が入る。

『M』が嬲り殺しにしようとしてるのは、明確だった。

 

死の危機に瀕した一夏。

彼の元に他の専用機持ち……一夏のクラスメイトであり、彼に想いを寄せる6人の少女が駆けつける。

 

「一夏!」

「一夏さん!」

 

死に体の一夏を見て叫ぶ『篠ノ之箒』と『セシリア・オルコット』。

 

「よくも一夏をっ!」

「殺す、必ず殺す!」

 

一夏を踏み付ける『M』に殺意を向ける『鳳鈴音』と『シャルロット・デュノア』。

 

「貴様が誰であろうが関係ない、必ず倒す!」

「絶対に許さないんだから!」

 

怒りを胸に突撃する『ラウラ・ボーデヴィッヒ』と『更識簪』。

 

彼女達も万全ではない。

ここまで来るまでに無人ISや亡国機業所属ISパイロット、そしてISの生みの親『篠ノ之束』の妨害によってかなり消耗している。

それでも彼女達は駆けつけた。

 

『一夏を助けたい』

ただそれだけの一心で。

 

「雑魚の分際で……来い!コイツ諸共始末してくれる!!」

 

『M』が叫ぶ。

同時に一夏を蹴り飛ばし、『M』が彼女達に剣を向けた。

 

再び、戦いが始まった。

 

 

 

六人の少女と『M』の戦いを遠くから見つめる男がいた。

 

「…………」

 

黒衣を身に纏い、顔は仮面で隠されていて、表情を窺う事はできない。

だが、雰囲気から彼もまた殺意を放っていた。

 

戦況は、『M』が優位だった。

機体性能、パイロットの腕、どちらも『M』が上。

更に死に体の一夏を見て冷静さを欠けていた彼女達に、勝ち目は無い。

そして、『M』の凶刃が、態勢を崩した簪に突き刺さろうとしていた、その時……

 

「始めよう。私達の廻ってきた悠久の輪廻を断ち切る。これが、最初の一手だ」

 

男の身体が赤黒い光に包まれて消え、次の瞬間、彼は簪の前にいた。

 

「大丈夫か、簪」

 

いつの間にか手にしていた黒い大剣で『M』の凶刃を弾く男。

 

「あ、貴方は!?」

 

驚く簪。

しかし、驚いたのは彼女だけではない。

 

「何者だ、貴様!!」

 

自らの剣を弾いた謎の男に驚愕する『M』。

ISに勝てる存在はISだけ。

なのに目の前の男はIS無しでISの攻撃を弾いて見せた。

 

「私が何者か……か。こういう事だ」

 

男が左手を仮面にかざすと、赤黒い光が顔を覆い、そして現れたのは……

 

「な、何だと……」

 

その顔は一夏と瓜二つだった。

箒達が倒れた一夏と黒衣の一夏を見比べる。

一番付き合いの長い箒と鈴ですら『ホンモノ』であると断言できる位、二人の一夏は瓜二つだった。

 

「一夏さんは双子でしたの!?」

「いや、そんな事はない!一体どうなってるんだ、これは!?」

 

困惑する箒達。

そんな彼女達を尻目に、男は『M』と向き合う。

 

「お前は……お前は一体何なんだ!?」

 

男に剣を向ける『M』。

 

「私は、総てを失い、そして愛する者を、守りたかった者を救えなかった織斑一夏の成れの果て」

「何……」

「私は、私と決意した。あがいてみせると。私らしく、最後の最後まで」

 

再び男の顔を赤黒い光が覆い、そして再び仮面が装着される。

 

「そして、あの結末を変える!」

 

剣を突き付け、宣戦布告。

同時に男の脳裏には『かつての記憶』が蘇る。

 

瓦礫しか残らなかった古都。

乗っていた列車ごと焼き殺されたクラスメイト達。

Mと篠ノ之束、彼女の無人機によって嬲り殺しにされた仲間達。

 

あの戦いで、彼だけが生き残った。

そして、謎の光によって『かの地』へと飛ばされ、彼女と出会い、生きる希望を見出し……

 

彼の身体から放出される禍々しいまでの殺意。

それは、『M』ただ一人のみに向けられていた。

 

「私はダークファルス【仮面(ペルソナ)】。我が根源の願いは彼女を、仲間を救う事」

 

「……ダーク……ファルス」

「……ペルソナ?」

 

「我が道を阻む全ての存在を討ち滅ぼし、そして皆を救ってみせる」

 

仮面越しに彼の眼が紅く輝き……

 

「『M』、貴様を殺す」

 

その言葉とともに一夏……【仮面】は『M』へと突撃を開始するのだった。




勝てる訳がない(Mが)

ただの人間(M)VSダークファルスとか何この無理ゲー
しかも大剣(コートエッジD)なので手加減されてるというね……

尚、本作の【仮面】はA.P.239 3/25~A.P.239 3/30の間に時間遡行で地球に来ています

因みにディーオ・ヒューナル版も考えていたりします(もはやMや束に勝たせる気無し)

余談だが、作者は10回程【仮面】にキャンプシップ送りにされてます




以下、ネタバレ含みます








本作の【仮面】(一夏)は修学旅行中に箒達ヒロインズとクラスメイト+バイトに来ていた弾を亡国機業によって皆殺しにされ、絶望した所を謎の光によってオラクル船団に飛ばされたという設定になってます
その後アークスによって保護され、ついでにフォトンを扱う才があったのでテオドールと同じ形でアークスにされ、そしてシオン、マトイと出会う事に……
その後はPSO2ストーリーに準拠してます
尚、一夏のクラスはHuRa
白式は修復されましたがマトイ・ヴィエルとの戦いで……
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