戦国剣帝   作:DJトッティー

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第2幕

…………第2幕…………

「奥州絶刀伊達幻太郎」

 

政宗『ゲン……ゲン…!おい!ゲンタ!』

 

幻太郎『!』

 

政宗の呼び掛けに目を冷ました幻太郎

 

幻太郎『アニキ!それに片倉さんも!なんで?』

 

幸村『貴殿は気絶しておったが故、海達がここに連れてきた』

 

幻太郎『真田幸村!』

 

政宗『全く……心配させんじゃねぇよ…』

 

幻太郎『…わりぃな…アニキ……』

 

幸村『そういえば、幻太郎殿!貴殿が気絶していた場所にこのような物が落ちていたと佐助が拾ってきたらしい』

 

幸村の手に握られていたのは

信長が落とした、あのめつけだった

 

幻太郎『…あぁ…すまねぇ』

 

幻太郎が幸村からその紐を受け取ろうとした時

誤って手を滑らせ

落としてしまう

 

するとめつけの先端が

蛇の頭のような形をとる

 

紐『よぉ!ワシの名は

幻刀・無幻!(げんとう・むげん)ワシの力を主に貸そう!さっそくなんじゃが……』

 

幻太郎『まてまてまて!展開が早すぎる!何?紐がいきなり蛇になって?いきなり喋って?いきなり名乗られて?意味わからねぇよ!』

 

幻太郎の突っ込みと突如として喋った紐に驚くばかりであった

 

無幻『何をいまさら驚く?』

 

幻太郎『驚くわ!何?お前妖怪か何かか?』

 

無幻『まぁ近いものではあるのぅ……』

 

幻太郎『意味わかんねぇよ!確かにお前に力を貸してくれって言ったけどな!』

 

無幻『しかし、お主がワシの力を引き出したのは事実じゃしのう……そうした場合、ワシと契約しなければならぬし……』

 

幻太郎は固くなに無幻を無視する

すると

 

部屋にある人物がやってきた

袴に着物を着た男

武田勝頼だ

 

勝頼『ん?おぉ!幸村!政宗公!どうした?』

 

幸村『勝頼様!実は……』

 

幸村は勝頼に紐のことを話す

すると勝頼は笑ながら

その紐の説明をし始める

 

勝頼『がっはっはっは!その紐はのう、ある伝説の妖怪が使っていたというものじゃ!神通力があるという伝説があると聞いたことがあったが……まさか本物がいようとはのう!』

 

無幻『おぉ!わしらのことを知っとったか!』

 

幻太郎『わしら?』

 

無幻『うむ!わしらはそれぞれに幻刀、水刀(すいとう)、地刀(ちとう)、風刀(ふうとう)、獣刀(じゅうとう)、雷刀(らいとう)、炎刀(えんとう)、樹刀(じゅとう)とある。ワシらを使えば日の本を泰平の世に出来る』

 

幻太郎『!!』

 

日の本の天下泰平

それは同時に日の本の天下統一を意味していた

 

無幻『しかしそれにはまず…織田を倒すしかないが……』

 

幻太郎の脳裏にあの言葉がよぎる

 

幻太郎『……俺は…織田を倒して……仲間を守れるのか?』

 

無幻『お主ならきっと出来る!』

 

幻太郎『なら…やってやろうじゃねぇか!』

 

すると突然

外からズドンと

轟音が鳴り響く

 

幸村『何事だ!』

 

幻太郎達が外に出ると

そこには

多数の鬼兵(きへい)と言う鬼がそのまま金棒と鎧兜を着けたようなカラクリ足軽が暴れていた

 

すると幻太郎は何かに気付く

 

鬼兵達の足元を見ると

そこには海が鬼兵に立ち向かっていた

 

しかしすぐに金棒で吹き飛ばされてしまう

 

幻太郎『真田!おい無幻!どうしたらお前の力を引き出せる!』

 

無幻『ワシをお主の刀に着けろ!』

 

幻太郎は紐の言う通り

自分の刀に付けると

突然刀が光り

全く別な姿になる

 

両刃で刀身にはドクロ

鍔(つば)は横長

柄にはあの紐が巻き付いていた

 

幻太郎『これは…』

 

無幻『これが本当の姿じゃ!』

 

幻太郎『すげぇ!なら行ってやるか!うぉぉぉおおお!』

 

海が鬼兵に両腕をつかまれ

そこに金棒が振り上げられる

 

海『申し訳ありませぬ…兄上…』

 

海は覚悟を決め

思わず目を瞑ってしまう

すると

そこに幻太郎が駆けつけ

高く飛び

鬼兵の腕を斬り落とし

海を抱きかかえる

 

幻太郎『大丈夫か?真田!』

 

海『なっ!離せ!』

 

幻太郎『今離したら死ぬぞ!』

 

幻太郎はそのまま幸村達の元に戻り

海を離したあと

再び鬼兵達に斬りかかる

 

幻太郎『うおらぁぁぁあああ!』

 

幻太郎は刀を振り下ろすが

空振りしてしまう

しかし真空波が

鬼兵を蹴散らしてしまう

 

幻太郎『……え?』

 

無幻『さすがじゃ!今のはワシの必殺奥義!幻皇一閃(げんおういっせん)じゃ!……しかしまだ2体残っておるぞ?』

 

幻太郎『……てか頭の角にある紐って……お前の仲間じゃねぇのか?』

 

2体の鬼兵の頭には

深い緑色の紐と

青い紐が角に結ばれていた

 

無幻『なんと!すまぬ!助けてやってはくれぬか!?』

 

幻太郎『当たり前ぇだ!大剣となれ!無幻!』

 

幻太郎は刀を大きくし、飛びながら回転をしながら鬼兵の首を斬る

 

幻太郎『幻皇風転斬!(げんおうふうてんざん)』

 

そのまま鬼兵は崩れ落ちる

 

そして幻太郎は角に結ばれていた紐をほどき

 

みんながいる場所にもどる

 

すると無幻と同じように

紐の先が蛇の頭のような形をとる

 

撫子『はじめまして、私の名前は水刀・撫子(なでしこ)と言います』

 

橙丸『俺の名前は樹刀・橙丸!(だいだいまる)よろしく!』

 

二つの紐はその場にいた

幸村、政宗、小十郎、勝頼、海をじろじろ見る

 

撫子『良かった…私のご主人はちゃんといたわ』

 

すると撫子は海の肩に乗る

 

そして橙丸は城の屋根を見上げて

何かを叫んでいた

 

橙丸『そこにいるんだろ?』

 

すると屋根の上から佐助が降りてきた

 

佐助『完全に気配消してたのに…なんでわかった?』

橙丸『まぁまぁ詳しい話しは後で』

 

そして橙丸も佐助の肩に乗る

 

幻太郎達鬼兵の襲撃に備えはこれ以上、城を空けられないと

自分達の城に帰っていった

 

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