織斑一夏襲撃される。
放課後の1年1組の教室で、織斑一夏が独りになるタイミングを見計らっていた。接近し、落とし物をしたふりをしてしゃがみ込み、隙を見てアッパーでノックアウトした。倒れた織斑一夏はそのまま気を失った。犯人は走って逃げ去った。
新聞部なる悪しき組織が作り出した嘘塗れの醜聞は瞬く間にIS学園という小さな世界へと拡散してしまった。教官の弟殿は周りから好意的に見られることの方が多いようで、私に向けられる敵意や排他の視線はすさまじく。砂嵐のように目や耳や口から入り込んできた私の身体の中から水気という水気を奪い去ろうとしている。
しかし、この程度の幼稚な事態に屈するどころか臆することすらない。この学園の生徒達は手酷い虐め行為を得意としていないようで、陰湿な虐めなるものは一切行われることがない。
教官の弟殿が新聞部のねつ造に対して大したリアクションをしていないことが理由なのかもしれない。そこまで気にしていない。弟殿の態度はその程度だ。怯えるでもなく怒るでもない態度が、新聞部が過大表現していることを多少なりとも知らしめているということだ。しかし、何かがあったことだけは確かだ、と周りが私を何かしらの加害者として祭り上げているのが現状というべきか。
2つ隣の篠ノ之一夏には厳重注意を受けたが、注意を受ける意味が分からない。彼は新聞部の嘘を真実と受け取ってしまっているようだった。金魚のフンのように後ろをくっついてまわるシャルル・デュノアが首を縦に振って謝罪の意思を示してくれているのが滑稽だ。真っ直ぐな性格の持ち主なだけに誤情報に振り回される大変な人間なのだと思われる。篠ノ之一夏は情報戦に弱いと見た。
この度、ここIS学園では学年別トーナメントなるものを開催するそうだ。各学園ごとにトーナメント戦を行い競い合うもので、実力を企業や国家に示すことで有力株であることを知らしめる絶好の機会だ。
しかし、それは一般生徒の中での話でしかない。私には大まかな部分から細かい部分までも興味の対象外だ。既に軍属の身であるのだから、いまさらスカウトされても困る。
しかし、シンプルに力を示すことに関しては大いに興味がある。力こそが全てを制する。個人も企業も国家も力によってなり立っていることを考えれば、力の重要性に気付くのは至極簡単なことだ。あの教官でさえも力によってなり立っている。だとすれば、私にとって力を示す機会は好むべき。
問題があるとすれば同等の力を持つものがいないということだろう。自惚れではない。この前セシリア・オルコットと凰鈴音の戦いを見たが、あの程度でしかないというのなら、私が負ける道理はない。100回模擬戦しても黒星がつくことはない。彼我の実力差は万に1つの可能性すらも与えはしまい。考えるに機会を活かすことができないというものだ。
放課後はどの生徒もIS関連の訓練に忙しいのかアリーナはどこも飽和状態だ。そのなかでも比較的空いているアリーナに足を踏み入れれば、そこにセシリア・オルコットと教官の弟殿がいる。雰囲気的には和気あいあいという感じではない。考察してみるにセシリア・オルコットが弟殿に一方的に絡みついているみたいだ。もちろん言葉で絡みついている。如何わしい意味ではない。嫌味を言われているようだ。私の耳はISの補助なくしても常人を超えるが、ISの補助を受ければ超人並になる。いや超人以上だな。超超人的な感じだろう。安っぽい言い方になるが。
ひとまず小手調べにレールカノンで狙い撃ってみる。他意はない。威力偵察だ。この場合は失敗して本格的な戦闘になるが、そんなことはどうでもいい。
「いきなり攻撃してくるとは何事ですか!!」
馬鹿野郎。戦場じゃあいきなり攻撃されるんだ。それも自分が攻撃されたことも分からずに死ぬ奴だって出てくるんだ。甘ったれたこと言ってるんじゃない。戦争物の映画が見れば一目瞭然だ。ただ、あの手の物は変に感動をぶち込んでくるからちょっと現実味がない。実際の戦場に立ったことなど1度もないから判断できないのだが、それはある程度世界が平和であることの証だ。テロ組織の鎮圧はよくやっているが平和だ。
「そこにISがいたからだ」
さすがに生身の人間にレールカノンなんてぶっ放しはしない。想像するもおぞましい結果を生むだけだろうからな。私だって分別ある軍人だ。
「そこに山があるからみたいに言わないでいただけます?」
「そこまで言うのなら今後は言わないでおく」
クラリッサがこれを言えば納得してくれる、と言ってくれていたのだが、セシリア・オルコットの態度を見る限り効果なしと判断できる。長期休暇には誤情報を流したクラリッサをシバくことに決めた。アイツの情報は大抵役に立たないために周りが苦労する。
「それで、突然の攻撃にわたくしふつふつと怒りが込み上げてきているのですが」
「それはカルシウムが不足しているからだと聞いたことがあるぞ」
よく日本人が言うらしい。カルシウムが足りてない、と。
「それはカルシウムが不足しているからではなく、理由もなく攻撃されたからですわ!!」
「心に余裕がない証拠だな。教官なら笑顔のままいてくださるぞ」
テレビでしか見たことない教官の実力を肌で感じたくて闇討ちをかけたことがあったが、7割の力で後頭部を蹴飛ばしたのにあの時は笑顔だった。笑顔のまま私の右足を掴んで基地内を引き摺り回した挙句に壁に叩きつけたきた覚えが今もある。それ以来、教官には闇討ちをしないと心に決めたほどだ。
ちらりと弟殿の方を見ると同意するかのように小さく首を上下させていた。やはりか。やはりアレはあの時だけではなく、常用する手段だということだな。さすが教官だ。厳し過ぎて涙が出そうになる。
眼前のセシリア・オルコットが怒り狂ってレーザー・ライフルで狙撃してくるが、そんなチンケな攻撃など当たる道理などなく回避できてしまう。こちらに狙いを定めるまでが遅過ぎる。せっかくだからブルー・ティアーズなる特殊兵器の使用を提案してみれば、火に油を注いだようで14基のブルー・ティア―ズが私を取り囲む。
「小五月蠅いハエだな」
「エレガントで優秀なわたくしのブルー・ティアーズをハエなどと同列に扱うなんてぇ!! 認識を改めさせてあげますわ!! 後悔しても遅いことを教えて差し上げますわ!!」
軽く相手してやるか。それもハンデをくれてやろう。両腕を使わずに戦ってやる。装甲各所からワイヤー・ブレードを射出して、身体を回転させてワイヤー・ブレードを振り回す。周囲の邪魔臭いブルー・ティアーズを一掃し、後はセシリア・オルコットを突き回して倒す。この軟弱者め。
セシリア・オルコットを倒せば、次は自然と教官の弟殿に視線が向かってしまった。ビクッと身体を振るわせるのがなんと小動物染みていることか。
「せっかくだ。織斑一夏。戦ってみるか?」
おそらく首を縦に振ることはないだろうと予想すれば、見事的中して弟殿は首が取れそうなほどに横に振って拒否の姿勢を示していた。残念と思う気持ちもあるが、弟殿は平和主義な心を持っていると思えば落胆することもない。無駄に争いを持ち込まないでいられるのはそれだけで美徳であろう。
「やはりな。貴様は腰抜けだ。教官とは似てもいない」
腑抜けは戦場の中ではどうしようもないお荷物だ。だけど平和な世の中において腑抜けているくらいがちょうど良いかもしれない。個人的には腑抜けとしか言い表しようがないのだが。サーチアンドデストロイな教官とは全然違う。
「そうじゃなきゃきゃきゃきゃきゃきゃ!!」
獣の鳴き声。聞いた時は疑った。このIS学園には獣らしい獣など居ようがないはずだが。
パッと弟殿の方を見れば、弟殿は巨大なカノン砲をこちらに向けていた。目は焦点が定まっておらず、息遣いは平常時でないことが分かる荒れ具合だ。身体も小刻みに揺らしている。真っ当な状態でないことは誰が見ても判断できる。
「くるひぃいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」
喉を引きつらせて叫び声を上げる。
弟殿の手にしたカノン砲から肌を泡立たせるような嫌な気配を感じさせる。アレを撃たせては駄目だ。危険を感じる。
考えている時間などない。発射寸前の膨大なエネルギーが吐きだされる前に射線を変えさせなければならない。
瞬時加速で最接近し、カノン砲の砲口を真上に向けさせる。同時に携行火器とは思えない膨大なエネルギーが天へと昇って行き、アリーナを覆うシールド・バリアーを水に晒したテュッシュペーパーのように易々と突き破って成層圏へと消えていった。あんなの平気で撃たせてなるものか。
弟殿の手からビームカノンを奪い取る。臆病者に強力な武器は危険過ぎる。加減を知らないのだから。
「消えてよぉ!! ボクと千冬姉は姉弟なんだから!!」
両腕を振るって攻撃してきる弟殿。ビームカノンで殴りつけてやれば、ぐらりと身体をふらつかせる。
「正気に戻れ!!」
原因はなんだ。何が弟殿をここまでおかしくさせた。原因の発端は私にあることぐらいは分かるのだが、私の何に反応した。過剰反応を示したのだ。分からない。ボクと千冬姉は姉弟なんだから。この言葉が意味することはなんだ。弟殿は教官の弟であることは周知の事実であり、日本の戸籍制度で調べれば疑い様のない真実だ。そんなことに怯えることがあるか。
「落ち着いて深呼吸しろ。ゆっくりとだ」
弟殿の瞳には真面なモノは映っていないのは覗き込めば分かる。声も届いていない可能性が高い。
「千冬姉さん……どこにいるの?」
縋る声。弱々しくいつとも言わずに消えてしまいそうで、弟殿が酷く怯えていることが鼓膜を振るわせて伝わってくる。ただ守られることを許容している人間ではあり得ない恐怖を身に宿しているのではないか。教官がまるで世界に弟しかいないような話し方をするのと何か関係があるのではないか。
疑問は脳内で留め置き、まずは地に伏して動きを止めた弟殿を運ぶことにする。保健室の場所は先日把握したものだから、今度は迷わず迅速にたどり着くことができることだろう。
「斬り捨てるしかない!!」
手を伸ばしたところで、脇からの攻撃を受けて飛び退く。殺気が肌を叩きつけるのだから気がつかないでいることの方が難しい。応えてみせろと言わんばかりの自己主張を受けてしまえば、こちらも避けずにはいられまい。篠ノ之箒はあからさまな殺意で自らの攻撃を私に教えてくれる。だから簡単にいなすことができた。
「テメェー!! ブッ飛ばしてやるわよ!!」
背後から新しい敵意が突き刺さる。分かりやすい連中だ。身を翻すだけで回避できる。凰鈴音も隠すことを知らない敵意で己が攻撃手段を晒してくれる。単調な奴だ。
それからは2人の攻撃を受け流すだけの時間となる。両腕を使う必要もない。ワイヤー・ブレードだけで十分だった。
暫くすれば弟殿を抱きしめた教官が試合とも呼べない試合を中止させ、トーナメントまで私闘の禁止を宣言した。私としては変に絡まれなくて安心する。
それよりも、私には教官の弟殿の怯えの反応がやけに気になった。
「ボーデヴィッヒさん。ちょっといいでしょうか?」
織斑一夏。教官の弟殿のことを考えていると、控え目なのに明るさを前面に押し出した声がかかる。この1年1組の生徒の中で、私に声をかけてくる者など居ないと思っていただけに少しだけ思考が鈍った。弟殿ことについての考えは少々乱れてしまった。
声の主は相川清香だ。この教室の中ではムードメーカーの立場を担っている生徒だ。弟殿とも仲がよろしいようで、よく一緒に会話しているのを目にする。
その相川清香が何の用か。訝しんでしまうのは仕方がない。彼女がニコニコと人の良さそうな笑みを必死に張りつけているのを見れば警戒したくなる。
「要件はなんだ?」
警戒を乗せて問いかける、なんて内心を察知される質問はしない。冷静に冷淡に感情の一片も乗せない真っ白で料理の乗っていない皿を差し出すだけだ。
淡々とした声色での質問に対して、相川清香は笑顔の仮面を張りつけたまま胸の前で両の手のひらを打ち鳴らして「ペアを組んでくれませんか」と聞いてくる。
学年別トーナメントが学年別タッグトーナメントとなることを聞いた生徒たちが血眼になってペアを探していることは周囲を観察すれば苦労することもなく察することができる。期限内にペアを組むことができなかった者に対しては救済措置として、余りもの同士でランダムにペアを組ませることも聞いている。
しかし分からない。相川清香の性格とクラス内での立ち位置を考えればペアを組むには困らないだろう。それなのに、どうして私に声をかけてきたのか。
「いやいや。此度のタッグトーナメントの優勝者には織斑一夏くん、篠ノ之一夏くん、シャルル・デュノアくんの誰かと付き合う権利が与えられるという素敵な特典があるわけで、私はそれを何がなんでも手に入れたいと考えているんですよ」
ここまで聞けば、相川清香がペアを組もうと提案してくる理由が理解できた。ここまで聞いて理解できないのだとしたら相当なアホだ。
「だから私と組むというのだな」
「おふこーす。さっきの篠ノ之さんと凰さんの攻撃を軽く躱しているのを見てピーンときたのですわ。こりゃボーデヴィッヒさんと組めば優勝は確実じゃん、なんてね」
「私としては構わないが」
「やややーん。ボーデヴィッヒさんの寛大さには頭が下がるよ」
と言いつつ胸を張って見下してくる相川清香。こういうわざとらしい言動が受け入れられる要因なのかもしれない。さっぱりとしているから苛々せずに聞ける。
「これで私の勝利は確実だね。ふふふ、首を洗って待っていろ織斑くん。いいや、せっかくなので身体を洗って待っていただけると助かったり」
にへらと能天気に見えなくもない笑顔を見せてくるのだが、その笑顔に対して私はどうにも嘘臭く感じてしまっている。疑うことを当然としてしまうがためのモノであろうか。それとも感じた通りに嘘の笑顔なのか。
張りつけた笑顔。相川清香を前にした時に感じるのは本心を隠しているのではないかという疑惑だ。
「……辛くないのか?」
口にしてみた。そして自分でも首を傾げたくなった。何故辛い、と言おうと思ったのかが理解できなかった。
「全然辛くないけど?」
言っている意味が分からない。彼女はそう言いたげな顔を張りつけてこちらを見つめてきただけだった。
タッグトーナメント当日は特に何もなかった。ただ、朝に相川清香と挨拶を交わして、その流れで教官の弟殿とも挨拶を交わして、その結果に篠ノ之箒と凰鈴音に睨みつけられた。見事に嫌われたものだと思う。弟殿は多少ぎこちなくとも挨拶を返してくれるというのに。相川清香と一緒にいたからこそ挨拶を返してもらえたのかもしれない。
タッグトーナメントの対戦表は試合開始時間ギリギリになって公表される。理由は不明。サプライズ的な何かと考えられるが真意は闇の中だ。教師の中と言うべきだろう。対戦相手の抽選が何を基準に行われたのかは分からないのだが、まさか1回戦目の対戦相手が篠ノ之箒・凰鈴音だとは誰が想像できよう。目下非常に敵意を向けてくる相手と初っ端から当たるとなると、これはもう運命の悪戯と表現すべきか。向こうは闘志漲っているようで、「ぶっ殺す」や「拳で整形させてやる」といった物騒な物言いをしていた。
弱い犬ほど良く吼える。相川清香に感想を告げると、絶対に本人の前で言わないようにと釘を刺されてしまった。いくら私でもそれくらいの分別はつくというのに。むしろあっちを注意すべきではないだろうか。本人目の前にしてあの言葉遣いは問題だろう。気になって相川清香にもう一度告げてみれば、恐いから無理と一蹴されてしまった。意気地なしめ。
教官の弟殿への行動から敵対してくるようになった篠ノ之箒と凰鈴音と向きあう。試合開始の合図は既に鳴っているというのに互いに行動はない。長ったらしい前口上を延々と垂れ流している。戦場なら一発だぞ、と思ってしまったがきっと今日のために考えていたのだろうから耳は傾けておく。
「相川清香。頼みがある」
前口上がようやく終わったので、隣でぽかんとしているパートナーに声をかける。
「な、なにかな?」
「ここは私1人に任せてもらえるか」
「ええと……素人お断りの看板が見えるような気がするからお任せします」
そそくさと壁の花に徹し始める相川清香。
「それではかかってこい」
2人に笑いかけてやると、カチンときたようで猪のように突っ込んできた。
感触としては前回よりも腕を上げている。しかし、それだけでしかない。実力の向上には目を見張るものがあるのだが所詮私の敵ではない。6本のワイヤー・ブレードだけで十分に受け流せる。
「舐めんなぁ!!」
凰鈴音がブレード同士をくっつけた武器を振り回して攻撃してくる。自らの身体を軸としての攻撃は苛烈の一言だ。防ぎ切ることはできるのだがな。
「死ね!!」
直接的過ぎる言葉を吐きだして剣を振るう篠ノ之箒。こやつもずいぶんと鋭く重い攻撃を繰り出すようになったが、まだまだあしらうことのできる強さだ。
2人の首にワイヤーを巻きつけて地面に叩きつける。解放してやればまた猪突猛進に攻撃を仕掛けてくるので、ワイヤーで巻きつけて投げ飛ばす。それを何度も繰り返すだけ。相手が何か叫んでいるが気にならない。一夏がどうとか、絶対に許さないとか、守り通すとか、1人の人間を想っての言葉であることは分かるが気にならなかった。
「くそっ」
気にならないはずだった。しかし、目の前で何度も何度も立ち上がって向かってくる2人の姿を見せられ続ければ気にならないはずがない。苛立つほどに気になる。嫌でも意識させられる。
何故立ち上がる。何故戦い続ける。何故負けを認めない。彼我の実力差は絶望的なはずなのに。お前たちは私に指一本触れることもできずにいるのに。
段々、段々と苛立つ。腹の奥底から不愉快な気持ちが湧き上がってきた。
どうして諦めない。どうして刃向かい続ける。
苛立ちを抑えられないままに攻撃する。一刻も早く試合を終わらせなければ。それに、さきどから奇妙な囁きが頭の中に響くのだ。力が欲しいか、という意味のない囁きだ。気分が悪い。
だから攻守交替する。迎え撃つだけをやめて、こちらから攻めにかかる。ワイヤー・ブレードだけでなく両腕も駆使して2人を叩き伏せた。
周囲からは突然余裕がなくなったと思われたかもしれないが、その通りであるので構わずに勝利をもぎ取った。
「織斑一夏なら何か理由を知っていたりするか」
篠ノ之箒と凰鈴音の中には弟殿がいるのだ。何かしら知っているはずだろう。教官のお怒りに触れないように聞きださなければ。