ジョジョの奇妙な冒険 私が承太郎ポジとかマジかよ!? 作:Pyromane
とまあ、一人ボケツッコミはこれくらいにして前回の後書きで書いた次回予告(嘘)のようにテニール戦です
そして私たちは近くに水辺(海や湖、大きな池なんか)のないホテルを借りて財団の手配した船とそこに乗り込んでくる偽船長のテニールを倒すためにテニールと会合を行っている。もちろん、罠に嵌めるため私と花京院でだ。
「『それで船長さん、どんなルートを通るのかしら?できるだけ早くエジプトへ行ってDIOを倒したいのだけれど』」
「『そうですなァ・・・どんなに早くても10日はかかりますな。途中で燃料や食料を買うことも念頭に入れて15日がめどといったところですかな』」
「『それじゃあ遅いんですよ。もう少し何とかなりませんか?』」
「『ならないですな。これ以上早く行こうとするなら飛行機やセスナ、自家用ジェットなんかで行った方が何倍も速いです。ですが船の方がいいのでしょう?』」
「そうじゃな、船ならば被害も最小限にできるはずじゃしのう」
そう、今私と花京院はスタンドを介して話してはいるが話している言語は日本語である。日本語のできない財団員を希望したし私もそのことは念入りに確認している。
そのためこの時点で目の前の男が偽物であり、スタンド使いであるとわかっている。
「『ところで船長さん?』」
「『なんですかな?お嬢さん』」
「『私と彼は今日本語で、しかもスタンドを介して話しています。なぜ日本語のできないはずのあなたが私たちの言っていることがわかっているのかお答えいただけますか?スタンドを介して会話をして自動翻訳されるのは相手がスタンド使いだった場合だけなのよ』」
私がそう言うとテニールはひどく狼狽しながら口を開閉した。彼の感情は驚愕、怒り、怯えが見ているだけでわかる。まず驚愕、自分が船長に化けているとバレていた上に罠にはめられたからだろう。次に怒り、嵌められたことに対する私たちへの怒りと奴自身への怒りだと思う。怯え、恐怖と言い換えてもいいと思う。これは袋叩きに合う事を考えてだろう。『ダークブルームーン』は水中では無類と言っても差し支えない強さを誇るが陸上では中の下といったところだろう。水中での強さは原作で本人が言ってた通り承太郎達5人を一気に相手にしても問題ないのだろう。
「『あら?何を怯えてるのかしら?もしかして袋叩きに合うこと?安心なさいな。あなたのお相手は私だけよ』」
「『なんだとォ・・・?水中でなければ本領が発揮できないがいいのかァ?』」
「『ええ、私の対人戦闘経験がなさすぎるから1対1でなおかつ弱点を突いてるのよ』」
「(ククッ・・・このアマァ、俺のスタンドの恐ろしさを分かっていないなぁ・・・!水中では無敵だが陸上ではそこまでいかないというだけだ!陸上で能力が使えないと思っているのだろう!陸上でも敵の力を吸い取る能力は使えるんだよ!!)」
「『どうするのかしら?私とのタイマンを受けるのと全員に袋叩きにされるの。どちらがお好みかしら?』」
「『いいだろう、お前との一騎打ちを受けてやる!』」
テニールとタイマンで戦うのには実は対人経験の蓄積以外にも理由がある。私は前世でけんかなどしたことはなかった。それに現世でもほとんど喧嘩と言うほどの喧嘩はしていない、ナンパされていやがってる子を助けていたくらいだ。その時に喧嘩に近いことにはなっていた、それくらいのものだ。というよりはスタンド使い同士の戦いなどはほぼ皆無と言ってもいい。そんなじょうたいでDIOと戦う?無駄死にしてクルセイダースが全滅するだけだ。いくら私が展開を知っていてなおかつ
「だからなんだろうなぁ・・・」
「どうしました?」
「何でもないわ。敵の行動とかを知っていても自分の覚悟がついてきてなければ意味がない気がしてきたなんて言えるわけないじゃない(ボソッ」
私が何を考えてるかばれてるわけではないだろうけどおじいちゃんには悩んでることがばれてそうね・・・。
『ジョセフ・ジョースター』は人の思考を読むのが得意だしね。
「『ここでいいだろう』」
「『ええ、そうね。ここでいいわ』」
その言葉をきっかけに会議場所から1時間ほど移動した近くに水辺のない鉱山の跡地で戦闘を始めた。おじいちゃんたちに言っているが私が殺されてもやつが逃げるようなら追わなくていい。そしてテニールには私を殺した後で逃げるのならおじいちゃんたちが追いかけないという確約を飲ませている。
「ッ!・・・やっぱり実践と訓練では全然違うわね・・・!」
「『どうしたァ~これで終わりかァ!?だったらとんだ拍子抜けだなァ!!』」
「『言ってくれるわね。余裕のつもりかしら?余裕をかましてるのはわかってるけどね。あんたは一切スタンド『能力』を使ってないもの』」
スタンドでの戦闘を行っている。それなのに私がスタンド能力を使っていないといったことに頭のいい花京院やおじいちゃんは少し考えてから理解したような顔をした。だがそこまで頭がよくないらしいポルナレフと割と感覚でスタンドを使役しているらしいアヴドゥルは疑問を抱いているようだ。そしてテニールと言えば
「ッ!?」
と、声には出していないが自分のスタンドの能力をどの程度知られているのか恐怖を抱いているのか少し青ざめている。まるでTVで花京院やアヴドゥルが
「『そうよねぇ?だって相手にフジツボをつけて力を吸い取る能力も、うろこを飛ばして敵に攻撃する能力も使ってないんだもの』」
「『・・・どこだ!どこで俺のスタンド能力について知った!?一体どうやって!!』」
「『答えると思うかしら?どこで、どうやって知ったことであろうと私があなたのスタンド能力を知ってることに変わりはないのに』」
私がそう言ったと同時に完全に戦意喪失して自棄になり単調な攻撃しかしてこなくなったから再起不能にして病院送りにした。恐らくやつは私に対して恐怖を抱いていたと思う。自分しか知らないはずのスタンド能力、それを知っている私。・・・うん、普通に怖いよねぇ。そして私の懸念はあまり気にするほどのことではなかったのかもしれない。テニールを
【悲報】ここから主人公の心境に少し変化が起きていきます【ネタバレ】
今回から「『セリフ』」でスタンドを介した会話ということにしています
ちなみにテニールが日本語できないというのは独自設定です
恐らく承太郎や花京院はフランス語やアヴドゥルが使っている言語(どこの言葉かは知らないけど)は分からないだろうから常にスタンドを介して話していると考えました
そもそもアニメとか原作のアンちゃんの反応からするにスタンドを介して会話してるのは確定的に明らかだしね
おまけ(テニール戦後、ホテルにて)
「うぅ・・・気持ち悪いぃ・・・ぅう゛え゛え゛ええええ!!?」
「浄華さん、遅いから呼んで来いと言われてきました。中に入っても問題ないですか?」
「か、花京院・・・?ごめん、今ちょっといけないから先に食べてるように言っておいて」
「わかりました。そのように伝えておきます」
行ったか・・・。どうしたんだろ・・・もしかして私が昼にたてた仮説は間違ってた?ということは私があのとき大丈夫だったのは精神的な強化(?)をされてるからじゃなく戦いに勝ったという高揚感にも似た感覚でアドレナリンとかが出てたせい?
「ははっ・・・おじいちゃんとかポルナレフにはこんな姿見せられないなぁ。絶対私を前線から遠ざけるでしょ、こんなの見られたら」
「もっと、もっと強くならなきゃ・・・肉体的にじゃなく精神的に」