生徒会の会議   作:東條九音

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至らない点や誤字脱字が多いですが、それでも良ければどうぞ。


第21話 美音と夜海

「先輩!遅いです‼」

 

「いや~、悪い悪い。急いではみたが、途中で疲れた」

 

聖の次の相手は歌風さんだ。

因みに順番は、先約だった聖、それ以降はじゃんけんで決まり、歌風さん、ツッキー、雪姫さん、柑條の順番となっている。

 

「まったく、七夕の時もそうでしたけど時間はちゃんと、守って下さいよ」

 

「分かってはいるよ。まぁ、相手は選ぶさ」

 

「先輩?それって、私は遅れても問題ないって事ですか?雑でも良いって事ですか?」

 

な、なんか、歌風さんの迫力が増した?

不味い事でも言ったか?と、取り敢えず最後まで意見を言い切っておくか。

 

「違う、違う。少しぐらいなら、笑って許してくれるだろ?」

 

「え?まぁ…そうですね」

 

「そう思っていたんだが……悪かった、次からは絶対遅れないようにするよ」

 

「えっ、いや、あの、別に待つのが嫌いな話訳では無い……、って先輩がきちんと時間を守れば済む話ですよ!」

 

「う、うん。だから、気を付けるって言っているよね?大丈夫?何か、葛藤みたいなのも漏れていたけど?」

 

「~~~~~っ!ほら、早く行きますよ!先輩!」

 

「あ、待てって。さき先行かれると、見失うから。お~い」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜかご機嫌斜めになってしまった歌風さんは、何件か店を回ってようやく機嫌が直った。

いまは先程買ったかき氷を食べつつ、ベンチで休憩している所だった。

 

「そう言えば歌ちゃん、折り入って相談があるのだが」

 

「ふぁい?なんですか?」

 

「ちゃん付けして呼ぶの、恥かしいから別の呼び方してもいい?」

 

「ぅーん、やっぱりかき氷を食べていると、頭にキィーンときますね。えぇと、それで呼び方でしたっけ?そうですね、さん付けでなければ許します」

 

「さん付け以外か……言っとくけど俺、ネーミングセンス無いからね?」

 

「あー、そうですね。月乃ちゃんの事を『ツッキー』って言ってますもんね。確かにそこまでセンスがなさそうです」

 

「んー、フッキ―」

 

「却下です」

 

「ミッキー」

 

「なおダメです」

 

「風ぼう」

 

「嫌です」

 

「ファン」

 

「どこまでセンスがないんですか⁉」

 

歌風さんは言うと同時に、酷いと言わんばかりに頬をつまんできた。

 

ふぁるい(悪い)ふぁるっかったからふぁなして(悪いかったから放して)

 

すると言われてから気付いたのか、慌てて頬から手を放した。

如何やらは無意識のうちに、つまむぐらいダメだったらしい。

 

「ふぅ、どれもダメとなるとどうしたものか…」

 

「ふっふっふっ、お困りのようだね、少年」

 

「ん?如月さんじゃないか」

 

変わった奴が話し掛けて来たと思ったら、行方不明(?)になっていた如月さんだった。

 

「天音先輩!今まで何処に行っていたんですか?」

 

「どこって…会場中からアルミ缶を集めていたんだけど?」

 

そう言って如月さんは手に持っていた、缶で一杯になったであろう袋を満足げに見せる。

 

「わぁ、凄い量が集まったんですね」

 

「だな、まるで季節外れのサンタクロースだな」

 

俺がそう言うと、如月さんは乗っかりつつ先程の話の続きを始めた。

 

「フォフォ、ではサンタからのアドバイスじゃ。  いっその事、呼び捨てにすれば良くない?以上!  天音サンタからのアドバイスでした!」

 

それだけ言うと袋を担いで、また何処かへ行ってしまった。

それにしても、呼び捨てでか……

 

「成る程な……歌風はどう思う?」

 

「え、あ、そうですね、……どうせなら、な、名前の方で、お願いします…」

 

「ん、了解。それじゃあ、美音」

 

「はい!」

 

「そろそろ時間だから、行くわ」

 

「え、もうそんな時間でしたか……あの、夜海先輩」

 

「ん?何だ?」

 

「お願いしたら、買い物とか付き合ってくれますか?」

 

「あー、まぁ他に用事が無ければな?それじゃあ、今日はお疲れさん」

 

そう答えて美音と別れる。その際、美音らしく律儀に「お疲れさまでした!夜海先輩!」という声が聞えてきた。

なんだろう?可愛らしい後輩から言われると、何だか疲れが吹き飛んだ気になるね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方夜海と別れた美音は、ある事を思い出していた。

 

「そう言えば、最初のやり取りのせいで忘れていました。先輩、私が浴衣に着替えていたの、気付いていたんでしょうか?」

 

 

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