生徒会の会議   作:東條九音

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前回が長かったので、今回は短めに……

至らない点や誤字脱字が多いですが、それでも良ければどうぞ。


第3話 報告会

「みんな、昨日の委員会はどうだった?」

 

「どうだったって、言われてもな」

 

現在は放課後。

昨日、メールであった通り報告会をするために、生徒会室に集まった。

 

しかし、言われても特に問題もなく終える事が出来たので、特に報告するような事は無い。

そもそも何で、しようと思ったのだろう?

 

「美玖、そもそも報告会をする必要は、あるのかしら。会議の内容はすでに、生徒会のネットワークに提出済みの筈よね」

 

会議の内容は全て、学校の生徒会専用のネットワークに提出する事になっている。

勿論、委員会の会議の内容も、例外ではなかったはず。

 

「赤城先輩が『雪姫姉の言う通り、すでに預かっている』と、言っています。と言うか、赤城先輩が管理していたんですね…」

 

「そんな筈はないよ~。生徒会専用ネットワークと言っても、あくまで学校が管理しているものだからね~」

 

と言う事は、赤城の奴ハッキングでもしているのか?

聞いて見る必要があるな。

 

「歌風さん、どうして知っているのか聞いてみてくれ」

 

「はい……って先輩、『学校のネットワーク自体を、僕が管理している。だから知っていて、当たり前だ』って、返信が来ていますけど」

 

「ハッキングじゃなくて、盗聴しているのかよ」

 

「『学校のコンピュータ関係は全て、僕が管理を任されている。そこから音を拾っているだけだ。よって問題はない』だそうです」

 

「大ありだよ」  「大ありね」  「問題、あり」  「ありですね」

 

女子の意見が揃った。

そして、その通りではあるが、一つ謎が解けた。

赤城が授業に殆ど出ない理由は、学校の機械を通して、授業を聞いていたからと言う事。

 

「ねえねぇ~、そろそろ話し戻そうよう~。柑ちゃんも、そう思うでしょ~」

 

「と、そうだよ。天音の言う通り、話を戻すよ」

 

そう言えば、話がずれていたな。

赤城の発言の内容が衝撃的だから、すっかり忘れていた。

 

「で、結局何で報告会をしようと思った訳だ?」

 

「うん、私が知りたいのは会議の内容じゃなくって、委員長さんの事とか、場の雰囲気とかだよ」

 

そう言う事か、確かに提出した書類に会議の内容は書くが、場の雰囲気や相方との相性などは書かない。

 

と言う事は、柑條は何か愚痴りたい様なことがあったって事か。

 

「う~ん。天音さんのとこでは、特になかったよ。ユッキーはどうだった?」

 

「私もないわ。終わってから、菜華さんとお話をしたくらいね」

 

「お、菜ちゃんと何話したの?」

 

柑條が雪姫さんの、話にくいついた。

そこまで気になる物でもないと思うのは、俺だけだろうか。

 

「何と言われても……しいて言うなら、ガールズトークかしら」

 

「意外だな。雪姫さんも、ガールズトークをするのか」

 

「古詠君、失礼じゃないかしら。私だってそれくらいするわ」

 

「そうですよ、夜海先輩」

 

しまった、口に出てた。

しかし、本当に意外だ。雪姫さんが話しているときと言ったら、受け答えをしている時しか見た事が無かったからな。

少なくとも、それ以外の話をしているのを、隣にいる限りで聞いた事は無い。

 

ともあれ、このままでは不味い。 

 

「歌風さんは、どうだったんだ?」

 

「あ、はい。実は佐上先輩から、私についての噂が在ると聞いたのですが、みなさん何か知っていますか?」

 

あ~、例の真面目とか何とかの奴か。

別に教えてもいいと思うが、なぜその佐上と言うやつは教えなかったんだ?

 

「風ちゃん、佐上さんは他に何か言ってなかったかな?」

 

「え~っと確か、チャンスが何とかと。あと、自分で気づいた方がいい、どうしても気になるなら、生徒会の人に聞いてみると良いと」

 

「あ~、なるほど。ミー君と風ちゃん以外集合」

 

そう言うと、集まって何か話し出した。

俺はなぜ、外された?まぁ、いいけど。

 

「古詠先輩は何か、思い当たる事ありますか?」

 

同じく外された、歌風さんが聞いてきた。

どうするか、こう言うのは女子同士で話して解決して貰うのが一番かな。

となるとやっぱり、俺が言うべきでは無いだろう。

 

「噂って、色々あるからな~。いちいち、自分の利益になりそうにないものは覚えてないな」

 

「変な所で、ブレませんよね、先輩って………」

 

まぁ、それが俺だからな。

そうこうしているうちに、話がまとまったらしい。

 

「風ちゃん、私たちの意見は、そのうち分かるから、今は気にしないのが一番、って事だよ」

 

「はぁ、分かりました」

 

「それでなんで、俺は外されたんだ?」

 

「先輩は、知らなくても、いい」

 

うーん、結局分からずじまいだが、まぁ良いか。

 

「そう言えば、月ちゃんは如何だった?」

 

「結城先輩、良くしゃべる。だから、とても疲れた」

 

「あ~、結城っちか。ま、悪い人ではないと思うよ~」

 

「そうだよ、天音の言う通り。テンションは、天音にも負けないから大変かもしれないけど…」

 

ツッキーを見てみると、すでに納得済みのようだ。

まぁ、納得しているならいいが、テンションが高い奴と一年間組むのは、俺は出来ねなぁ。

 

「そう言えば柑條、お前はどうだったんだ?何かあるから、始めたんだろ」

 

「そうだよ、そうなんだよ」

 

あ、こりゃあ大した話じゃなさそうだな。

 

「特に何もせずに、終っちゃったんだよ。八弥ちゃんに、殆ど丸投げされて、終ったんだよ。だから、みんなはどうだったのか聞こうと思って」

 

「はいはい、分かった分かった。ようは、会議らしい事も話し合いも無かった事が、不満だった訳だ」

 

大体こんな事だろうとは、思っていた。

 

「だって、丸投げされているんだよ」

 

「それは、頼られていたって事だろ」

 

と言うか、柑條の話に付き合わされるのは、もう慣れているから、あしらい方も手馴れてしまったな。

 

「むー、そう言うミー君は、どうだったの?何かないの」

 

「ないな」

 

「言い切ったわね」

 

「まあ、古詠先輩ですからね」

 

そう言われても、無いものはない。

結局昨日の会議は、ずっと鷺ノ宮さんに任せて、本を読んでいた。

 

「いやな、会議が終わってからは、新刊のチェックをしていただけだし。まぁ途中、ツッキーが来たけど」

 

「あら、そうなの月乃?」

 

「はい、新刊、読ませて、貰いました」

 

「まぁそういう訳だ」

 

これが事実なのだから、これで納得してもらうしかない。

途中で鷺ノ宮さんが、輔の男子なのに女子力が高いと言う現実に負けそうになっていたが、言うほどではないだろう。

女子の名誉的に………

 

「ならいいや。今日はこのぐらいにしようか。明日も会議があるし」

 

ん?今日は?明日も?

 

「ちょっと待て、今日はって、どういう事だ。明日もっていったい…」

 

「ん?今日は報告会であって、正規の生徒会の仕事じゃないんだよ」

 

と言う事は、あれか。わざわざ、柑條の疑問解決のために、居残りをしたのか。

 

「って事で、明日改めて会議を開きます。内容は、リーダー研修会とボランティア活動について」

 

「分かったよ~。それにしても、面白い話も聞けたし、良かったよ」

 

「確かにそうかもね。莉桜について少し、知ることが出来たものね」

 

「さすが、チータ先輩」

 

「ですが、少し考え物だと、思いますよ」

 

他の役委員たちは、放課後に残らされたことを、気にする様子が無い。

俺の感覚がおかしいのだろうか。

早く帰って、本が読みたかったのに……

 

「まぁ、今日はこれで解散ね。みんな、お疲れさま」

 

結局、今日は一体なんで集まったのか。

 

報告会というより、駄弁りに近かったな………

 

 

 

 

 

 

 




ネタはあるんですがやっぱり、まとめるのに時間がかかりそうです。

本当に、気長に待ってもらえると助かります。
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