戦国剣帝   作:DJトッティー

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第4幕

…………第4幕…………

「蒼天疾駆猿飛佐助」

 

一方躑躅ヶ崎館では

 

佐助が橙丸に話しかけていた

 

佐助『お前って……契約つうの?出来るのか?』

 

橙丸『出来るぜ、俺と契約するか?』

 

佐助『いや……あ、そういやこれから情報交換するんだった』

 

橙丸『忍のかい?』

 

佐助『お前も来るか?つか来い』

 

そして佐助は

躑躅ヶ崎館からどこかの森にやって来ていた

 

佐助『……』

 

すると突然後ろから

数枚の手裏剣が佐助に襲いかかる

 

佐助『おおっとぉ!手荒な歓迎だねぇ?かすがちゃん』

 

手裏剣が飛んできた方向を見るとそこには

胸元がへその辺りまで開いた作業着に

金髪のツインテール

上杉の忍

かすがが立っていた

 

かすが『ふん…貴様が本物かどうか試しただけだ』

 

才蔵『うちの佐助がそんな弱く見えるか?』

 

かすがと佐助の前に現れたのは

白いマフラーに

白い普通の忍者服

短髪に眼鏡の忍

真田の家臣の忍

霧隠才蔵(きりがくれさいぞう)

 

才蔵『俺達真田十勇士はそんなに弱くない……それに真田十勇士の筆頭は佐助だしな』

 

真田十勇士とは

真田幸村の十人の忍の事をさす

 

佐助『いやいや、俺様ただのしがない忍だよ』

 

するとそこに

もう一人忍がやって来る

 

白と黒の忍者服に

口と鼻以外の部分を隠す程の仮面

北条の忍

風魔小太郎であった

 

小太郎『なら……俺達四人を相手に圧勝したのはどこのどいつだ?』

 

佐助『いやぁ~あの時は偶然だよ偶然』

 

半蔵『偶然であんな素早く罠を仕掛ける忍がいるか?』

 

そこに突然現れたのは

首にマフラー

肩から袖の無い黒い忍者服

徳川の忍

服部半蔵である

 

半蔵『俺達甲伊忍連合(こういしのびれんごう)の幹部全員を集めて何を話し合おうってんだ?』

 

佐助『織田の情報と……北条、上杉、徳川、真田、武田の情報交換だ』

 

半蔵『……なるほど…お前が考えそうな事だ…』

 

佐助『幸村の旦那と勝頼の大将は織田包囲網に参加する』

 

かすが『上杉も同じだ』

 

小太郎『北条もだ…』

 

半蔵『徳川は……そんな動きは無い…』

 

佐助『やっぱりな……』

 

織田は昔

徳川の嫡男

竹千代(後の家康)を一度だけ人質としたが

すぐに今川義元の人質となり

そこを織田信長に助けられた経験がある

すなわち徳川が織田包囲網に加担すれば

織田の恩を仇で返すようなものである

 

半蔵『……んで…お前は他に情報あるんだろ?』

 

佐助『さすが半蔵!俺達の筆頭!』

 

佐助は懐にしまってあった組紐を取り出す

 

佐助『こいつぁ橙丸つってなんか探して欲しい物があるんだと。んでこいつと契約すると力をかしてくれるらしい』

 

しかし甲伊忍連合幹部の属性は

風魔は風遁(ふうとん)

かすがは不明

才蔵は霧遁(きりとん)

半蔵は火遁(かとん)を使う忍

木遁(もくとん)は佐助しかいない

橙丸は樹刀

と言う事は橙丸は佐助以外

契約できないのである

 

光秀『なるほど……そういう事でしたか…』

 

五人『!?』

 

五人が振り向くとそこには明智光秀が木の影から現れる

 

光秀『私の主である信長様はある実験でカラクリ鬼兵にあのめつけを取り付けました…しかし何者かに奪われてしまいました…そして信長様自身、その組紐を落としてしまいましてねぇ……返していただきたい』

 

半蔵『誰が返すか!五行の陣!』

 

半蔵の合図をきくやいなや佐助、かすが、小太郎、才蔵は素早く明智を囲む

 

光秀『おやおや…交渉決裂ですか…では倒されて下さい』

 

光秀はすぐに構える

 

才蔵『隙あり!』

 

才蔵のクナイが光秀に襲いかかるが外してしまう

 

才蔵『!?』

 

光秀『おや?外しましたよ?』

 

すぐにかすががフォローに入るがこれも外してしまう

 

かすが『なっ!?』

 

かすがが驚いてる隙に光秀がかすがの目の前に現れる

 

光秀『隙だらけですよ?』

 

光秀の斬撃がかすがに直撃する

 

三人『!!』

 

佐助『かすがちゃん!』

 

それを合図に

光秀は他の三人を襲う

 

佐助『才蔵!半蔵!小太郎!』

 

光秀『あなた達本当に忍者ですか?』

 

佐助はその光景に怒りを覚える

 

佐助『残念だ……俺はたった今、旦那の事を嫌いになった!橙丸!契約だ!』

 

橙丸『心得た!』

 

佐助は自分の手裏剣に橙丸を巻き付けると

手裏剣が刀に変化し

刀身の面積が大きな忍者刀となる

そしてその刀身には虎の顔が掘られていた

 

佐助『蒼天疾駆!猿飛佐助!見参!』

 

光秀『…おや……契約してしまいましたね……』

 

佐助『一気に行くぜ!』

 

佐助は橙丸を地面に突き刺す

 

佐助『木遁!血脈桜!』

 

しかし光秀はそれすらものともせずに軽快にかわす

 

光秀『効きませんねぇ!』

 

そして光秀は二本の鎌を振り回す

 

佐助はその斬撃をかわしながら

橙丸を順手から逆手に持ち変え

光秀の鎌を流す

 

光秀『おやおや…流すだけでは勝てませんよ?』

 

佐助『忍者なめんでもらおうか!』

 

光秀『私も少し本気を出しましょう』

 

すると目の前にいた光秀が消える

 

佐助はすぐに

かすがと才蔵のクナイが外れた理由を理解し

そして自分の腕で首を守り橙丸を後ろに突き付ける

 

佐助の後ろには構えた光秀がすぐ近くに立っていた

 

佐助『高速で移動して幻覚を見せる……さすがだな!』

 

光秀『よく見破りました…ですが』

 

光秀は佐助の脇腹を蹴り

間合いをとる

 

佐助『ぐあっ!』

 

光秀『では……!』

 

光秀はそのまま

佐助に連続打撃を食らわせる

 

佐助『ぐぁぁぁあああ!』

 

佐助はその場に倒れ込む

 

光秀『さぁ……とどめをさしましょう……』

 

光秀が佐助の心臓に鎌の切っ先を振りおろそうとしたその瞬間

 

???『玖急如律令!』

 

突如上から3つの大きな首が

空から降ってきて

雷や風、炎を吐き出す

 

光秀『ッ……ここは一旦退きましょう』

 

光秀はそのままどこかへ消えてしまう

 

佐助もそのまま気絶してしまう

 

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