はじめまして、瑞樹レオと申します。
初めての投稿で緊張していますが、よろしくお願いします。
さて、今回投稿させていただく作品は『とある科学の
はい、そのままの意味です。
お馴染み『とある科学の
長々と固い挨拶ではじめるのも、あまりよろしくないと思いますので、この辺りで始めさせていただこうと思います。
では、別途視点の世界をお楽しみください!
ビーッ、ビーッ、ビーッ、ビーッ!
警報が鳴った。
私たちは研究者に連れられ、できるだけ奥の部屋に逃げ込んだ。
「襲撃者がここに気づくのも時間の問題よ。決して戻ってきてはダメ!後ろを振り返らず、前だけを向いて走りなさい!ここは私が足止めをするから、あなたたちは襲撃者に見つかる前に逃げなさい!さあ!早く!」
研究者に背中を押されて、私たちはやっとの思いで窓から外に出る。
夜、建物の外に出たことのない私にとって、その時間は外にいるだけでも怖いのに。
襲撃者が追ってくるかもしれないという恐怖は、まだ幼かった私に重く圧し掛かった。
繋いだ手だけを頼りに、私たちは夜の学園都市を走り続けた。
その後、私たちは目指す進路の違いから別々に暮らすようになり、それぞれの場所で努力を重ねた。
私は高位能力者、姉は研究者になるべく、それに合った学校を選び、進んだ。
研究所から逃げてしばらく経った頃、研究者たちが進めていた『暗闇の五月計画』はあの日の襲撃がきっかけで破綻したらしい、と姉から知らされた。
そして、気になることがある。
最後に逃がしてくれた研究者だ。
あの時私たちを逃がしてくれた研究者の女性は、実験の被験者だった私たちをやたらと可愛がってくれた。
勝手な想像だが、もしかしたらあの人は私たちのお母さんだったのかもしれない。
親の顔はあまり覚えていないけれど、どことなく雰囲気が似ていたような気がする。
今考えても、仕方がないのかもしれないが。
そしてもう一人。
私たちと同じ被験者であり、親友でもあった彼女のことを思い出す。
笑顔のはじける年上の少女。
研究所から必死で逃げる中、辺りを見回したが彼女の姿はどこにもなかった。
研究の破綻の知らせを聞いた後も度々研究所跡を訪れたものの、これといった発見はなかった。
あの時は、ひどく混乱した状態だったため、たまたま見つけることが出来なかったのかもしれない。
しかし。
素直にそう思い直すことが出来ない。
“見つけることが出来なかっただけ”。そう思う方がはるかに安心できるはずなのに、ずっと心配し続けた私の頭は、どうしても、いつもの思考に傾いてしまう。
やはりあの時、彼女は死んでしまったのだろうか。
それとも、どこかで元気に笑ってくれているだろうか。
そんなことを考える度に泣きそうになる。
ちーちゃんと呼んでいた彼女のことを思い出す度に。
あの日のまま止まっているちーちゃんという名の時計。
その針が動き出す日は来るのだろうか。
はい、序章はここまでです。
短いって思いましたよね?そうです、短いんです。
なにせ、私に長文を書く能力がないのだから。
すみません、開き直りました汗
それでは次回お会いしましょう!