Vividかと思ったら無印でした……   作:カガヤ

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お待たせしました、半年以内でなんとか更新!
なのはキャラと言うか全アニメキャラの中でも一番好きなティアナの話書きたくて色々思い悩んだ結果出来た話が、コレ(笑)


第68話「ハッピーバースデー(涙)」

ウーノのおかげでシェルブリットは、新武装を追加してパワーアップした!

そして、その新武装のお披露目兼大活躍の場はと言うと……

 

「「「「ティアナちゃん誕生日おめでとう!」」」」

「ありがとう! じゃあ、ろうそく消すね、ふぅ~♪」

 

――ワーワーッ!キャッキャッ!

 

ティアナの誕生日ケーキへの点火だった。

 

「さあさあ、沢山作ったからドンドン食べてねティアナちゃん」

「ほら、こっちのピザは私が焼いたんだよ、ティア!」

「こっちのジュースは私がブレンドしたんだよ!」

 

ティアナの周りに次々と料理運び、手酌するクイントさん、ギンガとスバル。

手厚い接待されているティアナは、俺の膝の上に座りながらご満悦の表情を浮かべていて楽しそうだ。

 

「うん、ありがとう。クイントさん、ギンガ、スバル……でも、マダ許サナイカラ♪」

 

……目にハイライトがない事を除けば。

 

 

なぜこうなったのかと言うと、数日前、スカさんアジトから戻った直後に突然転送ポートからティアナが禍々しい雰囲気を纏いながらやってきた。

ナカジマ一家が短期間とはいえこっちに引っ越してきて、ナカジマ姉妹が私立聖祥大学付属小学校に通う事を知ったティアナが大激怒した。

いや、大激怒、とは少し語弊があるか。

 

「なんで、ギンガやスバル達は健人さんと同じ学校に通う事になったのかな? カナ?」

「「「ヒィ~!」」」

 

笑いながら迫るティアナにナカジマ姉妹は目に涙を浮かべて震える事しか出来なかった。

追いかけてきたティーダがなんとか宥めようとしたのだが。

 

「なんで、兄さんは知ってたのに、私は知らなかったのかな? かな? カナカナカナカナ?」

「ティ、ティアナ少し落ちつ、ゴバァ~!?」

 

と、パンチ一発でKOされてしまった。

俺が通う中学生用校舎はギンガ達の通う小学生用校舎とは別にあって一緒に通うわけではない、とかなり苦しい言い訳をしたりと俺、クイントさん、ゲンヤさんの3人で説得を試みはしたが、効果は薄かった。

魔力なのか覇気なのか分からない力がティアナからあふれ出ていて、テスタロッサ家は台風直撃みたいな事になっていた。

 

『健人、とりあえずティアナを抱っこしてあげなさいよ。ほら、いつもすずかの家で猫ちゃん達にやっているように!』

『えっ!? 俺がかよ!?仕方ないか』

「ほら、怖くない。怖くない」

「んっ……もっと、撫でて」

 

アリシアに言われた通り、なんとかティアナを後ろから抱きかかえ、猫をあやすように頭を撫でまわすとやっとティアナの目に光が戻ってきた。

が、俺が離そうとすると途端にハイライトを消して、無表情のままジッと俺の顔を見上げてくる。

あぁ、本当に可愛いなぁ、目にハイライトさえあれば。

それからティアナの誕生日が近かったので、パーティーをすることになった。

場所は、念の為地球ではなくミッドチルダに残してあるナカジマ家だ。

 

 

「……こうしてみると、ティアも大きくなったものだなぁ」

 

そして、今俺は、膝の上でご満悦そうにしているティアナを抱っこしつつ、現実逃避していた。

出会った頃のティアナは、まだ園児くらいの歳で幼かった、今では出会った頃のなのは達くらいには大きくなっている。

いや、もう少し大きくなってるかも。

俺らよりも年上のアリシアよりも大きいのは確かだ、何がとは言わないけど。

 

「なんで、こっち見て哀しそうな顔してるのよ健人」

「アリシア、強く生きろよ」

「いきなり慰められた!?」

 

だってアリシア、出会ってた時とほとんど身長変わってないんだもん。

すこーしは成長してるみたいだけどね?

と、思っていると突然身も凍るような悪寒に襲われた。

 

「ネェ、ドウシテ他ノ娘トオ話シテイルノカナ? カナ?」

 

ティアナが言葉に表せない程のホラー顔で見上げてきた。

ヤバイ、これはとてつもなくヤバイ

 

「ご、ごごめんなティア! ほら、よ~しよし♪」

 

慌てて頭を撫でると、気持ちよさそうな顔をして身をゆだねてきた。

この子、本当に小学生か?

 

『誰か、タスケテ』

『けん兄、頑張って!』

『お兄ちゃん、ファイト!』

『兄さん、骨は、ひろって宇宙に捨てるね』

 

スバルとノーヴェの声援に癒されるなぁ。

でも、セッテ、物騒な事言わないでくれ! せめて海にまいてくれ!

あれ? 普段なら妬ま、羨ましい表情でこっちを睨むギンガがさっきから大人しいな。

 

――ガクガクブルブル

 

ティアナがトラウマになってる~!?。

ギンガも後でフォローしないと。

 

『骨は拾ってあげるからね』

『健人、男なら耐えろ』

 

クイントさん、セッテと同じ事言わないで!

ゲンヤさん、男だって耐えれるものと耐えれないものがあるよ!

てか、ゲンヤさん魔力ないのに念話出来たのね。

 

「なのはやはやて達も来れたら良かったのにね」

「仕方ないわよ。管理局の任務だもの、絶対逃げたわね」

 

なのはとはやて達は、偶然、ちょうどいい、タイミングで! 任務が入って今日は不在。

ティーダも任務が入っており、不在。

その際、何かあった際には自分に責任を押し付けてくれて構わない、と言われた。

で、彼女達の代わりにテスタロッサ姉妹が逃げられなかった。

 

 

「健人さん健人さん」

「ティア? 口を開けてどうしたんだ?」

「………」

 

無表情で口を開けて俺を見上げて来るティアナ、相変わらず目に光がないから、めっちゃ怖い!

 

『健人、ティアナちゃんはあなたにケーキを食べさせてほしいのよ』

『あ、なるほど』

 

テーブルの上にある誕生日ケーキ、改めてみるとこの誕生日ケーキデカすぎじゃない?

ウェディングケーキくらいの大きさあるぞ。

深く考えるのをやめて、とりあえずケーキを切り分けてひとかけらをティアナの口へと運ぶ。

 

「あむっ♪ ん~美味しい!」

 

あ、ティアナの右目にだけ光が戻った。

かえって怖くなったけどよかった。

 

「健人さん、口開けて」

「ん? ンボッ!?」

 

口を開けると勢いよくフォークが突っ込まれた。

ティアナは、俺にイチゴを食べさせたかったのだろうけど、もうこれフォークを口に突き刺してるようにしか見えない。

てか、フォークの先端喉に突き刺さりかけてないか!?

 

<念の為、口の中をバリアで防御しておいたぜ>

 

シェルブリットのおかげで怪我せずにすんだか。

これ以上ここにいるのは危なさそうだな。

 

「よしっ、ティア、これからどこか遊びに行こうか」

「えっ? デート? デートなの!? その後、ホテルも行くしこの前ドゥーエさんと買った勝負下着も付けなきゃ……うん、私支度してくる! 待っててね!」

「いや、ただ遊びに行くだけ、ってもういない!?」

 

ティアナは瞬間移動でもしたかのように外に飛び出していった。

自分の家に着替えをしに戻ったのだろうが、速すぎるな。

なんかホテルとか呟いていたけど、聞かなかった事にしよう。

 

―ガチャッ

 

「よしっ、行きましょう健人さん!」

「いや、速すぎだろ!」

 

ナカジマ家とランスター家は割と近所だけど、だからって出て5秒くらいで着替えて戻って来るなんて早業にも程がある。

あ、でも、服装はまともだ。

てっきり背伸びして大人びいたおめかしでもしてくると思ったけど、普通で良かった。

スカートが短い気がするけど、これくらいなら許容範囲だ。

 

「ねぇ、健人。ティアの靴よく見なさい」

「ん? あ、ガラスの靴……」

 

なんでさ。

 

「ティアちゃん? 転んだりしたら危ないから、ちゃんとした靴に履き替えてこようか?」

「あ、はい」

「あと、スカートが短いわね、下着が見えちゃ……下着も変えましょうか、私が選んであげるわね」

 

クイントさんがドン引きする下着ってどんなのだよ。

流石のティアナもクイントさんにはかなわず、強制的にお着換えさせられた。

 

「……行く前から滅茶苦茶疲れるんだけど」

「あ、あはは、がんばって健人」

「けん兄、ファイト!」

 

フェイトやスバルが励ましてくれて、アリシア達は同情の視線を送ってくる。

俺、今日生きて帰って来れるかな。

 

 

すったもんだの騒ぎがあったが、どうにか外出する事が出来た。

さて、これからどこに行こうか。

今日は家か近所の公園でティアと遊ぶ予定だったから何も考えていない。

ひとまず、ティアの行きたい所行くか。

 

「なぁ、ティア。どこか行きたい所ある?」

「じゃラブホ…「よしっ、映画館行くぞ!」…ちっ」

 

一体何を考えているのかなこの娘は!

で、ティアナが見たい映画があるというので来て見てたが、明らかに大人向け映画だった……

 

「ティア、こう言うのみたいならせめてあと10年以上待とうか」

「えっ!? 10年したら一緒に来てくれるの!?」

「あっ、いや、そういう意味では……あれ、俺トンデモナイ約束しちゃったかな」

 

目をギラギラさせたティアナをなんとか誤魔化して、普通の子供向け映画を見る事にした。

と言うか、誰だこんな危ない事ティアナに吹き込んだのは!?

 

 

「クシュンッ! ぅぅ、誰か私の噂してるのかしら。本当なら今頃私とティーダ君もティアナちゃんの誕生日パーティーに行けたのに、全くドクターったら余計な事して、後でお仕置き追加ね」

「あはは、さっさと片付けて俺達のパーティ準備しようか、ドゥーエさん」

「うん、そうね。ティーダ君♪」

 

余談だが、ドゥーエは名前が2つもあるのが面倒になったので、もう二乃の偽名を使っていない。

 

その後、ティアナの要望を()() ()聞いて、色々な所を遊び歩いた。

ボーリング場では…

 

―ストライク!

 

「やったぁ! 見ました見ました健人さん、これで10回連続ストライクですよ!」

「うん、凄いなティア。でも、せめてボーリングの球は転がそうな? なんで野球の球みたく一直線にピンを砕いて壁にめり込むのかな!?」

 

とりあえず、レーン等の修理費はティーダにつけておいた。

カラオケでは…

 

―100点!

 

「やったぁ! 見ました見ました健人さん、これで10曲連続100点ですよ!」

「うん、凄いなティア。でも、せめて1曲くらい可愛い曲歌ってしいな? なんで、全部ヤンデレ系の曲ばっかりなのかな!? あと、色々食べすぎだと思うぞ!?」

 

とりあえず、飲食代は諸々含めてティーダに送った。

と、まぁ、一日中ティアナのご機嫌取りに費やした結果。

 

「あ~! 今日は楽しかった!」

 

無事にティアナの瞳にハイライトが戻った。

 

「ありがとうございます、健人さん」

「どういたしまして。ティーダが家で待ってるってさ。送っていくよ」

 

任務でナカジマ家でやったパーティに参加出来ないティーダとドゥーエが、ティアナ達の家で改めて誕生日パーティを行うのだそうだ。

ドゥーエも最近ティアナにお姉ちゃんみたいと言われて鼻血が止まらないそうだ。

 

「健人さんも来ないの?」

「せっかくの家族水入らずのパーティだからな、たまにはティーダにお兄ちゃん的な事をさせないとな」

 

なーんて偉そうに言っているが、結構精神的疲労がヤヴァイ。

それにギンガ達のケアもせねば…

 

「健人さんは、今日ずっと遊んでくれたからそろそろギンガ達に返さないとね」

 

俺はものじゃないんだけどなぁ。

 

「うん。将来の第一夫人として少しは余裕を見せないとね」

 

突っ込んだら負けだと思うんだ(遠い目)

 

 

その後、ナカジマ家に戻った俺は、今度はギンガを中心にナカジマ姉妹のご機嫌とりをした。

幸い、スバル達は俺の苦労を察して一緒にギンガを慰めてくれたので割とクロウはなかった。

兎も角、これで俺のなが~い1日はやっと終わった。

 

 

 

数日後

 

「健人さん、今日から私も私立聖祥大学付属小学校に通う事になったの!」

「あー健人君。俺とティアも今日からこの家で暮らす事になったから、その、言いたい事はあるだろうけど。よろしくね?」

 

テスタロッサ+ナカジマ邸にランスター兄妹が加わった。

 

なんでだよ

 

続く

 




同居する登場キャラを増やして次回から、どう収拾付ける気なんだ俺……
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