生徒会の会議   作:東條九音

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至らない点や誤字脱字が多いですが、それでも良ければどうぞ。


第20話 聖と夜海

アルミ缶回収が終わって、前もって聖と決めていた待ち合わせ場所に向かった。

待ち合わせ場所に到着したが、そこにはまだ聖の姿は無かった。

 

「おかしいな、確か先について待っているって、連絡が来ていたんだが…」

 

「ふっふっふ、それはこう言う事だよ!お兄さん!」

 

そんなセリフと共に、誰かが背中に飛びついてきた。

いや、この場合は一人しかいない。っていうか、やる様な奴はこいつぐらいだ。

 

「その歳になってそんな事やる奴は、お前ぐらいだよ、聖」

 

そう言って、背中に飛びついた聖を下ろし、額をかるく小突いてやる。

小突かれた聖は詫び入れる様子もなく、むしろ嬉しそうにしている。

 

「え~、そうかな?バカップルはやるんじゃない?」

 

「そう言う事は、口にしちゃダメだ。って事で、会場のカップルたちに誤っておけ」

 

「ごめんなさい?」

 

「疑問形にする必要は、無いだろ……」

 

「まあまぁ、そんなどうでも良い事より早く行こうよ!お兄さん♪」

 

「分かった、分かったから、手を引っ張るな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖と祭りを周り色々な出し物を見て回ったりした。その途中、ふと気になった事を聞いてみる事にした。

 

「そう言えば聖、なんで柑條との交渉に応じたんだ?」

 

「え?なんでて、それは女の子同士の秘密だよ。ま、しいて言うなら、お互いの利害の一致があったって事かな?」

 

「ふ~ん、そうか。それともう一つ。お前さんも、しばらく見ない間に成長したかと思ったが、やっぱり変わって無いみたいだな」

 

「フフフ、そう言うお兄さんこそ変わってないよね?周りの人たちには興味が無くて、頼まれごとは殆ど引き受けると事か」

 

「そうか?いや、そうなのかもな。お前さんの事もつい最近まで、スッカリ忘れていたからな」

 

そう言うと聖は「ハァ」と小さくため息を吐きつつ、その時の事を思い返す様に言った。

 

「そうだろうと思っていたよ。美玖姉さんはすぐに思い出していたけど、お兄さんは美玖姉さんに言われるまで思い出さないんだもの」

 

「そうだな、それに生徒会に入ったのも、頼まれたのがきっかけだったしな」

 

「お兄さんって女の子の頼みだと、特に断る事が無いよね?それどうしてなの?」

 

女子の頼みごとを断らない理由かぁ

改めて考えてみると、あれだな。小さい頃の友人関係に女の子が多くて、自然と頼み事とかが多かったと言うか……主に、柑條からの?

そう考えると柑條に甘かったから、周りもそれに乗っかる様になって、それでもっていつの間にかこんな事になっていた、って言う事か……となると、理由は……

 

「柑條のせいだな」

 

「美玖姉さん?そう言えば美玖姉さんも、昔から変わってないよね~」

 

「そうだな。でも俺からしたら昔より、たちが悪い。如何すれば俺が動くか、知って居るからな」

 

「あははは、確かに。美玖姉さんなら、的確についてくるだろうね。そう言えば、そろそろ交代の時間だね」

 

聖がそう言うので時計を確かめると、確かに次の人物の所に行く時間だった。

 

「ん?あぁ、そう言う事か。あんまり一緒に回ってやれなくて悪かったな」

 

「美玖姉さんとの約束だもん。仕方ないよ。でも、行く前に一つ聞きたい事があるんだけど……」

 

「ん、まぁ言ってみ?」

 

「お兄さんって好きな人、いるの?」

 

「好きな人、かぁ……いねぇな。そもそも好きな人が出来るかも、分からないからな…」

 

「…それはまだ、興味がある人が居ないから、って事?それともやっぱり、恋をするっていう気持ちが理解出来ないから?」

 

「う~ん、どうだろう?多分両方かな?しっかし、何でそんなこと聞くんだ?」

 

「ううん、ちょっとね。それより!そろそろ行かないと、間に合わないでしょ?」

 

そう言われ、改めて時計を見ると時間ギリギリになっていた。

 

「やば、悪い。それじゃ、また今度な!」

 

「うん!今度は、二人っきりで出掛けようね!お兄さん!」

 

手を振って走っていく夜海を送りだす聖。

 

夜海が見えなくなると振っていた手を下ろし、何かを呟いた。

 

しかしその呟きは周りの音にかき消され、何を言ったのかは本人にしか分からないものとなった。

 

 

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