もんむす・くえすと!・イクサ   作:ヴァンス

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時系列は終章
ルカとアリスが真の敵はイリアスだと確信し、イリアスが天使を魔王城に送り込むところから始まる。
現れた多数の天使やキメラモンスターと戦うルカとアリスの前に謎の青年が現れる。
その青年は現れたキメラモンスターや天使さえも一撃で倒してしまうほどの強さを見せ、プロメスティン達を圧倒してしまう。
その青年は自らをオーディンと名乗る、果たして青年は敵か?味方か?

こんな前書きでいいのかな?


現代
第一夜 天使の襲撃と謎の青年


ルカ視点

 

魔王城大広間

 

目の前には多数のキメラモンスター

 

そして天使の軍勢

 

それを率いる魔に魅入られた天使プロメスティン

 

数は圧倒的に敵が優勢

 

しかし僕は絶望はしない!

 

アリス

「ルカ!お前は天使達をやれ!他の敵は余が引き受ける!」

 

ルカ

「よし!分かった!」

 

キューピッド

「それー!どうしたの?私に全然攻撃が当たってないよー?」

 

キューピッドは魔王城の強豪モンスター達の攻撃など避ける必要もないように矢を連射している

 

そう、地上の者たちは天使達には触れることはできない

 

地上のモンスターには聖素で構成されている天使には干渉できないのだ

 

ベヒーモス娘

「何故だ?何故攻撃が当たらない!?」

 

動揺するベヒーモス娘の体に何発か矢が刺さる

 

キューピッド

「あははー、無駄だよ、あなたたちは私に触れることもできないんだよー?」

 

ヴァルキリー

「ここはキューピッド一人で十分だ」

 

ルカ

「待て!」

 

キューピッドとモンスターの間に割り込んで僕は叫んだ!

 

ルカ

「ここからは僕が相手だ!」

 

ベヒーモス娘

「お、お前は…」

 

キューピッド

「今度は人間の勇者?今日は面白い日だねー」

 

ルカ

「セリャァァァ!」

 

問答無用で天使に斬りかかる!

 

キューピッドは避けようともせずに突っ立っている

 

そしてその体に一撃浴びせた!

 

キューピッド

「え?私に攻撃が、当たった?」

 

一瞬攻撃が当たったことが信じられないという表情になるキューピッド

 

ヴァルキリー

「気をつけろキューピッド!あれは堕剣エンジェルハイロウだ!天使の我々でもあの剣の攻撃は通ってしまう!」

 

どうやらこの剣のことを知っている天使もいるようだ

 

キューピッド

「えー!?そんなの卑怯だよー!!」

 

ルカ

「何もできない魔物達を一方的に攻撃して、どっちが卑怯だ!!」

 

そして僕がキューピッドにもう一撃と構えたその時

 

ルカ

「な、何だ?」

 

不意に魔王城に大きな気配が一つ現れた

 

アルカンシエル

「ほう、これはまた面白そうな奴が現れたな」

 

しかもその気配はかなり近い

 

?????

「なるほど、イリアスが私を封じた理由はこの襲撃のためか」

 

ルカ

「だ、誰?」

 

その場に現れたのは独特な服を身に纏った青年

 

右手にはガントレットを装備し、左手には美しい指輪をはめている

 

プロメスティン

「やはり封印から完全に抜け出していたか、六祖大縛呪が破られるなど初めて聞いたぞ」

 

プロメスティンはその青年のことを知っているようだ

 

?????

「おかげで、私が戦闘で使える魔力もかなり制限されてしまった、六祖大縛呪を破るために使った私の魔力、返してもらうぞ」

 

プロメスティン

「生憎だが、そんな気はない」

 

プロメスティン

「オーディン!お前はイリアス様にとって邪魔以外の何者でもないのだ、今すぐここから消え失せろ」

 

オーディン

「…………」

 

オーディンと呼ばれた青年は少々押し黙った後

 

オーディン

「私が今戦闘で使える魔力は全魔力の僅か20%程度でしかないが、それだけあればお前たちを全滅させることはできよう」

 

ルカ

「あの、危ないですよ!?」

 

僕は咄嗟にそのオーディンという人に危険を呼びかけた

 

確かに強そうな人だけど相手は天使

 

普通の人間や魔物には触れることもできない

 

この人の実力は未知数だが、それでも精霊の力を発揮できるプロメスティンには分が悪すぎる!

 

オーディン

「安心しろ少年」

 

オーディン

「私が敗北することなど、絶対にあり得ない」

 

ルカ

「え?」

 

その言葉の意味がよく分からなかった

 

敗北はあり得ない?

 

つまりこの人はこの数の天使相手に丸腰で勝つ自信があるということか?

 

たまも

「あ、あやつは…!!」

 

たまもはオーディンと呼ばれた男を見ると一瞬懐かしそうな表情を浮かべるが、瞬時に警戒モードに移る

 

たまも

「ルカ!そいつから離れるのじゃ!!」

 

横からたまもの絶叫が聞こえた

 

こんなたまもの声初めて聞いたぞ!?

 

オーディン

「…………?」

 

オーディンも一瞬だけたまもに視線を送る

 

ルカ

「あ、ああ!」

 

反射的にオーディンから距離を取る

 

プロメスティン

「アリエル!この邪魔者の相手をしろ!」

 

その場に神聖なオーラが舞い降りる

 

そしてプロメスティンとオーディンの間に天使が現れた

 

オーディン

「舐められたものだな」

 

オーディン

「この程度の天使で私を倒せるとでも思っているのか?」

 

アリエル

「その生意気な口をきけなくしてあげましょう」

 

アリエルと呼ばれた高位天使はオーディンに向けて電撃を放った

 

オーディン

「第一夜 『Die Walkuere』ワルキューレ」

 

しかしその電撃はオーディンの前で静止し、彼の体には届かない

 

ルカ

「あの人、何をしたの?突然緑色の光が見えたと思ったら電撃が止まった!?」

 

たまも

「まさかあやつが生きておったとは…一体どうやって…?」

 

横でたまもが呟く

 

さっきまで戦っていたキューピッドやヴァルキリーもオーディンの放出する魔力に気圧されて動けないようだ

 

一方アルマエルマ達はプロメスティンの周りを取り巻いているかなり格上のキメラモンスターと戦っていた

 

アリエル

「一体どうやって私の攻撃を止めているのですか!?」

 

オーディン

「これは私の能力の一部に過ぎん」

 

オーディン

「無限に作り出される空間の前ではあらゆる攻撃は無力」

 

アリエル

「そんな…馬鹿な…」

 

アリエルは闇雲にオーディンに向けて遠距離攻撃を連打するが、その全てがオーディンの魔力に阻まれ、その体には届かない

 

オーディン

「そんな攻撃は私には届かん」

 

オーディン

「乱心し、出鱈目に放つ攻撃など、かわしてくださいと言っているようなものだ」

 

オーディン

「お前では魔力の足しにしかならないが、いいだろう」

 

そこで初めてオーディンは臨戦体制の構えを見せる

 

まるで左手を照準にするかのような構えだ

 

ルカ

「一体何をするつもりだ!?」

 

たまも

「いかん!伏せろ!」

 

無理矢理たまもに地面へと倒される

 

すると今度は赤色の光が視界を覆う

 

オーディン

「第三夜『Goetterdaemmerung』神々の黄昏」

 

オーディン

「終わりだ、天使」

 

そこから発せられる真紅の魔力はまるで死の暴風

 

アリスでさえも仰け反ってしまうほどの暴力だった

 

ルカ

(嘘だろ?あれで本当に20%の力なのか!?)

 

オーディン

「天地創造の神槍(グングニル)!!!」

 

オーディンが放ったのはただの右ストレート

 

アリエル

「あ………」

 

拳から放たれたその強烈な紅き閃光はアリエルを飲み込み、その先にある全ての物を破壊していく!

 

プロメスティン

「くっ!ノーマレン!!グランディーネ!!」

 

プロメスティンは防御に特化した擬似精霊で天地創造の神槍『グングニル』を受けきった

 

光が収まった時には魔王城の広間は一部吹き飛び、大量にいたキメラモンスターは強そうな5体以外全て絶命してしまっていた

 

オーディン

「ほう、私の一撃を防ぐとは、かなり防御に特化した精霊のようだな」

 

ルカ

「ただ右手でストレートを繰り出しただけで、あんな威力が…」

 

そこで僕は分かった

 

このオーディンという男はイリアスはおろかこの世界の全ての力を結集しても戦いにすらならない相手なのだと

 

この男の想像を超えるような力がないと触れることすらできない

 

オーディン

「次はお前だ、プロメスティン」

 

プロメスティン

「ぐっ!こんなところでみすみす殺されてたまるか!」

 

冷静なプロメスティンが初めて見せる焦り

 

グランベリア

「何て恐ろしい力だ…」

 

ルカ

「グランベリア、今あいつが何をしたのか分かる?」

 

グランベリア

「あいつが創り出したのは、力だ…」

 

ルカ

「力?ただそれだけ?」

 

グランベリア

「無限に等しい力だ、あんな一撃を正面から受ければ高位天使といえど一撃で吹き飛ぶのも無理はない…!」

 

たまも

「あやつ…しばらく見ない内に変わり果ててしまったのう…」

 

オーディン

「だが精霊といえどさすがに何度も私の一撃は防げまい」

 

今度はプロメスティンへと狙いを定め、オーディンは再び構える

 

プロメスティン

「ならば、もう一度貴様を封印の中に閉じ込めてやろう!」

 

オーディン

「そう何度も同じ手が通用すると思うな」

 

今度は青色の光が見える

 

ルカ

(今分かったけど、あの光オーディンから発せられたものじゃないか?)

 

二回目までは不意に発動させたから分からなかったが、あの不思議な光はオーディンの指輪から発せられていた

 

オーディン

「第二夜『Siegfrind』ジークフリート」

 

プロメスティン

「なっ!?六祖大縛呪が発動しない!?」

 

オーディン

「無駄だ、一度使った手段が二度も私に通用するわけがないだろう」

 

オーディン

「その結界は、二度と私に通用しないというルールを作り出した」

 

オーディン

「これでもう、お前に私を打倒する術はなくなった」

 

プロメスティン

(こうなったら…退くしかあるまい…)

 

さすがのプロメスティンも戦意を失うような能力だったようだ

 

プロメスティン

「退くぞ、お前たち」

 

生き残った5体を引き連れ、プロメスティンは背を向ける

 

プロメスティン

(今ここでこの5体の誰を失うわけにもいかん…)

 

オーディンはそれを追うこともなくただ傍観に徹している

 

プロメスティン

「汚れし勇者、ひとついいことを教えてやろう」

 

ルカ

「何?」

 

ふとプロメスティンが僕に視線を向ける

 

プロメスティン

「お前の故郷、今頃どうなってるだろうな?」

 

それだけ言い残してプロメスティンは去ってしまう

 

オーディン

「全員去ったか」

 

そしてオーディンもこの場から去ろうとする

 

アリス

「おい待て!」

 

アリスがオーディンを呼び止めた

 

アリス

「お前、何者だ!?高位天使を一撃で屠った上にその力、ただの人間ではあるまい」

 

オーディン

「………」

 

たまも

「お主、今まで一体どこにおった?」

 

たまももオーディンには警戒を解かない

 

オーディン

「……?」

 

オーディンは一瞬たまもを見るが誰だか分かっていないようだった

 

オーディン

「小さな狐、誰だお前は?」

 

たまも

「なっ!?お主うちの事が分からぬのか?」

 

オーディン

「例えお前が私を知っていても、私はお前を知らぬ」

 

オーディン

「お前達には敵意はない、だが私の邪魔はするな」

 

質問には答えずそれだけ言い残し、オーディンは背を向けていく

 

オーディン

「それに私は、そこの青髪の少年とまだ顔を合わせるわけにはいかないのでな」

 

続く




突如現れたオーディンによってひとまずの危機は脱した
しかしプロメスティンが去り際に残した言葉が気がかりになり、ルカは自らの故郷へ戻る
するとそこは既に壊滅し、慣れ親しんだ人たちの亡骸が転がっていた
そしてそこで再びオーディンと出会う
ラナエルという天使と出会い、天使としての力が完全覚醒したルカはラナエルを簡単に葬り去る
そこでオーディンから衝撃の真実を聞かせれることになるとは、ルカには知る由も無かった…

いまいち面白い書き方が思いつかない…
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