「ああああ、有り得んわこれえええ!!」
町外れの教会の中から少年の叫び声が聞こえる。
「ありえねぇ…!!ありえねぇよ…!!」
正直あり得ない。我慢できない、ベットの上で悶え苦しむ。もう限界で体から変な汁が飛び散っても可笑しくはない。
俺が神様と暮らし初めて一月の時がたった。
いやな?正直俺もこう神様に格好いい所見せて正直神様も俺にメロメロな筈なんだ。
なのに…全然…全く。
「一緒に暮らしていて神様に抱きつく事も出来ないとか生殺しにも程があるだろっ……」
全くと言っていいほど俺と接触がない。
手が触れるだけで顔を真っ赤にして放れちまう……。
つまり…俺の状態を一言であらわすなら。
「俺のソハヤ丸が臨界点突破してブリハーからのアティルト状態」
いやマジで性欲持て余して息子が流出しそう
「いや有り得んわこれ!俺だって一人前の男の子だぞ!?こんなにお預けずっと食らったら流石の俺の紳士スキルも限界だぞ!?」
最初に俺の格好いい所を見せたし?こういろいろと紳士足らんと一緒に暮らしていていたのよ?
だが暮らしはじめて一月たった今も、この体たらく。最早我慢の限界も近い。
俺の中の野生の獣が唸りをあげやがるっ!
いやそもそも俺の予想ではこんな感じにだな?
「ベル…あの時は僕の為にあんなに傷だらけになってまで戦ってくれてありがとう。」
「気にすんな。俺はお前を守りたいから守ったに過ぎないんだ…神様。」
「どんなときでも守ってやるさ。神様を守れるだけで俺は満足だ。」
「でっ…でも僕は君に何も出来てない…。」
「気にしなくていい。イイ女の為にゃら体の一つや二つ張らなくてどうする?」
「ぼっ…僕が……イイ女?」
「そうさあんたに惚れた。だから戦った、それだけでいいもんさ」
「ベル……愛してる」
「俺もだ…神様……」
そうして俺たちの体は徐々に近づいていって……。
「よっしゃおらあああああーー!!」
……………。
…やばい虚しくなってきた。
「…止めだ止め。」
そういう展開を想定して何回も脳内で練習したが出来なかったものは仕方ない。ここは頭を切り替えて次のステージに行こう。
「名付けて、街角でバッタリそのまま家でヌキヌキポン大作戦っ!」
ドンドンパフパフー。
「やっぱヌキヌキポンって我ながらいい表現だよな。」
語呂の良さにそこはかとなく可愛らしい響きだから下品さも薄れている。
しかもそれが何を指すのか一発で分かるというのも素晴らしい。
ってそんな事は良いとして、この作戦の内容はこうだ
「もう……僕の馬鹿…今日もベルから恥ずかしくなって逃げ出してしまった。」
こうやって町をあるきながら落ち込んでる神様にむかって俺がこう言うわけよ。
「どうしたんだよ神様?暗いかおして何かあったのか?」
「ベッ…ベル!?なんでこんな所に!?」
「笑ってくれ神様。俺は神様の笑ってる顔が好きだ。」
「ベッ…ベル……。」
「帰ろう神様?貴女に二人で話したいことがあるんだ。」
「うっ…うん。あのね?僕もベルに話したいことが…。」
そんでもって家に帰っての
「ベル……恥ずかしいよ。こんな時間から」
「神様…俺だけを見てくれ…大丈夫何も恥ずかしくなんてないから。」
ベッドの上で俺たちの体は重なりあって…
「よっしゃおらあああァッーーー!!」
完璧だ。間違いなくこれで行ける。いけるぞ!!これなら行ける!!。
俺のソハヤ丸もこれなら行けると言っている。
「つーわけで、行ってみようかああーー!」
必勝の予感を胸に俺は町に繰り出した。
「……なんてこった。この作戦における致命的なミスが発覚した。」
そう今神様が何処に言っているのかも知らないのである。
「…取り合えず、その辺ぶらぶらするか。」
まぁ探してたら見つかるだろ。
「やっぱり…無理があったか……。」
暫く町を歩くも神様らしき姿が全く見えない
「あー…青い紐にたゆんだあのお●ぱい…そして美しくも可愛らしいあのお顔。そして優しい性格に純情な立ち振舞い。…完璧だわ家の神様。他の男何ぞに手を出される考えられんて…やべぇ今ゾッとした。」
神様の良い所を言いながら町を歩く。
「あのー冒険者様ですか?」
すると何処かからか子供の声が聞こえてくる
「まぁ…そうだけど。」
すると声の主は目の前にいるらしくぱっと俺の視界に入ってきた。
「私、サポーターなんですけど?よければ一緒にダンジョンに」
「すまん。今日は行く気がないんだ、すまねえが他の人当たってくれ。」
「えっ…ちょっと」
「じゃあな。」
そう断りを入れて神様を探す作業にうつる。
神様ー!今貴女の眷属がそちらに向かいますからね!!
「あっかんわこれ全然見つかる気がしない。」
町をずっと歩いていたが全く見つかる気がしない。
「あほらし……帰るか。」
そう思い帰路に着く。夕日が彼の背を照らしており、その彼の姿はまるで何かに黄昏ている様に見える様だった。
「ただいまー…今帰ったぜ…神様。」
「お帰りー!!今日は何処に言ってたんだいベル君?」
出迎えて来る神様の姿を見て少し満足する。
「いやぁ…ちょっと町をぶらついてた。」
「そっか…今日の御飯はちょっと豪勢したんだよ!なんでだと思う?」
……何かあったか?
「…何でだ?」
「もう…僕らが一緒に暮らしはじめて一月がたったんだよ?」
いや知ってる。だから俺の息子が堪えられなくなってきてるんですけどね。
「だから…ほらっ早く此方に来なよ」
そう言うと神様は俺の手を引いて行く。
「(やっべ!どうしたんだ神様?あの碌に手も触れられなかった神様が…自ら俺の手を?これは…今日オッケーなんですよね!?)」
神様の顔を見ると顔を真っ赤にしている。
「(よっしゃおらああァッ!!じいさん、俺今日大人になりますっ!!)」
その夜ヘスティアが眠っているベットの近くに野獣が現れた。
「(行くぜ…神様。今貴女の元へ……父さん母ちゃん生んでくれてありがとう。…じいさん、俺は行くよ。)」
目標をセンターに入れてスイッチ…目標をセンターに入れてスイッチ。
角度、射程範囲全てにおいて問題なし。
「……参ります。」
野獣が言うが速いか服を脱ぎ捨てヘスティアの元へ飛翔する。
ヘスティアと野獣の距離が縮んで行く。そして体が重なりあおうとした瞬間。
「うっ……うーん。」
ヘスティアの拳がベルの大切な所に刺さる。
「がはっ………。」
寝返りをうちながらの裏拳に大ダメージを受けながら裏拳の威力でベットから遠ざかる。
そうして敗残兵はスゴスゴと服をきながら内股でその場を後にする。
これからこの少年は毎日の様に特攻する様になるのだが…それはまた別のお話。
「いっ…いつの日か……必ず……うぅっ。ヤバイ、これはキツイ。」
……まぁ頑張って貰いたいものだ。
これは酷い(土下座)