俺のヒーローアカデミア?   作:マスカット

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初めてでかなり緊張です。皆こんな体験してたのか・・・
主人公のキャラが不安定ですが、実力不足っつうことで


第1話 高校入試!

 今日この日、各地からヒーローという職業を目指すべく、雄英(ゆうえい)高等学校にはたくさんの受験者が集結していた。

 プロのヒーローに必要な資格習得を目的とした、全国でも最も人気で難関な養成学校。今日はその雄英の一般入試実技試験日である。神妙(しんみょう)な面持ちで試験へと望む学生たちが、校内へと歩を進める。その集団の中、無論ヒーローを目指してやってきた一人の少年は、現在危機的な状況下に居た。個性というものが発生するまでは、日本人として基本的な見た目。健康的な体つきに、逆立てた黒髪。それにそぐわぬ眠たそうな瞳。顔立ちは少し大人びた彼は、ボソリと呟いた。

 

「鞄忘れた・・・」

 

 人の喧騒で揉み消された声は、自分のこの後の将来まで消えてしまいそうな暗示のようだった。時短拓未(じたん たくみ)は自分の失態を頭を()(むし)りながら(なげ)くが、最早どうしようもないのが事実だった。試験に筆記用具すら持ち合わせないで挑むとは、合格を端から放棄しているといっても過言ではない。しかし、鞄を忘れた自宅は二駅離れた地にあり、取りに帰る時間はない。

 入試試験は筆記と実技に分かれている。例え実技で優秀な成績を修めようが、筆記がゼロなら落ちるのは火を見るよりも明らか。雄英の出願率は300を超えており、その中でライバルである他者に鉛筆などを貸してくれる者は存在するのかは疑問だ。ヒーロー志望の彼らならあるいはと時短は考えるが、それは都合のいい解釈だろうか。

 

「まぁ今更ごちゃごちゃ悩んでもなぁ。まずは実技に集中して、その後考えっか」

 

 追い込まれてこそのヒーロー。そんな軽い思考放棄をしながら、校舎の中へと進んで行く。幸い必要書類は事前に提出しており、受験番号も胸ポケットに入れていた為試験を受けられないといった心配がないだけでもありがたいことだった。

 時短拓未がヒーローを目指す理由は、崇高な志や雄大な夢がある訳ではない。お金になる。それだけだ。だから、別にヒーローという職にこだわりもなければ憧れもなく、焦燥感は思ったよりも少ない。無理ならば別の道に行くだけの話。が

 

「俺の個性がどこまで通用するのか」

 

 この時代に生まれた人間なら、誰しも思うであろう欲求が時短にも例外なくあった。

 

 

 

 

『今日は俺のライブにようこそー!!!!エヴィバディセイヘイ!!!!』

 

 試験を受けに来た生徒たちは、一同に巨大なスクリーンが置かれた校舎の中にいた。壇上でこの場の雰囲気にそぐわぬ高らかな声で、雄英の講師であるプレゼント・マイクが実技試験の概要を説明し出す。

 内容は十分間の模擬市街地演習。A~Gまである演習場で、仮想敵(かそうヴィラン)を三種・多数配置してあり、それを行動不能にすることで手に入るPを稼ぐというもの。他生徒への妨害行為は禁止。

 

「なるほどな・・・」

 

 説明を一通り聞き終えた時短は、自分の脳内でその補足を済ませた。

 

(倒すことではなく行動を不能にさえできればポイント加点。そこがミソだな。俺の個性は破壊とか不向きだら、ちょいとラッキーだな。それに妨害は禁止だが共闘はよさそうだ。つっても同じ中学の奴で中良いのなんてここには居ねぇし、居たとしても七つも演習場があれば散り散りにされるか)

 

 時短は自分の個性の特性を踏まえ、この試験が無茶苦茶な難題ではなさそうなことに一つ安心した。とはいえ、ここはヒーロー科最高峰の雄英。それだけで気を緩めることはないよう心掛ける。

 基本面倒くさがりな時短も、今回ばかりは真剣な姿勢だった。鞄を忘れてる時点でやる気があるのかないのか曖昧な感じではあるが。

 

「質問よろしいでしょうか!?」

 

 プレゼント・マイクの説明も終わりかけたさい、一人の受験生が席を立つ。時短の席からは少し離れた場所にいたが、それでもはっきりと聞き取れる声量で物議を醸し出す。彼が言うには、事前に配られていたプリントにはプレゼント・マイクの説明とは異なり、四種の敵が記載されていたのだ。鞄と共に諸々(もろもろ)の持参物を忘れていた時短は、その内容もすっかりと忘れていた。情報とは時に掛け替えのない戦力になるもので、自分が知らなかった情報を提示(ていじ)してくれた眼鏡の生徒に、時短は心の中で軽く親指を立てる。とはいえ、ぼそぼそと私語を喋ってた地味な生徒への注意は、時短でも可哀想だと思ったほどだ。彼は根っからの勉強マンなんだろうなと時短は解釈し、あまりウマが合わなそうなので、同じクラスへは勘弁願いたかった。理由は時短の性格からして、息苦しくなりそうだったから。

 

『四種目の敵は0P。!そいつは言わばお邪魔虫!』

 

 プレゼント・マイクの回答は、プリントの記載は誤載ではなく受験者を苦しめるステージギミックだということだ。プレゼント・マイクの口振りからして、他の敵よりも厄介そうな様子だった。戦うだけ無駄な相手。十分という短い時間内じゃ迷わず避けるのが賢明(けんめい)だろう。だが、ふと時短は疑問に思った。

 

(ん?待てよ・・・これはただポイントを争うだけの試験じゃなさそうだ。まず試験の目的と言えば、ヒーローになる為に必要な能力を見極めること、じゃないだろうか?それなのに、0Pで厄介な敵なんて大半が逃走する。無駄だから。でもそれじゃあ各自の能力の見極めなんてできそうにもない。それなら罠なんか用意して、それにどう対処するのかを見た方が効率的だ。つまり・・・)

 

 時短は一人薄ら笑いを浮かべる。そして試験の幕はプレゼント・マイクの高らかな掛け声で開かれた。

 

『かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った!「真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者」と!!『‘Plus Ultra(更に 向こうへ),!!』それでは皆良い受難(じゅなん)を!!』

 

 

 

 

「でけぇーなおい」

 

 雄英の敷地内にある広大な演習場を見て、思わず時短は漏らした。いくつもの建物がそびえたつ演習場は、街で敵が出現した時を想定しているのだろうが、いくら何でも規格外だった。どっからそのお金が出てくるのか、時短は性格柄本当に思案する。

 時短以外の生徒も心底驚嘆(きょうたん)しているようで、しみじみとここが雄英なのだと実感させられた。

 生徒達は各々個性にあった装備などの点検や、精神統一などをしながらスタートの合図を待ちわびる。今か今かと気持ちが膨れ上がる彼らだが、それは唐突(とうとつ)にやってきた。

 

『ハイスタートー!』

「「「ん?」」」

 

 不意打ちまがいな合図に全員が一瞬固まるが、すぐに気を建て直し行動する辺り流石だと言えよう。例に漏れず、時短も仮想敵を探すべく駆け出した。

 この試験、如何に他よりもポイントを稼げるかが争点のあたり、それは争奪戦になる。敵は無限とは限らないため、どうやって出し抜いて行動するかが鍵だ。そう殆どの生徒が考える中、時短は次々と湧いてくるロボ型の敵を見ながら、十分間の自分の行動をシュミレートする。

 

「ヒーローはヒーローらしくってことだろ」

 

 時短は1Pと記されたロボを標的に捉えた。取れるポイントは取っておく。右足に力を入れた時短は個性を発動させた。

 

「ふっ!!」

 

 消えた。そう思えるほど、時短は数メートルはあったロボの真上へと一瞬で移動していた。そして力んだかと思うと、ロボは何らかの衝撃(しょうげき)により地面へと叩きつけられて動かなくなる。

 他がもたつく中、真っ先に敵を倒した時短は拳の感触を確かめる。まるで何かを殴ったかのように。

 

「五発か。見た目より頑丈じゃなかったな」

 

 1P手に入れた時短はそう言い残し、次の標的を探し出した。その一部始終を見ていたサイドテールの少女は、時短の能力を予測する。

 

(速度重視の増強型(ぞうきょうがた)、か?目で追いきれないぐらい速かった。厄介だな、あんなのに走り回られたら、敵を捉える前にやられる・・・!)

 

 他の生徒達も、時短を厄介なライバルだという認識を持ち始めた。そんな渦中の人物はというと、

 

(様子見とはいえ個性使ったけど、あんまし自分には使いたくないんだよな、これ。デメリットが如何せん洒落(しゃれ)にならん。まぁ敵は倒せるだけ倒して、後は他の奴ら次第だ)

 

 そんな考え事をしていた。

 

 

 十分の制限時間が半分にさしかかった時には、時短のポイントは21にまで達していた。

 

「多分俺の点数は多い方じゃないだろうな」

 

 周りを見渡せば、必死にポイントを稼いでく生徒達の姿がある。彼らは点数が目に見えて表示される訳ではないので、自分のポイントを把握するかのように、現在の自己採点ポイントを口ずさんでいた。それを聞いていれば、逆算して自分の点数がそれほど高くないのが分かる。

 だが、時短は焦りはせず、どころか落ち着いてさえいた。確かにポイントはそれほど高くはない、もっと言えばギリギリ合格できるかどうかのラインでさえあるかもしれない。

 

「ま、ちょっとばかり寄り道してるからなッ!!」

 

 そういって、背後から襲われそうになっていた男子を助けるように、ロボを勢いよく蹴り飛ばした。そうやって時短は、最短距離にいるはずのロボを無視しては、他の生徒へ攻撃を仕掛けようとするロボを倒す。それを繰り返していた。

 

「なッ!?お前!?」

「後ろ危なかったぜ」

 

 試験という場で、ライバルである筈の自分を助けた時短に燻しがる男子生徒だったが、時短はそんなことは気にせず尖った赤髪が特徴的な男子に背中を合わせるように陣取る。

 

「俺の個性は‘硬化(こうか)’っつって、あんなザコ敵なんかの攻撃、傷一つつかねぇぜ!!けど助かった!!サンキュー!!」

 

 助けられた、とは言っても自分の個性を時短に教えるあたり、情に厚い性格をしているんだろう。口振りからして、そこまで危険でもなかったようだから、余計なお世話だったかもしれなかったなと時短は思ったが、この行動は彼の為だけにやっている訳ではないのであまり気にしない。

 

「へぇ、中々良い個性持ってるな。じゃあ俺の個性も教えなくちゃフェアじゃねぇ」

 

 そういって足元に転がるロボの残骸から、適当な大きさの破片を拾う。

 

「俺の個性は‘短縮(たんしゅく)’!物事のプロセスを飛び越え、即座に結果を出せる!!」

 

 投擲(とうてき)という一連の動作から、敵に的中するまでの流れを短縮。それにより他人からは予備動作無しで、手に持っていた破片がいきなり敵にぶつかるという奇怪(きかい)な現象になる。

 一見して強力そうにない個性だが、使い方次第で驚くほど化ける能力だった。

 

(けど、短縮ってだけで事象(じしょう)が無くなる訳じゃないんだよなぁ。小説を途中飛ばして読むって感じで、それまでの物語はちゃんとある。つまり百メートルの距離を短縮して移動したら、後付でその間の事柄(ことがら)が返ってくるから、普通に走るだけの体力を消耗(しょうもう)しちまう。しかも、自分に使ったらその分、寿命も短縮されちまうっていうくそデメリットがあんだよな)

 

 時短は個性が発現してから間もない幼少期の頃を思い出していた。個性を身に着けたばかりの子供はその力を使いたがるもので、自分になにができるのかという無邪気(むじゃき)な探求心に溺れるのが自然な流れ。日常生活の些細な出来事でさえ個性を多用していた時短は、小学校に入学した時に疑念(ぎねん)を抱く。自分が他のクラスメートよりも成長していることに。異形型でない時短の容姿は生粋な日本人であるにもかかわらず、身長はクラスで一番高く顔つきも中学年程度。考え方も多少理的で、文字通り年齢離れをしていた。そして気づく。時短は個性を使いすぎたことにより、およそ二年の歳月を‘短縮’していたことに。

 

(つまり実際の俺の年齢ってもう17ぐらい、なんだよな。とはいえ、経験でいう精神的なものは他と変わらないから、見た目は17中身は15とかいうちぐはぐなバランスっていうな)

 

 幼いころは体の成長とともに脳も肥大化(ひだいか)するので、生物的な知性は飛躍(ひやく)した。が、人間の本来の知性とは、勉強や経験に元づく物の方が色濃いようで、天才少年というまでにはならなかった時短だった。その程度のメリットで、二年もの人生を無駄にした時短の心境は(むな)しく、その影響かあまり長い自分への個性の使用は避けるようになった。

 そんな風に考えに(ふけ)っていたら、破片をぶつけた2Pのロボが立ち上がってくる。時短の個性の欠点らしい欠点といえば、相対的な火力が乏しいことだった。寿命が縮むというのも欠点といえば欠点だが、それは自分に対して使用した時のみで、能力の使用に関しての重い制限などは特にない。ただの破片の投擲で倒せるとは思ってもいないが、この試験が自分に不向きだと確信するには十分だった。

 

「うおっ!!何だ今の!?突然破片が敵に当たったぞ!?」

「だからそれが俺の能力だってんの」

「ワープか!!?」

「短縮だ!!」

 

 時短はもう一つ欠点を付け加える。個性の特性がややこしくて理解されにくいことを。

 

「まぁいい。あれは任せたカチカチ」

「カチカチって俺のことか?」

 

 他に誰がいるんだ、と言った顔つきで見返す時短。解りやすいあだ名までつけてやったのだ、時短からすれば彼の恨めしそうな視線の意味が理解できなかった。

 双方(そうほう)が違った眼差しを交わすが、それは男子生徒の口火が切られたことによって終了する。

 

「俺の名前は切島鋭児郎(きりしま えいじろう)だ。カチカチは止めてくれ」

「いいあだ名だと思ったんだけどなぁ。俺は時短拓未。俺じゃあれ倒すのしんどいからきし、きしま・・・カチカチに任せた」

「だから切島鋭児郎だって!!」

 

 本当はしっかりと名前を憶えていた時短だったが、これでさっきのお返しとした。これからも彼の呼び方はカチカチから変わることはないだろう。

 余程カチカチという名称が嫌なのか、痺れを切らした先ほどのロボが飛びかかってきたところを、個性で強靭(きょうじん)な矛と化した右腕の一振りで粉砕(ふんさい)させてみせた。

 

「カチカチじゃなくてガッチガチだろーが!!っていねー!!?」

 

 切島がロボを倒し、時短に訂正を求めようとしたときには、既にその場に時短は居なかった。

 試験終了までおよそ三分。

 

 

 

 

「あれがお邪魔虫・・・にしてはちょっとヤバくない?」

 

 サイドテールが特徴の拳藤一佳(けんどう いつか)は、試験前に説明されていた0Pの仮想敵であろう巨大ロボを見上げながら素直な感想を口にした。

 

「そうだな。思ってたよりスケールがでけぇ。あれじゃ全体には効きそうにないな」

(・・・誰?)

 

 拳藤は自分の独り言に返答があったことに驚き、その声の主を確かめる。

 

「確かあんた、一番最初にロボを倒した・・・。ていうか、なにしてんの?」

「準備運動。あれ倒すのめんどそうだし」

「はぁあ???」

 

 拳藤は信じられないものを見るように、その場で屈伸し出した時短を見つめる。目の前にいる人間は今なんと言ったのか。倒す?あれを?

 巨大ロボを相手にするメリットも、彼の意図も、勝算も何もかも分からず混乱する拳藤は、とりあえずこの変な男である時短を制止することにした。全く知らない赤の他人であるが、見殺しにするなんて目覚めが悪い。そう手を伸ばした時、

 

「お前逃げなくていいの?他の奴はさっさといっちまったけど?」

 

 そう逆に心配された。それが逃げ虫呼ばわりされているようで少し腹が立った拳藤だが、内心でこらえて時短の真意(しんい)を探る。

 

「・・・あんたこそ、あれに立ち向かうって本気なの?」

本気(マジ)本気(マジ)。お前は可笑しく思わないか?あれって本当にただのギミックってだけなのか」

「え?」

 

 その言葉の意味を聞き返そうとするが、それは阻まれることになる。巨大ロボが二人を標的に見定めたのだ。

 

『プチっと潰す!!』

 

 ドゴォン!!割と洒落にならない攻撃に(あお)られ拳藤は態勢を崩した。爆風によって舞い上がった土煙の中、圧倒的な脅威(きょうい)(さら)されて戦慄(せんりつ)する。

 

(こんなの相手にしてたら、時間の無駄だし危険だ。てかあいつは!?)

 

 土煙が晴れ視界が回復していく。隣で一緒に被害を受けた筈である時短の方を振り向くと、こつ然と姿を消していた。まさか今の爆風で飛ばされたのかと辺りをくまなく探すがどこにもいない。

 もしかしたら逃げたのかもしれない。あれだけ意気込んでおいて恰好悪いが、敵う敵じゃないと判断できるだけの思考はあったのだと言える。拳藤を一人置いてったのは男として最低なので、次にあったら一発殴る。そう決心してもう一度巨大ロボの方に視線を移した。

 

 そこで見たものは、振り下ろされたロボの腕の上を走る時短の姿だった。

 

「この試験、単にポイントを稼ぐだけってのは雄英にしちゃ温過(ぬるす)ぎる。考えりゃ始めからヒントはあった」

 

 プレゼント・マイクは事前説明でこう言っていた。英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者。

 

「つまり乗り越えろってことだろ?」

 

 時短の個性は自分意外の意識あるものには効果がない。だが、いくら動いて喋っても機械は機械。そこに意識などある筈がなかった。とはいっても、如何せんロボが巨大過ぎるために全体に個性を発揮することは出来そうにない。よって時短はあるものを探した。物が動くには動力がいる、ましてやこれだけ派手に動き回る巨体に電源プラグが繋がっているとは考えられない。

 時短が導き出した答えは、内臓バッテリーを動力として動いている、ということ。

 

「ビンゴ!」

 

 時短の読み通り、背中側に膨らんだ頭部の隙間からそれらしきものが見えた。巨大ロボは時短を振り払うように腕を薙ぐ。だがそれより早く個性を発動した時短は、ロボの腕から頭部までの移動を短縮した。

 時短の個性を発揮する条件は、使用する対象の把握(はあく)と結果があるということ。この時はそれが内蔵型のバッテリーである把握。そして――バッテリー内の電力が尽きるという結果だ。

 

「え・・・」

「これで俺の読み違いだったら洒落にならねぇからな。とにかく、俺の人生分返して貰うぜ」

 

  ――バッテリーの電力が尽きるまでの時間を‘短縮’――

 

 ガクンとロボが力尽き、完全に動きが停止する。それと同時にプレゼント・マイクの終了を告げる掛け声が響き渡った。

 

 

 時短拓未 最終ポイント 23点。




ルビってめっちゃめんどくさいと思った俺は悪くない。
なんか場面がいきなり飛んだりしてますが、尺の影響(作者の気分)で短縮したとでも思ってください(笑)
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