なるべく月一を目指しますがもしかしたら年越すかも。物語を一から考えるって大変
某月某日。晴れ。
>今日は平日だ。学校に行かなくては
>しかしまだ朝食を取っていない。冷蔵庫に何かあっただろうか…
>………
>キッチンについた。
>……?
>昨日はなかったはずの鍋がコンロの上に置いてある。
>どうしようか…
→開ける
そっとしておく
>……ものすごい嫌な予感がする…
→それでも開ける
やっぱりそっとしておく
>持てる勇気を振り絞り、鍋のフタを開けてみた!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
無慈悲な 見た目だけが イタズラに 脳を シゲキする
Never More
鍋から あふれでた
カレー(の匂い)
「うっ゛…ぇ゛え゛え゛え゛えええっ!!」
すぐさま近くにあったシンクにリバースする俺。
…流しの近くでよかった。
「うぅ…寝起きで頭が回ってない状態でのこの不意打ちは酷すぎる…」
思わず脳が現実逃避したじゃねーか
☆ ★ ☆
「最近水琴の様子が変なんだが」
「…いきなりなんだ藪から棒に」
隣でサンドイッチを頬張ってた大地が怪訝な顔つきで見つめてくる。
ああいかん。説明をはしょりすぎたな。
そもそもこいつには
「ちなみに今は昼休みだ」
「…来る途中頭でも打ったのか?」
大地の目が、かわいそうな奴を見るような不審者を見るような、そんな微妙な眼差しに変わった。
他の奴ならサラッと流せるんだがなぜだろう。こいつにそんな風に見られると地味に傷つく
「とにかく最近、水琴の様子がおかしいんだ」
「いや話を進めるなよ。第一水琴ってだれーーー」
「ついこないだまでは顔を合わすたびにリバーブロウを入れてくるだけのごく普通な仲だったんだが」
「いやいやいやいや、なんだその関係!?どこが普通なんだ!?」
そんなに驚くようなことかな?
他の女連中見たらかわいいもんなんだが
「お前嫌われてんじゃないのか…?」
「そうだったらむしろ気が楽なんだけどな」悩まなくて済むし
「まあそんな感じでも俺は一向に構わなかったんだが、ある日第三者(紅音ちゃん)に『はた目から見てて気持ちのいいものじゃないですから関係修復してください』的なことを言われてな」
「そりゃ同じ女子高生が男の腹パンチしてる光景を見続けるのは誰だって嫌だろ」
「超めんどくさいが腹を割って話し合うことにしたんだ」「めんどくさいとか言うな」
〜〜回想〜〜
「おーぅぃ水琴ー」
「ふんっ!」「うごふっ!」
「おまっ…、いい加減出合い頭にボディかますのやめろよ…!」
「ふんだっ。……なに?なんか用?」
「用がなかったら話しかけちゃいけねえのか?」
「べつに…そういうわけじゃないけど…」
「……なあいい加減機嫌直せよ。流石にそろそろ身が持たん」
「べつにあたし怒ってなんかないけど」
(自分から言ったじゃん今。むちゃくちゃ怒ってんジャン)
「あーあ。せっかく帰国したってのに…もう最悪。また外国行っちゃおうかな」
「え、それは…」
「なによ」
「俺ってばこうやって裏表隔てなく話し合えるやついねえから…。それにお前と話してるとすごい楽しいし、落ち着くしで…正直、いなくなられるの……嫌だな…」
「なっ…なによいきなり…!そんなこと言って……」
「水琴だからこそ言えるんだよ。こんなの、他の奴には言えないから」
「…あたしに…だけ……」
〜〜回想終了〜〜
「それから毎日カレー攻めだ。もう我が家の鍋はすべてやられた」普通の鍋どころか土鍋やパスタ鍋も……これじゃ味噌汁もろくに作れねえ
ちなみにブツはどうしてるかというと、とある事情で俺は食えないからお隣さんとか近所で処分してもらってる。
しかしそれも最初のうちまでだ。配るたびに新しく作成されるので処理は追いつかないし、毎回毎回苦行を肩代わりしてもらうのは気が引けるので、ここ2・3日は家から結構離れた地域まで配りに行っている。
きっと近所のガキどもにカレーおじさんとか呼ばれる日が来るんだろうな。そう遠くない未来に
「なんでこうなっちまったんだろうか」
「…お前ってもしかしてすごい天然か鈍感なの?」
「あんな台詞で毎日飯作りにくるってなると迂闊に好きとか言えないんだけど」
「分かってんのかよ!なおさらたち悪いなオイ」
なに言ってんだこいつは?過去に一度告白までされてんだし、あれ程露骨なら好意の有無くらい分かるに決まってんだろ。木石じゃあるまいし
「問題はあいつが俺にカレーを作るたびに好感度が下がってくことに気づいてないことだな。……どーしたもんか…」呟きと共にため息が出る。
いっそ“パスタが好きだ”とでも言ってみようかな。でもそれのせいで今度はパスタ中毒になったらイヤだな
「本当にどうしたもんか…なぁなんかいい案ないか?」
「俺に聞くなよ。女と付き合ったこともないし、そんな状況に陥ったこともないんだから」
大地はムッとしたような顔をしている。どことなく面白くなさそうだ。
「クラスの奴にでも相談してみたらどうだ?」
「お前とんでもねーこと言いやがるな。んなことできるわけねーだろ」
我がクラスメイトたちは非リア
それどころか『この世のリア充を抹殺しようの会』の標的になりかねない。アイツらは自分の近くの人間の幸福を特に嫌うからな。
そのくせ全員が彼女を作ろうと躍起になってる。自ら異教徒になろうとするって不毛じゃない?
気持ちは分かるけど
キーンコーンカーンコーン
「ってやべっ、チャイム鳴った?」
「嘘だろオイ、もうそんな時間かよ!?」
俺の言葉で、慌てて右腕につけてる時計で時間を確認する大地。
会話してたのは数分そこらだと思ってたのに、意外と長い時間喋ってたみたいだな。
「俺まだ昼メシ食い終わってねえのに」
「俺だってそうだよ。こっちは次の時間社会だから多少遅れても大丈夫だけど、そっちは大丈夫か?」
「あー…ちょっとタイム」五限目なんだったっけ
思いだそうとした瞬間、いきなり腕輪が発光しだす。女に変わる合図だ。
突然にも程があるぞ!
「ちょっ…!わり、俺早退するわっ」点滅を繰り返す腕輪を右手ごと隠す。
「え、なんでだよ?」
急な挙動不審っぷりに、やや困惑気味なバスケットボーラー。当然の反応だな
「ちょっとヤニが切れて…」
「お前タバコ吸うの!?」
「あ、しまった…、このことはお兄さんとのヒミツだぞっ☆」
「キモい」
ひでえ
せっかく頑張って慣れないウインクと横ピースまでしたのに
俺もやってからキモいって思ったけど
なんてくだらないやり取りをしてるうちに点滅がどんどん早くなってくる。もうそろそろ限界だ!
「とにかく帰る、じゃな!」「あ、おい!」
咎めるような声を無視して、急いで屋上から走り去る。
なんか俺最近走ってばっかな気がする
最近サイト内で気になる小説見つけました。
ペルソナ4の再構成ものなんですが、とてつもなく面白くて思わず一気読みしてしまいました。
とくに主人公の性格がグッド。クールでありながら破天荒って狙いすぎでしょ。大好きだよ!
他にやらなきゃならないことが山積みなのに最新話が投稿されてないかと足しげく通う毎日です。救えねえ