ここは幻想郷にある白玉楼。
無駄に大きなその屋敷で、一人の少女が料理をしている。
真っ白い髪に、緑色の洒落た服。
幼いように見え、しかし大人びた雰囲気を醸し出している。
それこそミツギストが何千人とできるような少女なのだが…
いっこうにできる様子がない。理由は…
一つ目は、刀を二本、背中に帯刀しているから。
二つ目は、この少女の半分が(幽霊)だから。
この二つの理由だけで充分すぎる理由なんですけど…
決定的な理由は、
白玉楼の専属庭師兼、
西行寺幽々子の世話役だということなんです…。
「幽々子様、朝ですよー」
「ご飯〜」
べしっ。
「あう…」
「いい加減にしてください…何回やるんですかこの流れ」
「365回くらい…?」
「適当に言いましたよね絶対」
「いいじゃん…ジョークだよ?」
「わかってますよ…ほら、早く起きてください。今日のご飯は白米、目玉焼き、たくあん、味付け海苔です」
「うっわー…普通だね〜…」
「え!?」
「なんていうか、華がないんだよね〜華が。妖夢は質素すぎるよ」
「それは、幽々子様の健康を思って…」
「でもこれは普通すぎるような…妖夢もしかしてボキャ貧?」
「…い」
「い?」
「い、いいじゃないですか!好きなんですよ!悪いかみょん!」
「本音でたよね妖夢…」
朝からこんなテンションの二人のお話第三話、はじまりはじまり♪
もぐもぐもぐもぐ
「幽々子様、どうですか?」
「やっぱり質素…」
「それはもう置いといてください」
「えーでも…」
「しゃもじどこにあったっけ…」
「ごめんなさい」
ぴんぽーん
「こんな所に誰が…?」
「また流れ者の幽霊じゃないの…?妖夢見てきてよ」
「わかりました。幽々子様はのんびり食べててください」
「うん、任せるね〜」
とことことことこ…
「あー…やっぱり質素…ソースどこだろ」
-玄関-
「はい、どなたですかー」
「…………」
「いないんですか?」
「…………」
「誰もいないのかな…」
そう言って妖夢がドアを開けようと扉に手を掛けた瞬間
ぶーーーーーーーーーーーーーっっっ!
くぐもった音がして、扉が激しく振動する。
「っ!?…何者!」
すぐに背中の刀を抜き、両手に構える妖夢。
「あ、びっくりさせちゃいました?すいませんすいません、あははは」
そう言って姿を現したのは、両手に消音器を付けた短機関銃-P90-を持った…
鈴仙・優曇華院・イナバでした。
((鈴仙…?確か、永遠亭に住みついた月兎だったような…そんな人がどうして))
そして…
「あう!?」
そして、見事に自分が撒き散らした薬莢を踏み、すっ転んだそうです。
どうも。一日開けての投稿です。
今回はギャグ少なめですが、新しいキャラの登場です。次も新キャラ出しますよ!
では次に出すキャラのヒントです。
ネタバレが嫌だ、という人は見ない方がいいです!
それでは問題です!
永遠亭の妖怪兎といえば、今回出た鈴仙と、誰でしょうか?
それでは、もし待っていてくれる人がいるならまた4話で会いましょう!