頭が性感帯のショタがオラリオで撫でくりまわされるのは間違いだろうか   作:キャラメリゼ

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ごちショタ

 

 

 

 神様、朝に別れたばかりですが、今何処で何をしていますか?冒険者の筈の僕は今、お店の店員として働いています。罪には罰が付き物なのは承知の上ですが、罪よりも罰の方が重いのはこの社会のルールなんでしょうか。

 神様、僕は今、社会に揉まれています。いいえ、お姉さん達に撫でられています。どうか、どうか僕を見つけて……助けてください。

 

「ひゃっ……お客さまぁっ……こまりまッんんっ……し、失礼しますっ!」

 

「ああぁ、逃げちゃった」

 

 ――そこの店員さぁーん、注文お願いしまぁーす

 

「は、はい今行きますっ」

 

「珈琲とランチセット……あと、チロルも一つ」

 

「ん?お客様チロルなんて商品は…………だ、だめですよっ」

 

「っ~~~!かわいいっ」

 

「やぁッ、んんンっ……ら、ランチセットですね!!」

 

 こんな事になるとは、塵ほども考えていなかった僕、どうしてこうなったかは3時間前までさかのぼる。

 

 

 

 

「「「「なんでもするって言ったよね?」」」」

 

 固まる僕、最後の頼みの綱、シルさんに【助けて光線】を送るが意地悪な顔のまま首を振って揺るがない……裏切り者めっ

 そんなやり取りの中、女将のミアさんが僕を上から下まで眺めシルさんに指示を出す

 

「シル、たしかパルゥム用の制服あったね、それ着させてやりな」

 

「了解です。ちょっと手を加えても?」

 

「好きにしな……ほら、他の奴はとっとと店の準備だ」

 

 ミアさんが手を2回叩くと、蜘蛛の子を散らす様に準備が始まる。シルさんに連れられ店の奥までついて行く

 

「みんなここに住んでるんですか?」

 

「みんなって訳じゃないけど、うん寝泊りしてるよ」

 

 キョロキョロすると見えるのは、いくつかの部屋に更衣室、お風呂場まであるようだ。その中の更衣室に連れられシルさんに「ちょっと待ってて」と言われ、どこと無く女の子の匂いのする更衣室で待つこと10分。

 

「おまたせ、実はクロエってこういうの得意なんだよね」

 

 もどって来たシルさんの手に持っている制服を見て絶望する。

 

「嫌だよっ女の子の制服はっ」

 

「そう言うと思って連れてきましたぁー」

 

 シルさんの後に続くのはクロエさんとアーニャさん

 

「「観念するニャー」」

 

 手をワキワキさせながら近寄る銀髪少女と猫耳娘二人、じりじりと距離を詰められ後ずさるが意味なんて無い。すぐに捕まり、脱がされ、撫でられ、着させられる。

 

「え……ちょっ、そんな……あっシル、さんそこ触る必要ないっんンッ……んあァッ」

 

 僕の認識が甘かった、罪にはそれ相応の罰が与えられ償いをしないといけないのが社会のルール、でも言わせてほしい。

 

「どうして僕だけフリフリのエプロンなんですかッ」

 

「それわたしの私物ニャー」

 

「どうして靴下が太ももまであるんですかッ」

 

「キズが見えないようにニャ」

 

「どうして僕だけスカートが短いんですかぁぁぁぁぁぁ」

 

「「「それは完全に趣味です(ニャ)」」」

 

 こんなの間違ってる。

 

 

 

 

 

 昼のピークを過ぎ時間は14時、この店は昼に喫茶店を開き一度店を閉め、また夕方頃から酒場として店を開けるらしい、何て言うか……すごい考えられてる。自分のボキャブラリーの無さに若干落ち込む。

 まかないのサンドイッチをシルさんと食べながら、撫でられ疲れた頭を自分の手で労わるようにさすっていると、寄ってきたのはミアさんとリューさん

 

「どうだい、案外楽しいもんだろ」

 

「うんと……圧倒されてます」

 

「ふっそうかい……お疲れの所わるいけどチロル、強くなりたいかい?」

 

 坊主から、チロルに変わった呼び方に嬉しさを感じるが、言葉の意図が理解できずに頭をコテンと傾ける。

 

「?…………はい」

 

「ちょうどいい、買出しのついでにリューに稽古をつけてもらいな」

 

 ぶーぶー言うシルさんをほって置いて、流石に着替えさせてもらいウェイトレス姿のままのリューさんと稽古と言う名の買出しに出る。

 

「どこまで行くんですか?」

 

「正面に見える市壁の上にしましょう、あそこは人の目にも付きにくいので」

 

 お店の事について話しながら市壁を目指し歩いていく、僕は勘違いしていたようでリューさんは以外に話しやすい、最初の怖いイメージはすぐに消えていった。

 

「では、構えてみてください」

 

「は、はい」

 

 リューさんがじっと見つめる中、敵も何もいない状態での本気の構えに気恥ずかしさを感じるが、真面目な声色に無駄な感情を振り払う。

 

「……ナイフを強く握りすぎですね、体にも余分な力がかかっています」

 

「余分な力?」

 

「こればっかりは戦わないと分からないので、軽めの模擬戦をしましょうか……ではっ」

 

 急速に詰まる距離、振りぬかれる木刀に息つく間も無くナイフで弾く、二撃目三撃目となんとか防ぐが、篭手を狙った切り上げにナイフがかち上げられる。

 言っていることが何となく理解できた、ナイフを落とした掌を不思議そうにグッパーする僕にリューさんがふっと笑う、いつも無表情なリューさんが見せる笑顔に思わず赤面する。

 

「ふふっ……ではナイフを落とすごとに頭を撫でましょうか、()()()()()()

 

「えっ何で知って……シルさんだッ!」

 

 シルさんへの恨みで顔を歪める僕を見て、リューさんは口の前で拳を作り肩を揺らす……かわいい

 見惚れている僕にリューさんも顔を若干赤らめ、仕切りなおすように咳払いをすると襲い掛かってくる。

 

「ちょっいきなりなんてずるい!くっ」

 

「落としましたね……では、失礼します」

 

「あんっ……ふぁっ……ッ~~……も、もういいでしょうっやぁん……リューさぁんんっ」

 

「…………さわれた」

 

 自分で触っておいて振り払ってしまうんでは無いかと言う心配も無駄に終わる。

 安堵して凄く嬉しそうに呟かれた一言は聞こえずにビクビク震える体を両手で抱きしめるののが精一杯、なぜかなかなか止めてくれないリューさんの顔を見るとやさしく微笑んでいるのが見える……ちょっと位我慢しようと思えてしまう笑顔だ。結局、太陽が西に沈みかけるまで、市壁にはチロルの喘ぎ声が響くのだった。

 

 

 




あの、チロル君もかわいいんですが、リューさん可愛すぎではないですか?
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