とりま、1話上げます。
明日上げるかは秘密。
それではどうぞ
「ただいま!我が家!!」
リゾートも終わり、家族一緒に我が家に帰ってきた。
こっちは蒸し暑いが、それでも少し懐かしく感じてしまうのはなぜだろうか。
「お帰りなさいませ」
そしてリビングには大きなおっさんがソファーに座っていた。
俺はすぐさまおっさんの腕をとり、動きを止める。
しかし抵抗して暴れだす。
「父さんはこの不審者抑えるの手伝って!母さんは警察に電話、ほのかは倉庫から縄持ってきて」
「お待ちください!!不審者じゃないですから!警察は不味いです!縄とかいいので話をお聞きください!」
おっさんが暴れた所為でただでさえ蒸し暑いというのに更に熱くなった。
とりあえず、おっさんは縛り上げて正座させる。
「私、バティム・ド・エムナアランドロンと申します。我々がこちらに来て数ヶ月。私もそろそろどこかに腰をおちつけねば……と思っておりまして。しかし主君と同じ家に暮らすなど畏れ多いですから、男鹿殿のご友人の古市殿の家に上がらせて頂きました。という訳で住んでもよろしいでしょう「ダメ」」
アランドロンがいう前にほのかが言い放つ。
「男鹿さんの知り合いかもしれないけどこんな変なおっさんが家にいるなんてありえない」
まあ、当然だよな。
「俺はどうでもいいからほのかと親から頑張って許可貰えよ。もらえなかったら警察に不法侵入で突き出されるだけだし」
俺はそれだけを言い残して、家から出てきた。
家に住むかは割と大事なことだが、めんどくさかったので家族に任せた。
家族がOKしたなら俺はいいかな?って感じだし。
とりあえず男鹿の家行こう。
「む、古市ではないか」
呼び鈴を鳴らすとヒルダさんが出迎える。
「こんにちはです。本当に男鹿の家住んでるみたいですね。男鹿はどうしてます?」
「あの男なら中にいる」
家に入れてもらい、リビングに入ると外より暑い。
べる坊の顔が赤い。
王熱病だったか?
かなりキツそうだ。
「古市!!いいところに来たな。丁度お前を呼ぼうと思ってたとこだ。見ろ、べる坊が夏風邪でよ。なんとかならねーか?」
「なんとかってなんだよ。人ならともかく魔王の風邪の治し方なんて俺知らねーよ」
「人のやり方でいいから頼む!」
「あっ、たかちんじゃん。氷嚢はなかったんだけどさー簡易プール見っけちゃった。こいつに氷浮かべて冷やすべ」
間違った風邪の治し方をいう、男鹿の姉の美咲さんが話してくる。
「治らないと思いますけどね。しょーがない。俺が代わりに氷嚢買ってくるわ」
「おー頼んだぞ!古市」
ドラッグストアにでも売ってるだろ。
俺は男鹿の家を出て、ドラッグストアへ向かった。
それにしても……
本当に手の
その日はとりあえず氷嚢渡して、べる坊の汗をちゃんと拭くように伝えて帰った。